表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆるふわ☆ぱ~てぃ~! どう見ても冒険者に見えないお嬢様が無双する!!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/32

第23話 デブ☆がデブを呼ぶ!

「胃に、腹に重い物を頼む」

「はいブラザ様、ではチャーハンを二人前で」

「私は一人前か」「ミリーナ様、皆はハーフサイズです」


 いやほんとこれもこれで美味しい、

 主食っていう感じ、ただ一緒に肉が欲しくなるな。


「えっと、このチャーハンと一緒に食べると良さそうなものは」

「一応、冷麺がありますが上の具が鶏、もしくはエビとイカ、もしくは担担麺つまりひき肉が」

「三種類あるんですか」「全部頼む」「はいブラザ様、ただ麺もきちんと食べて下さいませ」「任せろ」


 半透明なお皿が出てきた、緑にピンクにオレンジ、

 そしてパスタが下地にあって上に具か、美味しそうな鶏肉と、

 エビ・イカには切ったトマトまで乗っている、あとひき肉は肉が多いなあ。


(これ3つともなんて、とても食べられないよぉ)


 と思ったらチャーハンと交互に喰う喰う、

 ブラザさんさすがS級デブ、いやS級冒険者様だ、

 ミリーナさんもふむふむと見ている、そしてナオミさんに声を。


「緑とオレンジを頼む」「鶏肉とひき肉ですね、はいミリーナ様」

「ええっと、これのハーフサイズは」「ジャック様~、わたくしと分けましょ~」

「ではジャックさまぁ、わたしもぉ」「ええっと、小分けできる?」「はい、では適当に」


 ちなみにちょくちょくテーブルの下へ、

 シルバーイーグルの皆さんが交代しながら休みにくる、

 安全地帯なうえドーナツや飲み物もセッティングされているからね。


「む? ひょっとして押されているのか?!」

「ブラザさん、ダンジョン側は蓋してあるから大丈夫でしょうが、

 溢れてた周囲の魔物がみんなこっちへ大集合してるみたいですね」


 あっという間にチャーハンも、

 冷麺とかいうパスタも平らげたデブもといブラザさん。


「俺の出番か、とりあえず200体は倒そう」

「あっ、それでしたら主催席へ」「座れと?」

「はい、そうするとブラザさんに相応しい影が召喚されて戦うみたいです」


 さすがに僕の時みたいに、

 変な動きの影が一体だけ出るとかは無いだろう、多分。

 ナオミさんがちょっと心配そうに口を挟む。


「あの、席を入れ替わる瞬間に隙が出来ますので」

「そっか、ダンジョンの出入口が一旦、解放されちゃう」

「任せて欲しい、そのくらいなら俺達が」「すみませんシルバーイーグルの皆さん」


 ちなみにホーリィさんは、

 エビとイカの冷麺をくっちゃくっちゃ食べてら。


「座るだけで良いのか」

「適当に『お茶会を再開する』とか言ってくれれば」

「では音楽も変えますね」「別の曲があるんだ!」「はい、S級冒険者様ですから、曲も一段階上げます」


 小さな手鏡みたいなのを弄っている、

 そしてアンさんを見て頷いたナオミさん。


「では~、交代いたしましょ~」「おうよ!」


 さささっと素早くチェンジ、

 黒い影が引っ込むとダンジョンから不気味な声が、

 すぐには出て来ないのか、そうだよねあっちもあっちである程度は影が戦ってくれていたはず。


(……奥から恐ろしい外見の魔物がちらっと見えた、その次の瞬間!)


「茶会を始める!!」


 今度は少し、

 リズムの良い音楽だ。


「なんですかこれ」

「はいジャック様、『マイムマイム』という曲です」

「あっ、紅い影が踊っている、しかもこれ、みんなデブだ!!」


 そして周囲の魔物をぼよんぼよん弾いてら。


「異世界の巨漢たちですね」「例えばあの変な髪型の影は」

「はい、なろう発アニメ『異世界相撲部屋転移』に出てくる横綱、猿滑里関さるすべりぜきです、張り手をしていますね」

「あっちの、お腹で魔物を弾いているのは」「あれは『世紀末修羅王』というアニメのハーティー様です、脂肪で敵を弾きます」


 デブがデブを呼ぶ、

 嵐のようなデブたちだ。


「なんだかわからぬが、愉快だな!」

「っていつのまにドーナツ20個も」「最初は30個だったぞ」

「ご満悦ですね」「俺をこのパーティーに、正式に入れてくれ」「ええっと、ごめんなさい」


 喰いたいだけだろう。


「ジャック、私も『もしも』の時はこのパーティーで、やしなってくれ」

「ミリーナさん、皆さんも冷静に、ドーナツが美味しいのはわかりますが」「魔石を集めてきましたよ」

「ありがとうございます、シルバーイーグルの皆さん」「俺達にも冷麺を」「ナオミさん」「かしこまりました」


 テーブルの下、

 地べたで食べちゃってるよ……

 まあいいや、ここは僕が話を進めよう。


「それはそうと、周囲の魔物を退治した所で、

 ダンジョン自体の攻略はどうしましょうか」

「封印ならぁ、わたくしで出来るかもぉ~」「聖女様の光魔法かあ」


 異世界の聖者に塞いで貰えるかも。


「ジャック様~、その前に~」

「あっそうだね、実験しなきゃ、ブラザさん、また交代を」

「断る!」「えええ」「冗談だ、残り4つ、これを食べてからにしてくれ」「はい、では僕は準備を」


 ということで、

 伝説の女勇者様をお姫様抱っこする。


「あらあらあら、まあまあまあ」

「そんな顔を紅らめないで下さい、

 席についたら『茶会を始めましょう』とか言って下さいね」


 さあいよいよ、

 本日のメインお茶会だ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ