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小さな花の物語  作者: 燈華


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初恋の思い出の花

初恋の思い出というのは誰にとっても素敵なものだろう。

わたしにとってもそうだった。

ベタなことにわたしの初恋は幼稚園の頃、近所に住んでいた男の子だった。


よく一緒に遊んだ。

喧嘩もしたけどすぐに仲直りもした。


犬に怯えたわたしを背中に庇ってくれたこともある。

その頼もしい背中に幼いながらもドキドキした。

「大丈夫だから」と言ってくれた笑顔が十五年経った今でも忘れられない。


たぶん、あの時に初めて恋心を自覚した。

だけど恥ずかしくて「好き」とは伝えることはできなかった。

だから彼はわたしのことはただの仲のいい友人だと思っていたはずだ。


一番近くにいた。

彼の家にもよく遊びに行っていたし、彼がわたしの家に遊びに来ることもあった。


彼の家のライラックの花が思い出の中で色鮮やかに咲き誇っている。

それくらい彼の家にはよく遊びに行っていた。


だからだろう、今でもわたしはライラックの花が好きだ。

父の仕事の関係で引っ越すことも多く、ライラックを育てることはできなかったけれど。

スマホの待ち受けにはライラックの花の写真を使っている。


わたしが親の仕事の都合で小学校二年生で引っ越すまで幼馴染みとしての交流は続いた。

ただ引っ越してからはそれっきりになっていた。

成長して異性の幼馴染みとしてぎくしゃくする前に疎遠になったからこそ初恋は色褪せないまま輝いて見えるのかもしれない。


なんてことを考えてみたりする。

少しだけ浮かれているのかもしれない。




今日、久しぶりに初恋の彼に再会する。



読んでいただき、ありがとうございました。

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