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絶対に許せない奴


「本当にすみませんでした...」






あれから秋さんはすぐ起きて、収録も間に合い無事に終えることができた。


心配してた睡眠不足も大丈夫だったみたいだし、よかったんだけど...












「お前マジでありえねー」



「...」




「おい、聞いてんのかよブス。お前誰の顔殴ったと思ってんの?あ?こっちは顔も立派な商売道具であって、お前みたいな顔面凶器とは違うんだよ。傷でも残ったらどうしてくれるわけ?責任とれんの?なに、とってくれんの?無理だよなー。え?一生面倒みる?いや無理無理、俺お前とは絶対結婚できないわー。俺もっと色気のある奴が好きだし、って話そらしてんじゃねえよ」




(そらしてないし、そんなこと言ってないし、自分で勝手に喋ってるだけじゃん...)




「あ?なんか言ったか?」




「いえ、なにも(コイツ...)」





「あ、そうだお前今度トイレの便座にでもなってみろよ。そうすれば何が綺麗何が汚いのかの分別くらいわかるようになるんじゃねえの?うん、そうしよそれがいい」



(…)




ねえ、この男馬鹿なの?アホなの?何か話どんどんズレていってない?そうだよね?私が可笑しいんじゃないよね?うん、そうだ。私は正常だ、大丈夫大丈夫。







「おい無視してんじゃねえよ!お前いい加減トイレの便器に顔ぶち込むぞ!」







...





そろそろコイツを野放しにさせておいたら私の身が持たない。






「言っておきますけど、先に手を出してきたのは秋さんですからね!正当防衛です!それに何度も何度も起こしたのに起きなかった秋さんが悪いんじゃないですか?」






「は?俺がお前に何したっていうんだよ?言ってみろよ?」






「...たしの....ですか」








「は?」






「私の体触ったじゃないですかーーーーーーーーーーーー!!11」







キスしたことは黙っておこう、また何を言い出すか解らないこの男のことだ。きっとまた唇専門の皮膚科へ連れて行けだとか、消毒液買ってこいだとか言うに決まっている。






先に仕掛けてきたのはコイツの方だし、私もやられっぱなしでは性に合わない。



自分が勝手に女のカラダを触ったと知れば、少しはコイツも黙「お前頭沸いてんのか?」




は?





「お前、いくら俺がカッコいいからってそんな妄想すんなよ。こっちが気味が悪いじゃねえか」





は?





「俺もお前の妄想に付き合うほど暇じゃねんだよ、ごめんな」






は?






はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?




さっきから聞いていればコイツ...




もう絶対に許さない






「そうか、お前そんな妄想するくら「さっきから巫山戯たことばかり言わないでください私こそ貴方の妄想に付き合っている暇なんてないんですしかも私だって選ぶ権利はあります何でよりによって秋さんなんかと妄想しなきゃいけないんですかそっちこそ気味が悪いです考えただけでも今朝食べてきたトーストが胃から込み上げてくる勢いです私は秋さんだったら断然他のメンバーの方がカッコいいと思いますし秋さんみたいな勘違いナルシスト野郎なんて地球上にただ一人しか男がいなくなったとしても無理です」









「俺より他のメンバーがカッコいい?お前潤也のこともそう思ってんのかよ?」




「(え、着眼点そこかよ)思ってますよ、秋さんと潤也さんは私の中で天と地の差ですね。私秋さん以外ならメンバー全員のファンですけど、この仕事をしてなかったら潤也さんのファンだったかもしれません」





「お前本当に巫山戯てる!しかも俺が勘違い野郎だと?巫山戯んなよ!」





「あれ、よく巫山戯てるなんて漢字変換できましたね。どこをどうみても勘違い野郎ですよ」





「てめえ馬鹿にしてんじゃねえよ!いい加減トイレに流すぞ!」




「やれるもんならやってみてください、そのときは貴方をそこの窓から突き落としますから」




両者、一歩も譲らず


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