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[完結保証]規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜  作者: 西園寺
晩餐会編

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第52話:帰還

次話は明日19時に投稿予定です。

帝都。


巨大な城壁の前に、一隊の騎士団が姿を現した。


先頭にいるのは黒い馬に乗った一人の美青年。


皇太子アルト。


デスト公爵領の統治をレグナに任せ、帝都へ戻ってきたのだった。


城門の上から兵士が声を上げる。


「皇太子殿下のご帰還!」


重い城門がゆっくりと開く


帝都の民たちが皇城に続く道の両側に並んでいた、戦勝パーレドみたいなもんだな。


「皇太子様だ」


「海洋国と魔王国を帝国に編入した方だ」


ざわめきが広がる。


アルトは軽く手を上げただけで、そのまま皇城へと向かった。


帰還の報告や休息など――


取る時間はない。


皇城に到着すると、すぐに皇帝から呼び出しが来た。


アルトはそのまま皇帝執務室へ向かう。


扉の前で立ち止まり、軽くノックする。


コンコン。


中から声が返ってきた。


「入れ」


アルトは扉を開いた。


「失礼します」


部屋の中には三人の人物がいた。


皇帝。


そして――


モンテリオ公爵。


ラインハルト公爵。


アルノー公爵は、デスト公爵領との国境付近で帝国軍の再編と警備を指揮しており、帝都にはいなかった。


皇帝は椅子に座ったままアルトを見る。


「戻ったか」


アルトは一礼した。


「ただいま戻りました」


皇帝は短く言う。


「座れ」


アルトは二人の公爵の向かいに腰を下ろした。


モンテリオ公爵が興味深そうにアルトを見る。


「まずは聞かせてもらおう」


アルトは少しだけ息をつき、口を開く。


「王都の制圧自体は計画通り問題ありませんでした」


「帝国軍が街を押さえ、王城を包囲」


「民間人への被害は出していません」


モンテリオ公爵が頷く。


「そこまでは報告書の通りですね」


アルトは続ける。


「問題は王城でした」


部屋の空気が少し引き締まる。


「第一王子と第二王子は、すでに暗力に飲まれていました」


ラインハルト公爵が低く言う。


「暗力で兵が吹き飛ばされたという報告を受けましたな」


「はい」


アルトは頷く。


「通常の兵では制圧は不可能と判断しました」


皇帝が短く聞く。


「それで」


アルトは答えた。


「私が取り押さえました」


沈黙。


アルトは淡々と続ける。


「二人とも理性はほぼ失っていました」


「完全に暗力に支配されていたので、戦闘は短時間で終わりました」


モンテリオ公爵が聞く。


「どれくらいです?」


アルトは少し考え答える。


「数分ほどです」


ラインハルト公爵が小さく笑う。


「……暗力に支配された魔王国の王子二人が」


「数分か」


皇帝は腕を組んだまま言う。


アルトは続ける


「そのあとは計画通りに反乱に参加した貴族などは全員処刑、そして反乱に参加してない貴族には降格の上で今まで通りの領地を与えました」


「そうか」


「はい」


短い返事だった。


しばらく沈黙が流れる。


やがて皇帝が言った。


「大陸が騒ぐのも無理はない、帝国がこれほどまでに急速に拡大したのは初めてだからな」


モンテリオ公爵も頷く。


「海洋国の次に魔王国ですからな、しかも一週間の作戦で」


皇帝は静かに続けた。


「だからこのまま晩餐会を開く」


アルトが顔を上げる。


皇帝は言う。


「各国の王や代表を帝都へ呼び盛大に海洋国編入と魔王国統合を同時に祝う」


「大陸は今、これまで以上に帝国を見ている」


そしてアルトを見る。


「ならば」


「帝国がどんな国か」


「直接見せてやればいい」


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