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石じじいの話・幽霊灯台(ロシア)
石じじいの話です。
知り合いのロシア人が語った話です。
黒海には、「灯台の幽霊」が出たそうです。
灯台など建てられていない岬に、突如として灯台が出現して光を放つのです。
海霧の深い夜にかぎって出現しました。
それのおかげで、船が座礁をまぬがれることが、しばしばあったそうです。
地元の警察や軍隊などが、その場所を調査しても、何もありません。
建物のあとどころか、人がいた痕跡さえもないのです。
ただ、そこには、ピカピカに磨かれたような岩石が露出していたそうです。*1
それが、夜間に光ったとは思えないのですが。
これは、悪さをしない怪異でしょう。
じじいの別の話で、ロシア帝国のオデッサで、夜間に、海岸が広い範囲で青白く光る:というのがあります。
たった、これだけしかノートには書かれていないのですが、この幽霊灯台と同じ話かもしれません。
「オデッサの光る海岸」については、もっと詳しい情報が書き留められていないか、ノートをさがしてみます。
*1 どんな岩石だったかの記述は、私のノートには残されていません。




