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石じじいの話  作者: Lefeld
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石じじいの話・街の用心棒(ロシア)

石じじいの話です。


これも、朝鮮時代に、じじいが知りあいのロシア人から聞いた話です。


ロシア帝国には、「街の用心棒」がいました。

彼らの主な役目は、泥酔者を飲み屋から家まで安全に連れて行くことでした。

厳冬期には、酔っぱらいが、道中で眠ってしまい凍死する危険がありました。

また、道に迷うこともありました。

もっとも深刻なのは、街灯がなく夜道は暗いので、強盗に狙われることが多かったのです。

タクシーなど無い時代ですし、辻場所を雇うと高額のお金がかかるので、用心棒は安上がりの安全策でした。

彼らは、酒場で雇われることもあるし、客個人によって雇われることもありました。

だから、非常に忍耐力が必要でした。

彼らは、客が酒を飲んで楽しんでいる間、じっとがまん強く待っていました。

雇い主(客)と一緒に酒を飲んでしまってはなんにもなりません。

また、自分が「強盗に変身」ということは厳禁でした。

そうなると、用心棒という存在じたいが信用を失ってしまうので、その仕事に従事している人たちにとっては死活問題だったのです。

そのため、その用心棒たちには、「組合」があったそうです。

客に悪さをした用心棒は、組合により「公的に」制裁を受けました。

ひどいばあいは、殺されることもあったとか。

このリンチ(私刑)は、警察によっても黙認されていたようです。

用心棒は、盗人に対抗しないといけませんから、腕っぷしが強くないといけません。

しかし、銃や刃物で武装してはならなかったのです。

強盗に早がわりする可能性をなくし、その疑いを避けるためでした。


この話をじじいにしてくれたロシア人も、モスクワで用心棒を雇ったことがあったそうです。

その用心棒は、アジア人で、東洋ボクシング(カンフーのことか)の達人だったとか。

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