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[完結保証]規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜  作者: 西園寺
晩餐会編

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第54話 帝都に集う者たち

次話は明日19時に投稿予定です。

帝都。


皇城の会議室。


長い机の周りには帝国の中枢が集まっていた。


皇帝。


皇太子アルト。


そして――


四公爵。


アルノー公爵。

モンテリオ公爵。

ラインハルト公爵。

デスト公爵レグナ。


帝国の最高権力層が揃っていた。


皇帝が静かに口を開く。


「各国はすでに帝都へ向かっている」


アルトも頷く。


「数日以内には到着するでしょう」


モンテリオ公爵が腕を組む。


「問題はその後です」


ラインハルト公爵が続けた。


「各国は警戒しているでしょう」


「海洋国」


「そして魔王国」


「帝国の拡大を直接確認しに来るだろうからな」


皇帝は静かに言った。


「だからこそ晩餐会で警戒を解く必要がある」


アルノー公爵が低く言う。


「しかし、逆らわないように力を見せる場でもあります」


皇帝は頷いた。


そして机の上の書類を見る。


「だが」


皇帝は静かに言った。


「各国すべての者を皇城に入れるわけにはいかない」


アルトも頷く。


皇城はものすごく広い。


だが今回来るのは王や統領、巫女だけではない。


護衛。


従者。


使節団。


その数は数百に及ぶ。


皇帝は続けた。


「各国の代表」


「そして少数の護衛と使用人のみ、皇城に宿泊させる」


モンテリオ公爵が頷く。


「それ以外の護衛や随員はどうします」


皇帝は答える。


「辺境伯の帝都屋敷を使う」


ラインハルト公爵が言う。


「なるほど」


「帝都にある辺境伯の屋敷に分散させるわけですね」


アルノー公爵も腕を組む。


「警備の面でも都合がいい」


皇帝は静かに続けた。


「そして」


「各国の対応も、その辺境伯が担当する」


帝国の辺境伯。


それぞれが広大な領地を持ち、国境を守る有力貴族。


外交経験も豊富だった。


皇帝は机の書類を見る。


「ブロドン共和国」


ラインハルト公爵が書類に目を落とす。


「クレイヴェン辺境伯に任せます」


モンテリオ公爵が続けた。


「タン王国」


「アイゼンヴァルト辺境伯で」


アルノー公爵が低く言う。


「アジス獣王国」


「ヴァレンティス辺境伯を担当させます」


モンテリオ公爵が次の書類をめくる。


「シドル大公国」


「デュラン辺境伯」


部屋の中で視線が最後の書類に向けられる。


アルトが口を開いた。


「エストル樹国は」


少し間を置く。


「カーマイン辺境伯」


ラインハルト公爵が頷く。


「妥当でしょう」


エストル樹国は森の国。


自然資源と古い文化を持つ国だ。


カーマイン辺境伯の領地は帝国でも森林地帯が多く、交流経験もある。


だが。


アルトは静かに言った。


「ただし」


三公爵がアルトを見る。


アルトは続けた。


「巫女とは、私が直接話します」


モンテリオ公爵が眉を上げた。


「皇太子殿下自ら?」


アルトは頷く。


「世界樹、その存在に少し興味があります」


皇帝はアルトを見ていたが、やがて静かに言った。


「好きにしろ」


アルトは一礼する。


「ありがとうございます」


皇帝は机の書類を閉じた。


「これで決まりだ」


帝国側の対応は整った。


各国の王と代表。


そしてその護衛や使節団。


彼らはもうすぐ帝都へ到着する。


皇帝は静かに言った。


「大陸の王たちが集まる」


部屋の空気が少し重くなる。


皇帝は続けた。


「帝国の力」


「そして帝国の考え」


「それを見せる場になる決して手を抜くな」


アルトは頷いた。


晩餐会は――


もうすぐ始まる。

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