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第27話 問う部下と問われる父2

 俺が顔をひきつらせていると、一人盛り上がってる茶ノ前さんがこっちに向かってきた。


「彼女さんとは元はどういう関係だったんです? 幼馴染? 高校の同級生? それとも社会人になってからのお友達?」


「え? あ~、友達ではなかったですが、知り合ったのは社会人になってからですね」


「ほほぅ。では彼女さんとの馴れ初めは?」


「……俺が今住んでる部屋のお隣さんなんですよ。んでまぁ、ちょくちょく顔を合わせる機会があって気付いたら、みたいな?」


「なるほど。それで成り行きと」


 傍まできて足を止めた茶ノ前さん。彼女からの質問はまだ続く。


「彼女さんの特にここが好き! とかあります?」


「う~ん、料理が上手なとこ? ですかね」


「いいですね。お昼のお弁当、とても美味しそうでしたし、さぞお得意なことなんでしょう…………他には?」


「他ッ⁉ ほ、か、はぁ……性格? がいいところ」


 と、俺は思ってもいないことを口にした。


「ふむふむ……他には?」


「まだ続くのッ⁉ え~、その~、他はですねぇ……」


 俺の知る限りじゃ料理が得意以外ないぞマジで?


 何かないか何かないかと捻出ねんしゅつしようとするがまるでダメ、安住さんの良い所が一つも出てこず俺は答えに詰まってしまう。


「………………ふ」


 茶ノ前さんの口角が僅かに上がったような気がした。


「な、なにか面白いことでも?」


「いえいえ別に」


 そう返してきた茶ノ前さんはニヒルな笑みを浮かべながら俺に顔を近づけてきた。これまた気のせいか、彼女の瞳が若干、色褪いろあせたように感じる。


「あ、あの、茶ノ前さん? どうしちゃったんですか? そんな、怖い顔しちゃって」


「あらあら、怖い顔だなんて失礼な。けどまぁいいでしょう……それよりも」


 彼女は下唇に人差し指を当て、小首を傾げた。


「本当に彼女さんのこと好きなんですか?」

ここまで拝読いただきありがとうございます_(._.)_

この作品が面白い、続き気になるな~、と思っていただけたら幸いです(*´▽`*)

よろしければ、ブクマ、☆☆☆☆☆→★★★★★、お願いいたします(o・ω・o)

モチベアップに繋がりますので、何卒_(._.)_

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