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心優しき少年の絶対断罪録 〜至高の料理番は悪を許さない。師直伝の太刀と絶品ご飯で、ツンデレ義妹と腐敗した国を浄化する無双旅〜  作者: 紫苑 紡


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第7話:ふたつの追憶、旅立ちの誓い

ご覧いただき誠にありがとうございます!

第7話は、第1章『宿命の旅立ちと絆の芽生え』を締めくくる感動のクライマックス回です。

「お義兄様はどこにいらっしゃるの!?」と詰め寄るフィオナに対し、シオンは言葉の代わりに、世界に4つしかない【白銀のペンダント】を差し出します。

兄の死の慟哭を共有するふたつの魂。冷え切った王都の屋敷で分かち合う思い出の家庭料理。

そして、少年少女が交わすふたつの誓い――二人の無双と世直しの旅が、ここから堂々と始まります。どうぞ最後までお楽しみください!

 深い樹海を揺らす風が、湿った土と木々の葉をざわめかせていた。

「答えなさいよ……ッ! お義兄様は……ルシアンお義兄様は、今どこにいらっしゃるのよッ!?」

 シオンの胸ぐらを掴むフィオナの白い指先は、小刻みに、けれど痛いほど強く震えていた。

 泥に汚れた純白の魔導ローブ、乱れた金糸の髪、そして琥珀色の瞳から零れ落ちる大粒の雫。

 その瞳の奥には、「無事だと言ってほしい」「迎えに来てくれると言ってほしい」という、祈るような狂おしい願いが渦巻いていた。

 シオンは、胸ぐらを掴まれたまま、抵抗ひとつしなかった。

 ただ静かに、フィオナの琥珀色の瞳を見つめ返す。

 凛とした眉元、強い意志を秘めた瞳の光――かつてフローリアの縁側で、ルシアンが懐かしそうに語ってくれた『王都で留守を守る自慢の妹』の面影そのものだった。

「……フィオナ、さんですね」

 シオンの穏やかで、痛ましさに満ちた声が森の静寂に落ちた。

「え……? あなた、どうして私の名前を……?」

 驚きに瞳を揺らすフィオナの手から、わずかに力が抜けた。

 シオンは何も言わず、自らの右手を麻のシャツの内側へと滑り込ませた。

 首筋にかけられた革紐を手繰り寄せ、服の奥からゆっくりと引き出されたのは――鈍い白銀の光を放つ、一振りのメダリオンだった。

 カチリ、と硬質な音が微かに響く。

 シオンは首からその革紐を外し、そっと、フィオナの震える掌の上へと載せた。

「……っ!?」

 手のひらに落ちてきた金属の冷たさと重みを感じた瞬間、フィオナの息が完全に止まった。

 刻まれているのは、剣と大樹をあしらった誇り高きシルヴァンス家の家紋。

 世界にたった四つしか存在しない、家族の魂を繋ぐ証。

 最前線で戦う父ラインハルト、母ミレイア、自分、そして――十四年前に実家を出て、フローリアへと旅立った義兄ルシアンだけに配られた、世界で唯一無二の【白銀のペンダント】だった。

「これ……お義兄様の……。どうして、あなたが……これを持っているの……?」

 フィオナの声が、掠れて消え入りそうに震えていた。

 ペンダントの表面には、激闘の痕跡を示す微細な刃傷と、拭いきれなかった微かな血の痕跡が残されていた。

 血の繋がりはなくとも、家族の誰よりも強い加護魔力が込められたそのメダリオンは、触れたフィオナの手のひらを通じて、すでに主の命の灯火が消え去ったという冷酷な事実を、無慈悲に伝えていた。

「……花咲く街フローリアの中央広場で、ルシアン師匠は、街の人々を守るために戦いました」

 シオンは目を逸らさず、静かに、けれど一言一言を噛みしめるように語り始めた。

「空から襲来した魔族軍の大幹部……狂斧将ヴァルガンから、逃げ遅れた広場の子どもたちや町の人々を庇って……最後まで一歩も退かずに、自らの太刀で敵を撃退しました。師匠の放った至高の一閃が、魔族の胸を両断して退けたんです」

「撃退……したなら……! だったら、どうしてお義兄様がここにいないのよ……!?」

「……太刀が砕け、古傷を庇いながら命の全霊を使い果たして……広場の石畳の上で、息を引き取りました」

 その瞬間、世界からすべての音が消え去ったかのようだった。

「……うそ……」

 フィオナの唇が、小さく震えた。

「嘘よ……嘘に決まってるわ……! だって、お義兄様は王国騎士団長だったのよ!? 誰よりも強くて、優しくて、どんな魔物だって笑って切り伏せる英雄だったのよ!? そんな人が……あんな山奥の街で、死ぬはずなんて……ッ!」

「師匠の最期の言葉です」

 シオンは一歩歩み寄り、フィオナの目を真っ直ぐに見つめた。

「『王都のシルヴァンスの家へ行け』と……そして、『妹にこれを渡してくれ。最後まで、お前の誇れる兄であれたと伝えてほしい』と。……僕の手のひらにこのペンダントを託して、師匠は安らかに笑って逝きました」

「あ……あ、あ……」

 フィオナの喉から、千切れたような声が漏れた。

『最後まで、お前の誇れる兄であれた』――。

 それは、幼い頃から妹の自分に「立派な兄の背中を見せる」と約束してくれていた、ルシアンその人の言葉だった。

 ペンダントを握りしめたフィオナの膝から、完全に力が抜けた。

「お義兄様ぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!」

 ドサリと、湿った土と苔の上に両膝を突いた少女は、ペンダントを両手で胸に抱きしめ、天を仰いで慟哭した。

 王立魔導学院の優等生としてのプライドも、勇者の娘としての気丈さも、すべてが崩壊していた。

 ただ一人の、大好きな兄を理不尽に奪われた十四歳の少女として、フィオナは声を限りに泣き叫び続けた。

 シオンは、安易な慰めの言葉をかけなかった。

「元気を出して」とも「泣かないで」とも言わなかった。

 ただ静かに、フィオナの隣に寄り添って立ち、深い森の冷たい風を遮るように背中を向けた。

 シオンの薄紫の瞳からも、音もなく一筋の涙が頬を伝って零れ落ちていた。

 自分を十四年間我が子として育ててくれた父の死。

 誰よりも敬愛していた自慢の兄の死。

 二人は今、同じ痛みを、同じ慟哭を、言葉を交わすことなく魂の底で共有していた。

 木々の間から差し込む木漏れ日が、泣き崩れる少女と、静かに立ち尽くす少年の影を、長く、長く伸ばしていた。

 ◇

 夕闇が完全に世界を包み込み、満天の星が夜空に散らばる頃。

 樹海を抜けた二人は、王都の貴族街の一角に佇む、白亜の壮麗な屋敷――シルヴァンス邸へと辿り着いていた。

 門をくぐり、玄関の重い樫の扉を開ける。

 屋敷の中は、信じられないほど静まり返っていた。

「……父様も母様も、もう半年以上、大陸最前線から戻っていらっしゃらないの」

 涙を拭い、すっかり赤く腫らした瞳のフィオナが、乾いた声で呟いた。

「屋敷の使用人たちも、戦時徴用や買い出しで最低限しか残っていないわ。……広くて、寒くて……ずっと、ひとりだった」

 暖炉に火の入っていない居間は、秋の夜気配で底冷えしていた。

 フィオナは疲労困憊のままソファに座り込み、抱きしめたペンダントを見つめたまま、再び小さく震え始めていた。心も体も、極度の疲弊と飢え、そして絶望的な喪失感で凍てついていた。

「フィオナさん、台所をお借りしてもいいですか?」

 シオンが穏やかな声で尋ねた。

「……え? 台所……? 勝手にしていいけれど……食材なんて、保存用の乾燥野菜や燻製肉くらいしか……」

「大丈夫です。少しだけ、待っていてくださいね」

 シオンは荷袋を下ろすと、屋敷の奥にある広い台所へと向かった。

 換気窓を開け、石造りの調理台に立つ。

 パントリーを改めると、フィオナの言う通り、日持ちのする乾燥芋、日陰で熟成された玉ねぎ、保存用の塩漬け豚肉、そしていくつかの干しハーブが並んでいた。

 シオンは左眼をそっと閉じた。

 意識を集中させ、開眼する――『神授の聖眼(ディヴァイン・アイ)』。

 白銀と黄金の光彩が、薄暗い台所を照らし出す。

 聖眼の視界が、食材の繊維、塩分の浸透度、そして乾燥によって閉じ込められた旨味の核を瞬時に看破した。

 塩漬け豚肉の余分な塩気の位置を見極め、ナイフで均一な厚みに切り分ける。玉ねぎは繊維を断ち切るようにスライスし、大地の芋は皮を厚めに剥いて一口大の乱切りにした。

 竈に薪をくべ、鉄鍋を熱する。

 塩漬け豚肉を鍋肌でじっくりと炒めると、パチパチと心地よい音とともに、香ばしいラードの脂が溶け出した。そこへ玉ねぎを投入し、飴色になるまでじっくりと甘みを引き出す。

 透き通る水を注ぎ入れ、乾燥芋とハーブの束を投入した。

 コトコト、コトコト……。

 静かな屋敷の中に、温かな煮込みの音が響き渡る。

 シオンが作っているのは、かつてフローリアの自宅で、ルシアンが嬉しそうに語ってくれた料理だった。

『王都の実家に帰るとね、母上やフィオナのために、私が台所に立って野菜と豚肉のスープを作るんだよ。シオンに教えたあのハーブ塩を使うと、フィオナが目を輝かせておかわりをねだってね……』

 師匠が妹のために作っていた、あの味。

 シオンは腰の小袋から、フローリアから持参した特製のハーブ塩を取り出し、指先で鍋の中へとさらさらと振り入れた。

 最後に、硬くなった白パンを薄く切り、竈の残り火でカリッと黄金色にトーストする。

「……よし」

 湯気を立ち上らせる深皿と香ばしいパンを盆に載せ、シオンは居間へと戻った。

「お待たせしました、フィオナさん。温かいスープです。少しでも、お腹に入れてください」

 テーブルの上に置かれた木皿から、ふわりと柔らかな湯気が立ち上った。

 黄金色に澄んだスープの中で、大地の芋と玉ねぎ、豚肉が優しく煮崩れ、野生のハーブの爽やかな香気が居間いっぱいに広がっていく。

「……スープ?」

 フィオナは力なく顔を上げた。

 食欲など、あるはずがなかった。胸は悲しみで張り裂けそうで、喉を通るものなど何一つないはずだった。

 けれど――その鼻腔をくすぐった香りに、フィオナの身体がピクリと反応した。

(この、香り……? 豚肉の脂の香ばしさと……この、独特のハーブの匂いは……)

 吸い寄せられるように、フィオナは木のスプーンを手に取った。

 震える手でスープを掬い、おそるおそる唇をつける。

 ――じわり。

 熱い液体が、舌の上を滑り落ちた。

 濃厚な豚肉の滋味、じっくり炒められた玉ねぎの深い甘み、ホクホクとした芋の素朴な温もり。そして何より、全体を優しくまとめ上げる、爽やかで奥深いハーブ塩の風味。

「……っ!?」

 フィオナのスプーンが、カタリと皿の縁に当たった。

 目を見開き、息を呑む。

 次から次へと、温かな記憶が奔流となって脳裏を満たしていった。

 数年前、年に数回の帰省で王都へ戻ってきたルシアン。

 不器用にエプロンを締め、学院の勉強に疲れた自分を笑顔で迎えてくれた兄。

『さあフィオナ、お前の大好物のスープだよ。たくさん食べて、元気をお出し』

 そう言って頭を撫でてくれた、あの温かい掌の感触。

 あの時、家族みんなで食卓を囲んで食べた、世界で一番美味しかったスープの味――。

「お義兄様の……味だわ……」

 ポタリ、と。

 フィオナの目から、大粒の涙がスープの波紋へと零れ落ちた。

「お義兄様が……帰省するたびに、作ってくれたスープと……まったく同じ味……! どうして……どうしてあなたが、この味を……!?」

「師匠に、十四年間教わってきたんです」

 シオンは向かいの席に静かに腰を下ろし、柔らかく微笑んだ。

「僕は十四年前、魔物に滅ぼされた村で師匠に拾われた孤児でした。師匠は僕に名前をくれて、我が子のように育ててくれて……剣の握り方も、料理の作り方も、すべてを教えてくれたんです。『王都の妹は、このハーブの香りが大好きなんだ』って、いつも自慢そうに笑っていました」

「お義兄様が……私のことを……」

「はい。師匠はいつだって、最前線にいるご両親と、王都にいるフィオナさんのことを誇りに思っていました。……だからフィオナさん、食べてください。生きている私たちが温かいご飯を食べて、前を向くことが……師匠が何より望んでいたことです」

『私が教える太刀筋は、大切な誰かと明日笑って朝食を食べるための剣だ』。

 師の教えが、二人の間に確かな温もりとなって満ちていた。

「う……っ、ぐすっ……ふ、ふぅ……っ」

 フィオナはしゃくり上げながら、夢中でスプーンを動かした。

 トーストされたパンをスープに浸し、口いっぱいに頬張る。

 噛みしめるたびに、溢れ出す涙が止まらなかった。けれど、その涙は先ほどまでの絶望の涙ではなかった。

 温かなスープが、凍りついていた胃袋を、冷え切っていた四肢を、そして何より孤独に打ちひしがれていた心を、芯の芯から優しく解きほぐしていく。

「美味しい……っ、すごく……すごく、温かいわ……シオン……ッ!」

「はい。おかわりは鍋にたっぷりありますから、たくさん食べてくださいね」

 シオンは目を細め、静かに頷いた。

 空っぽだった皿に二杯目を注ぎ、フィオナが最後の一滴まで飲み干した時、少女の頬には、かつての血色と生気が確かに戻っていた。

 ◇

 夜が更け、食卓の上に一本の蝋燭が静かに灯っていた。

 テーブルの中央には、あの【白銀のペンダント】が置かれている。

 フィオナはペンダントをそっと指先で撫でた後、真剣な眼差しで顔を上げ、シオンを見つめた。

「シオン。……私、決めたわ」

「フィオナさん?」

「私は、学院へは戻らない。この屋敷でただ両親の帰りを待つこともしないわ」

 フィオナの琥珀色の瞳には、もう迷いはなかった。

 勇者ラインハルトの血を引く少女の、凛とした強い意志が宿っていた。

「私はお義兄様の手紙が届いた時、東の空に巨大な瘴気を感じたわ。お義兄様を討った魔族……狂斧将ヴァルガン。奴は最前線にいる私の両親を精神的に揺さぶるために、お義兄様を狙ったのよ。……そんな理不尽を、私は絶対に許せない!」

 フィオナはテーブルの上に両手を置き、身を乗り出した。

「お義兄様の最期の勇姿と訃報を、そしてこのペンダントを、大陸最前線で命を懸けて戦っている父様と母様に届けなくちゃいけない。……そして、お義兄様の仇を討ち、世界を脅かす魔族も、誰かの日常を踏みにじる悪も、すべてこの手で打ち砕くのよ!」

 その言葉を聞いた瞬間、シオンの胸の奥底で、同じ炎が激しく共鳴した。

「……僕も、同じ思いです」

 シオンは立ち上がり、腰に帯びた白銀の神授太刀――『聖天神刀・神威』の柄にそっと手を添えた。

 左眼に宿る『神授の聖眼』が、静かに、神聖な光を瞬かせる。

「師匠は僕に、『誰よりも優しく、強く生きろ』と言ってくれました。他人の幸せを理不尽に奪い、命を踏みにじるいかなる悪も……僕は絶対に許しません。これ以上、フィオナさんのように悲しむ人を増やさないために、僕は太刀を振るいます」

「シオン……」

「最前線のご両親のもとへ、僕も一緒に行きます。僕が前衛で太刀を振るい、道を切り拓きます。……フィオナさんの背中は、僕が命に代えても守りますから」

 少年の曇りなき瞳と、力強い言葉。

 フィオナはわずかに目を見張り、それから、ふっと誇らしげに口元を綻ばせた。

「生意気ね。私だって、王立魔導学院きっての天才魔導士なのよ? あなたに守られるだけじゃないわ。……シオンが前に出るなら、私が後ろから最高の魔法で敵を消し炭にしてあげる」

「あはは、それは心強いです」

 二人は顔を見合わせ、初めて、自然な笑顔を交わし合った。

 共通の兄を失った哀しみを背負い、共通の祈りと覚悟を胸に宿したふたつの魂。

 互いの背中を預け合える、世界でたった一つの【運命のバディ】が、ここに結成された瞬間だった。

「誓いましょう、シオン」

 フィオナが右手を差し出す。

「はい、フィオナさん」

 シオンがその手を、力強く握り返した。

 ――ふたつの誓い。

 ひとつ、最前線の両親へ、ルシアンの訃報と白銀のペンダントを届けること。

 ふたつ、師の仇である狂斧将ヴァルガンを討ち、世界にはびこる全ての悪を断罪すること。

 ◇

 翌朝。

 夜明けの光が、王都の巨大な石造りの城門を黄金色に染め上げていた。

 旅装を整えた二人が、城門のアーチをくぐり抜ける。

 黒髪を風になびかせ、腰に神授太刀を帯びた少年シオン。

 黄金の髪をなびかせ、魔導杖を手に凛と歩む少女フィオナ。

 シオンの胸元には、フィオナの手によって再び掛けられた【白銀のペンダント】が、朝陽を浴びて清らかに輝いていた。

「行くわよ、シオン!」

「はい、フィオナさん!」

 果てしなく広がる大地へ向けて、二人は力強く歩み出した。

 心優しき料理番と、誇り高き天才魔導士。

 世界を揺るがす神罰と浄化の旅路――その記念すべき第一歩が、今、ここから踏み出されたのだった。

第7話をお読みいただき、本当にありがとうございました!

これにて、第1章『宿命の旅立ちと絆の芽生え』は堂々の完結となります!

言葉の代わりに差し出された【白銀のペンダント】、兄を失ったフィオナの慟哭、そして冷え切った屋敷で心を解かした師匠直伝のポトフ風スープ。

二人の孤独な心が深く結びつき、「最前線の両親へペンダントを届けること」「仇を討ち、世界の悪を断罪すること」を誓い合いました。

14歳の少年少女による唯一無二のバディの誕生です!

次回より、いよいよ新章突入!

第2章『街道の宿場町と、黄金の直火焼き』が始まります!

旅に出た二人の賑やかな野営生活、シオンが披露する【熾天使ミカエル】の聖炎チート料理(極上ステーキ直火焼き)、そして宿場町で民を苦しめる悪徳商人へのスカッと痛快な断罪劇をお届けします!

第2章もどうぞよろしくお願いいたします!

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