表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
石じじいの話  作者: Lefeld
673/774

石じじいの話・石にかんする短い話:罰をあてる石;悪寒の石

石じじいの話です。


じじいの専門分野である石についての話です。


1. 罰をあてる石があったそうです。

「不思議な石」についての話は、じじいによって、しばしば語られました。*1

じじいの専門ですからね。

「石には霊力がある」という考えがあります。

その考えによると、罰をあてる石というのは、石に不敬や不浄をあたえる人間に祟るのです。

しかし、このような現象は、「石じたい」に霊力があるのではなく、別に存在する魔物や人の悪念、妄執が石に憑依して、それが祟りをなすのだという考えもあるそうです。


2. 悪寒の石

ある山道の脇に、玄武岩の大石がありました。

昔からあるようでしたが、まったく風化しておらず苔も生えていませんでした。

ひび割れてもないのです。

ちょうど手頃な大きさで、上面が平らになっているので、腰掛けとして最適でした。

しかし、休もうとして、その石に腰掛けると、猛烈な悪寒を感じるのです。

そして、体がガタガタと震えだしたそうです。

それに驚いて立ち上がろうとすると、そのときにはすでに足腰が立たずヘナヘナとそこにへたりこむのです。

這いずって石から離れると、からだの不調は、半時間ほどで回復したそうです。

じじいは、この石は危険なので、うかつに座らないように、近くの木の枝に、その理由を書いた紙を赤い紐で結びつけておきました。

じじいは、その道を何度か通りましたが、それからも石は風化することも苔むすこともなく、落ち葉が上にのっていることもありませんでした。

地元の人々も、その石の存在を知っていたそうです。

*1 「秘密を教えてくれる石」や「いろいろなことを命令する石」、「将来のことを教えてくれる石」などについての話がありました。

結果として、それらの石は、人を破滅させるのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ