石じじいの話・川にかんする短い話:川でショック;猿を襲う魚;川底の梵鐘
石じじいの話です。
川に関係した話を三つ紹介しましょう。
いずれも短い話です。
1. ある川では、川で急に強い電気ショックを受けることがあったそうです。
川のなかで遊んでいる子供たちが、よくショックを受けたそうです。
死ぬことはなく、気絶することもありませんでした。
川で野菜を洗っている大人も、ショックに遭遇することがありました。
もちろん、その川には、電気ウナギなどいません。*1
そのショック現象が発生するのは、初夏に限られていたそうです。
2. 猿を襲う魚がいたそうです。
これは、じじいの目撃談です。
じじいが沢をのぼっていると、猿の群れが川岸に集まっていました。
水を飲みに来ていたのでしょう。
見ていると、水面から一匹の大きな魚が飛び出して、一頭の猿に噛みついて川の中に引きずり込みました。
猿よりも大きな、真っ黒な魚だったそうです。
引き込まれた猿は、二度と浮かび上がってこなかったと。
じじいは、最初、ワニかと思ったそうです。*2
それを見たあと、じじいは、その沢ではなく、谷の斜面にそって山にのぼることにしました。
かなり急な谷なので、歩きにくく、しんどいルートだったのですが、沢の中や近くを歩くと、その魚に襲われるかもしれないと恐れたのです。
3. ある川の底に梵鐘が沈んでいました。*3
近くの村のひとたちが引きあげようとしましたが、何度やっても途中で綱が切れてしまって、どうしても引きあげることができませんでした。
それで、これは引きあげてはいけないものだろうということで、そのままにしておいたそうです。
よくある不思議話のように、川の中から鐘の音が聞こえるということはありませんでした。
近くの寺などから、梵鐘が行方不明になったという事件はなく、けっきょく、その梵鐘の由来は不明でした。
*1 アマゾン川ではなく、日本での話です。
*2 日本での話です。
*3 その川は、人家の近くだったのでしょうか?
それとも、山奥?




