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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・贋金づくり(ロシア)

石じじいの話です。


知りあいのロシア人が、じじいに語りました。


ロシアやフランスには、「優秀な」贋金(にせがね)づくりがいたそうです。

まあ、どこの国のも、どの時代にもいたのですが。

彼らは、どの国の硬貨、紙幣でも偽造できました。

贋金づくりは、金工や画家、印刷工などの専門家チームが共同で働く制作集団だったのです。

彼らが贋作する金貨は、ほんものと見分けてがつかなかったそうです。

彼らの工房は、依頼を受けて、紛争相手国の経済を混乱させるために贋金をつくることもあったとか。

リアル『ルパン三世カリオストロの城』です。


しかし、その贋金(特に硬貨)を即座に正確に見分ける人間もいたそうです。

これも「特殊能力者」だったのでしょう。

その人たちは、その硬貨を、特別な石の上に落として、その音で贋金を見分けたのです。

そのための特殊な「石」を持っていて、それでないと見分けるための音がでないのだそうです。

この石がどんな石なのかは極秘でした。

贋金づくりたちは、贋金判定人の裏をかくために、いろいろな石で試してみましたが、うまく行かなかったようです。

彼らを暗殺しようともしましたが、判定人たちは、判定作業のときには、いつも頭に黒い頭巾をかぶっていて、だれだかわからなかったのです。

判定場所に来る時も去るときも、頭巾を脱がなかったので、性別さえもわからないことが多かったのです。

さらに、硬貨を手に持っただけで贋金を見分ける強力な判定人もいたそうです。

その人の判定の的中率は100%で、無敵でした。


ある贋金づくりは、「あの判定人たちは、本当に人間だったのだろうか?」と疑っていたそうです。

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