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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・毒薬屋(ロシア?)

石じじいの話です。


この話は、じじいが、知りあいのロシア人が語ったものなのか、日本で聞いたものなのか不明です。

ノートには、どこの話なのかの記述はないのですが、いちおうロシアの話として紹介します。


「毒薬屋」がいました。

薬屋でしたが、秘密裏に「毒」を調合して販売していました。

それが、金儲けのための秘密の家業だったのです。

もちろん、通常でも、害獣や害虫を駆除するための薬も調合・販売していました。

それなら、「人を殺すための特別な薬」も作ることができるでしょう。

作りました。

邪魔な遺産相続人を消すために、夫や妻を消すために使われました。

毒薬の材料は、ある種の哺乳類や爬虫類、両生類、魚類、昆虫などです。*1

もちろん植物も。*2

キノコは、毒薬の材料として珍重されたそうです。

また、鉛や水銀などの無機物もさかんに利用されました。

日本でも、昔からヒ素は暗殺道具として有名です。

毒薬は、飲み薬だけではなく、塗り薬や貼り薬のかたちのものとあったそうです。

もちろん、注射薬剤としての毒薬もあったのですが、知られないように使うのは難しい。


即効性の毒薬として利用できる「人間の血液」もあったそうです。

これは、ある特殊な人間の血液であり、普通の人間のものではありませんでした。

梅毒などの感染症患者の血液に感染かせるという「まどろっこしい」ものではなく、まさに即効性の毒でした。

血液が即効性の毒として機能する「特殊な人間」とは何だったのでしょうか?

高僧だったとも、下賤なものだったとも、人狼であったとも伝えられていました。


最後に、その毒薬屋の店主は言ったそうです:

「しかしな。もっとも強力な毒は、酒だよ(笑)。」

*1 中国には、毒虫たちを使った巫蠱という呪いがあったとか。

*2 トリカブト殺人事件をご存知の方も多いでしょう。

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