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目が覚めたら

久しぶりに書きました。キャラが上手くつかみきれてないので近々書き直すかもしれません。それでもOKな方以外は戻ることをお勧めします。

目が覚めると知らない天井でした。えっと何があったのでしたっけ?イベントを見守りつつパーティーを楽しんでいたはずなのですが。とにかくここはどこで今は何時でしょうか。ゆっくりと体を起こすとふっと視界の隅に影がよぎります。


「ひっ!」


思わず悲鳴を上げてしまったのは仕方がないことでしょう。決してお化けが苦手とかそう言うものではありません。しかしよく見ると、レオナール様ではありませんか。椅子に座って寝てはいらっしゃいますが本人で間違いないでしょう。このように間近でお顔を拝見したことはありませんでしたがまつげ長いですねー顔が小さいですねー。


レオナール様を起こさぬよう周りを観察するとどうやら保健室のような場所のようです。そして夜なうのようです。はい、だんだんと思い出してきましたよ。私は飲み物しか基本飲んでいないはずなので何か入っていたのでしょう。それで倒れてここに運ばれてきた。寮に運べばよかったのではないでしょうかね?その辺りはよく分かりませんが。そしてこの状況から察するに運んでくださったのはレオナール様。うん。そう言うことでしょうね。


「マジですか」


お姫様抱っこイベントがっ!まさかの気絶に終わるとは何たる不覚でしょうか!しかし逆に考えるのです私。俵担ぎだったかもしれないと。そうですよね、レオナール様のことですからきっと俵担ぎですね。そう言うことにしておきましょう。


「...ん」


おや、レオナール様のお目覚めですね。寝起きは幼く見えますね。可愛らしい。


「申し訳ありません。起こしてしまいましたか?」


「いや...大丈夫だ。それより体は何ともないか?」


「はい、おかげ様で?」


「そうか」


そう言ったきり黙ってしまいました。ああ、迷惑をかけたのに御礼も言えませんでしたわ。なんと言う失態。しかし黙ってしまわれましたし話しかけるのもご迷惑かもしれませんわね。数分間ぐらいでしょうか私がオロオロしていると突然立ち上がり


「もう夜遅いから寮へ送ろう」


「は、はい。よろしくお願いします」

-----

外へでるとひんやりと少し肌寒く感じブルリと身を震わせます。さすがにまだ寒いですわね。ドレスのままなので流石に風邪を引きそうですわ。寝ぼけているのかレオナール様は口数が少ないので私も自然と無言になります。


日本と比べるとやはり暗いですね。演出的なものなのか、技術力の差なのか定かではありませんが。月明かりと少しの電灯が照らす道を2人きりで歩きます。月は日本、というか地球と変わらず1つで今日は満月ですか。月といえばあれが有名ですよね。夏目漱石の。


「...『月が綺麗ですね』だったかしら」


「何か言ったか?」


「い、いいえ。何も言っておりませんわ。それより今日はご迷惑ばかりおかけして申し訳ありませんわ。」


「それは大丈夫だ。気にすることはない。」


うぅなんだか先ほどから大人の対応ですね。別人ですか?っと、寮に到着しましたね。


「それではありがとうございました。お休みなさいませ」


「ああ、お休み」


何とも恥ずかしい一日を過ごしてしまいました。




たくさんの誤字報告ありがとうございます。

しかしまだ直すことが出来ていなくて申し訳ありません。

次話を書きつつ直したいと思います。

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