5.月が綺麗な夜
このお話はフィクションです
我の名前はカルデラ現代社会において、いなかったとされ、偶然出現したヴァンパイアである。
ヴァンパイアにおいて、月は力の源ともいえる
人間で表すなら……なんだろ
まぁ良い、現在我は水の魔法を使いたいから練習中であるのだが、とても難しい。
うむ、どうしたものか。
―水―
簡単にはイメージできない。
水は形を持たない
水はコップなどがないと、常に下に流れ続ける。
しかもこれをとどめて、目の前の物(人)に当てるなんて、イメージがわかない。
ウ~ンどうしたものか。
―(紗奈視点)―
「珍しい」
私はそんな言葉がすぐに出るくらいには、不思議に思っていた
私の主様、カルデラ様は基本何でもできる。
「我魔法を使うぞ!」
青年みたいな、声でそんな言葉を話すのに、当の私はすらっと理解できるくらいには、毎日おかしなことが起きているからだ
「魔法ね」
魔法…聞いたことはある、アニメでも魔法を題材にしている物は多いし、知らない訳では無いが
だが普通の人間に、[俺使えるよ(ドャ)]みたいな奴からそんなことを真正面から言われて信じるバカはどこにいる。
なのにあの人はその、科学が全てを証明した世界で使おうとしているのだ。
E=mc²はどこに消えた
そんな、バカみたいなことにご主人様は時間をかけているのに、一向に成果が出ていない。
――3時間後――
「もう晩ごはん時間ですよ」
「…しってる、」
我から驚くほど冷たい言葉自然と出ていた。
……やっべー
紗奈めっちゃ怯えてる。
後この空気なに、すごく嫌。
「飯にでもするか」
その言葉は、この空気壊すためなのか、普通に腹が減ったのか分からないが、一度ここで区切りをつけるとしょう。
その日の食卓は、すごく静かな食卓であった。
(学校のことでも、話すか?)
なんて考えてると、目の前の綺麗なメイドが口を開いた。
「あの…ご主人様、失礼なことだとはわかりますが、なぜここまで魔法の練習をするのですか?やはり不可能なのでは……」
「不可能?何と言っている。」
彼女は、不思議な顔で訴えるかのように
「ですが」と言葉を続ける
「我な、ヴァンパイアだぞ、ヴァンパイアにも不可能なことは、あると申したいのか?」
「いえ、そのつもりは」
「…魔法はな、『不可能』という言葉が一番嫌いである」
そう、魔法は自由でありイメージがあれば何だってできる。
「科学的根拠、矛盾、そして常識。魔法は、この全てを肯定し、否定もする」
「……」
「魔法は、本来不可能である。だが、その言葉が頭にある時点で魔法は最も現実近づく。」
「だから、我は魔法いや、我に不可能は無いとおもっている。」
目の前のメイドは、信じられないと言いたげな顔をしその後
「フフ、ヴァンパイアらしいですね」
今日のメニューは、ビーフシチュー日本では最近生まれた料理である。
しかし、やけに月が綺麗な夜だな
何て思いつつ、手からワイン入りのグラスを出し、目の前の少女の表情を見ながらその月へ、乾杯をした。
ビーフシチューは日本では不可能と言われた料理でもあります。
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