永遠に変わらずの花
永遠に変わらずにいられるものなど何もない。
太陽だって昔は反対から昇っていたというし。
北極星だってかわっていく。
だから私は永遠なんて信じない。
どんなに熱々のカップルだって破局するじゃない。
永遠の愛を誓った夫婦だって愛が憎しみに変わることもある。
どんなに長く生きている樹でもいつかは枯れる。
永遠という花言葉を持つ花だって永遠に咲いているわけではない。
ドライフラワーのような姿のスターチスだって枯れていくのだろう。
花瓶に挿してあるスターチスの花を見て思う。
これは彼が気紛れにくれたもの。
花なんて興味がないのにどういう心境の変化なのだろう?
まさか、浮気……?
浮気をした男は彼女に急にプレゼントをする、と言うし。
でもそれならもっと違う花を贈ってくると思う。
薔薇とかチューリップとかいかにもそれっぽいものを。
このスターチスという花はそういう意味では地味だ。
でもだからこそ気紛れで贈る花でもないと思う。
うーんと首を傾げる。
スターチスの花をくれる時に「お前への気持ちは永遠に変わらないから」と言っていた。
だからそんなことを考えてしまったのだ。
永遠なんて本当に信じていない。
だけど、この恋だけは永遠であってほしい。
読んでいただき、ありがとうございました。




