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最後の歌詞  作者: 創成
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5/10

5. 「太陽の笑顔」

「ふぅ・・・・・」

静かに息を吐く。

大袈裟だが、覚悟を決めた。

とりあえず、謝る。

で、笑わせる。

それだけだ。

・・・・・難しいよな・・・・

ま、やるっきゃないか。

ハンバやけくそで瞳の部屋をノックする。

「瞳〜?母さんから・・・・」

ドアを開けると、暗い室内。

そして部屋の隅に体育座りでいる瞳。

「瞳!」

走って駆け寄る。

「ひっく・・・ひっく・・・・」

しゃっくりをしながら俺を見上げる。

「ひっく・・・・・ぅ・ぅわああああああん!!」

大声で泣き始める。

「ごめんな、瞳」

強く瞳を抱きしめる。

「うわあああん!」

泣きやまない。

「ごめん」

「うあああぁぁぁぁぁ・・・・ひっく・・・ひっく・・・」

だいぶ落ち着いてきたようだ。

「水希・・・ひっく・・・もう・・・あんな顔・・・ひっく・・・しないでね・・・」

「うん。しない。約束するよ」

こいつが泣く位だ。

酷い顔してたんだろうな。

「瞳・・・・」

「・・・ひっく・・・何?・・・」

「もう、あんな顔しないから・・・・笑って・・・・」

「・・・・笑ったら嬉しい?」

「嬉しいとかじゃなくて・・・・ん〜・・・・ハズいけど、俺は瞳が笑ってないと笑えないんだよ・・・・」

「・・・・ホントに?」

「うん。だから、笑って」

「・・・・うん。分かった。あたし笑ってるよ。太陽みたく」

太陽・・・か。

じゃあ、俺はお前にとって何になれるんだろう・・・・・

「その代り・・・水希は月みたく綺麗に光ってね?」

・・・・・・・月?

あの月?

そうか。月か。

お前の闇を照らしてやれるなら悪くないかもしれない。

「いいよ。月にでもなんでもなってやる」

そっと瞳から離れる。

本題に入る。

「これ、母さんから」

瞳に袋をわたす。

中身は知らない。

「えっ?何?」

袋を開ける瞳。

「・・・・・C・・・D?」

袋からは一枚のCD。

何の唄だろうか?

「水希。聞こ?」

瞳はコンポを持っていない。

だから俺の部屋に聞きにくる。

「ああ」

正直、俺も気になっていた。

そのCDに。

どこかで記憶が引っ掛かっていた。

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