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Lost World Online  作者: vitaminZ
第二章 兵士の魂
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第四話 初陣

挿絵を描いてくれる方募集中です。

『リュウジくん、いよいよ今日だね。』


学園に入学してかれこれ一ヶ月が経過した。


猟団のほうも気になるが彼奴らなら上手くやっているだろう。


今日はある事情のため学校から帰宅後制服を脱ぐ事も忘れてログインした。


ある事情のため準備を整えていた時エリカに声を掛けられたのだ。


『ああ、準備は万端だ。』


『油断したら即ゲームオーバーだからね。』


『そんなヘマはしないさ。』


『そんな事を言う余裕なんてないわよ。今日はこの学園にいる生徒の名誉と誇りを賭けた日……。』


『『学園戦争。』』





◇◇◇





月に一度学園どうしで領地を争うイベントがある。


それが“学園戦争”だ。


この大陸には三つの学園がある。


一つは此処、兵士(ソルジャー)育成学園。


二つ目が、騎士(ナイト)育成学園。


三つ目は、魔術師(マジシャン)育成学園。


この三つの学園が己の名誉と誇りを賭けて戦うのである。


現在、一位の学園は魔術師育成学園である。

俺たち、兵士育成学園は二位である。


今回の作戦は魔術師育成学園を徹底的に攻めると教官が言っていた。


詳しい作戦は言えないそうだ。


なにがともあれ今日は俺にとっての初陣。


上位は狙えなくとも精一杯やるつもりだ。


『ところでリュウジくんは、部隊分け見た?』


『ん?ああ、まだだけど。』


そんな事を考えているとエリカに声を掛けられた。


『じゃあ、一緒に見に行こうか?』


『ああ、そうだな。』


部隊分け。この学園には第18部隊までありその中の一つに必ず属している。


そういえば俺ってなに部隊なんだろう?


話を戻すとその部隊を幾つかに分けるそうだ。それを見に今から行くのだ。


ー掲示板ー


『えーっと、第3部隊……あった。やった、主戦力になってる。リュウジくんは?』


はしゃいでるエリカを前に俺はとんでもない光景を見ていた。


いや、ちゃんと部隊分けされている、されているのだが……。


『これって……単独行動だよな?』


明らかに俺の名前だけ別の欄に書かれている。どう言う事だ?


『なにこれ?私も初めて見た。』


『む、エリカも知らないのか?』


『ええ、こんなの初めて見た。』


どういう事だよ。


『教官に聞いてみたら?』


『……そうするしかなさそうだな。』


そんなこんなで教官に会いにきた。


教官に一通り説明するとニヤリと不気味に笑って説明を始めてくれた。


『貴様には部隊とは別の行動をとってもらう。』


『別の行動と言いますと?』


『すべての部隊は魔術師学園に総攻撃をさせるつもりだ。』


『それは知っています。』


『そうすると騎士学園からの攻撃に備えられない。』


『なるほど。』


『そこでお前に拠点を騎士学園から守ってもらいたい。』


『あはは、教官。冗談がきついですよ。』


『冗談ではない。本気だ。』


『え?マジっすか?』


『マジだ。』


『ええええ〜〜!!!どうして俺なんすか!?他にもっと適任な人がいるでしょう!?』


『何を言っている。第3部隊隊長、白竜を倒した奴以外適任がいるとは思えん。』


うわあ。あいつらって本当に強い奴らだったんだ。


それになんか後ろから殺気を感じる。


『リュウジくん?話は終わったでしょ?さ、戦闘前のウォーミングアップがてらに一戦どうかしら?』


やべぇ、本気で殺しに来る顔だ。


『気持ちは嬉しい(嬉しくない)が準備がまだ終わってなくてね。』


『おい、貴様若干本音が混じっていたぞ。』


『教官黙ってて!!』


『いい度胸ね、リュウジくん?さあ殺りましょうか?』


『うわあああ!!!』


『待て、エリカ。』


そこに救世主、教官の声。

さすが教官だ!生徒のピンチにはすぐ駆けつける!


『なんですか!?止めても無駄ですよ?私は本気ですから。』


『そうじゃない。戦争開始3時間前は一切の戦闘行為を禁止されている。』


『くっ……!』


『そういう事だ。諦めてくれ。』


『なんで私が振られた女の子みたいになってるの!?』


『気のせいだよ。』


『うわ、すごくムカつく。』


どうにか延命成功。

ま、戦争終わったら殺されるけど。





◇◇◇





戦争開始まで残り30分。生徒達は広すぎるロビーに招集されていた。


これから学園長のありがたいお言葉がもらえるそうだ。


『なあ、学園長ってどんな人なんだ?』


『そうね、なかなかイケメンよ。』


それはこの世界の男子すべてに共通する事だ。


『そうじゃなくて、性格とかさ。』


『さあね、私も見た事はあるけど話した事はないもの。』



まあ、まともな人である事を祈ろう。


数分立つと教官が前に出てきた。


『これから学園長からありがたいお言葉がもらえるそうだ!!心して聞いてくれ!!』


ただでさえ馬鹿でかい声が拡声器でさらにでかく聞こえる。


教官が下がると今度は若い男が出てきた。


背は高く俺より5cmほど高い。

長い黄金の髪は後ろで一つに束ねられている。顔はかなり整っておりいじった感が全くない。

その立ち振る舞いも影響しているのかとても紳士的だった。


兵士(ソルジャー)の諸君、この学園のために集ってくれた事を心より感謝する。』


声は若さの中に落ち着きがあり説得力がある。まさしく学園長に相応しい風格だ。


『……諸君の活躍を期待する。』


嵐のような拍手がおきた。

俺も自然と手を叩いてた。


『すごい人よね。』


『確かにそうだ。』


ゲームの中でもああいう人はいるんだな。


戦争開始まで残り10分。俺は部隊と別れ一人防衛ラインに立っていた。


敵の進軍は教官が直々に無線をいれてくれるそうだ。


今回の俺の任務は、騎士学園からの進撃を阻止する、ではなく、騎士学園を殲滅するに変わっているのは気のせいだろうか?


現在のレベルは47。

ロングソードのスキルを半分マスターした。

その他のスキルもできる限り上げてある。

装備はブレイズエッジを一段回進化させバーチカルエッジになっている。

アイテムもしっかり持った。

それに秘密兵器もある、


あとは、俺の腕だけだ。


『リュウジくん?聞こえる?』


そこにエリカから無線が入った。


『ん?聞こえるけど。』


『なんか君の任務がすごい事になってるけど……大丈夫?』


『大丈夫だ。問題ない。』


『ならいいけどくれぐれも死なないでね。』


死んでもなんとかなるだろ。


戦争開始まで残り1分。


武器をいつでも取り出せるように準備をし、意識を集中させる。


飯は作り置きしたから問題ない。

宿題は学校で終わらした。


何も不安はない。


戦争開始のベルが鳴った。


『さあ、存分に暴れてやる。』





◇◇◇





戦争開始から5分後早速、騎士学園から攻撃部隊が送り込まれてきた。


『我々は由緒ただしき騎士学園、第6部隊だ!!私は部隊長のシールベインだ!!む、貴様一人か。我々も舐められたものだな。』


そういうと周りの馬に乗ってる連中も笑い出した。


それにつられて俺も笑う。


『貴様。何がおかしいんだ?』


『あ、わりぃわりぃ。由緒ただしいくせに自分の所属する学園もフルネームで言えないなんておかしいじゃん。』


『そんなに殺されたいのか貴様は?』


『うるせぇ、死ぬのはてめーらだ。』


『掛かれ!!!』


馬に乗った騎士達が突進してくる。


それに俺は武器を抜かずに棒立ちでいた。


『……舐めてやがる……!』


先頭にいた騎士の槍が俺に当たる直前槍が砕けた。


『なっ!?』


それに戸惑った騎士は後ろにバックステップで距離をとった。


『何をした!?貴様!?』


『何ってスキルに決まってるだろ?』


スキル、“刃脅し”。

20パーセントの確率で相手の武器を破壊(ブレイク)できる。

このスキルは体術と柔術をある程度マスターすると覚えられる。


20パーセントだが俺はスキルの影響で70パーセントの確率で壊れる。


『くそ!』


一番前の騎士に一気近寄りスキルを発動。


『なに!?』


騎士は地面に薙ぎ倒されポリゴンの欠片となって消えた。


『あいつ強いぞ!!』


騎士の中からそんな声が聞こえた。


『強い?あんたらが弱いの間違いじゃないのか?』


と、俺は冷笑した。


『怯むな!!突撃ィィィィィ!!』


この人数は多いな。

俺は剣抜いた。

今のレベルならどの剣技を出してもなんら問題がない。


『剣技、“紅焔(プロミネンス)剣舞(ソード)。』


『ぐわあ!?』


『なに!?』


今ので6人殺った。

残り18人。


一気に片付ける。


ここで話を変えるが、剣技には奥義という物が存在する。


それは究極剣技と呼ばれ絶大な威力を誇る。


反面覚えられるプレイヤーはごく少数で、今現在公開されているのは暫定1位のプレイヤーととある猟団の団長だけだ。


なぜこんな話をするかって?


それは……。


『究極剣技、“終わらない(ジ・エンド)『終わり(・ヴェール)。』


36連撃、炎、氷、雷属性を含む大技だ。

さらに、これは剣技ではない。

36連撃終了後、体力が続く限り、この効果が持続される。


まさに『終わらない『終わり』』。


『そんな馬鹿な!?究極剣技もちがいるなんて情報にないぞ!!』


『隊長助け…うわああああ!!!』


『くそ!一旦引くぞ!』


『させるか。』


『なに!?』


一瞬でシールベインに近づき切り刻む。


『バカなぁああ!!!』


俺は無線を入れた。


『む、リュウジかそっちはどうだ?』


『報告します。』


俺は不適に笑って答えた。


『騎士育成学園、第6部隊殲滅。』




感想を書いて欲しいです|qд・ )ちら

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