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小さな花の物語  作者: 燈華


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おしゃべりの花2

彼とのおしゃべりは楽しい。

いつもいつまでだってしゃべっていられる。

くだらない話だって真面目な話だって彼とならできた。


こんなふうにずっと彼とおしゃべりしていたい。

いつだってそう思っているくらい彼の隣は心地よかった。


だからこそ、欲が出た。

この関係を一歩進めたい。

だけど、変わるのも怖い。


気持ちを伝えることで逆に避けられることになるかもしれない。

こんなふうにおしゃべりできなくなったら……?

胸が潰されるような気持ちになった。


「あの花って何か賑やかだよね」


今は二人でカフェで食事をしている。

窓際の席で、外にある花壇に咲いている赤やピンクの花を指して彼は言った。

あの花は知っている。

ニューギニアインパチェンスだ。


「確かにたくさん花が咲いていて、見ているとおしゃべりが聞こえてきそう」


彼がぱっと笑顔になる。


「だよね。やっぱりそう見えるよね」

「うん」


その笑顔を見ながらやっぱり好きだなって思う。


「どうしたの?」

「やっぱり好きだなって」


ぽろりと言ってしまう。


「うん。俺も好きだよ」

「え?」


さらりと言われて思わず目を丸くして彼を見返した。


「俺も君が好き。これからもよろしくね」

「う、うん」


顔を赤くして私は頷いた。

読んでいただき、ありがとうございました。

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