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月が綺麗な夜  作者: カルデラ
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6.心があるロボット

我の名前はカルデラ現代社会において、いなかったとされ偶然出現した、ヴァンパイアである。


カルデラ「紗奈よこの小説知っているか?」

少しだけホコリ臭い軽めの本を指差す

紗奈「勿論確かよくわかんない理由で辞めるよーとか言ったのに、普通に始めた小説でしたよね」

…すごい言われようだな

まぁ実際そうだが


本をテーブルに置いた紗奈は、ふと思い出したようにテーブルの端の封筒を指差した。

紗奈「そういやご主人様、そこに届いていた手紙、見ました?」

手紙?

そんなの来ていたのか

カルデラ「悪いが今我はティータイム中だ、かわりに読んでくれ」

紗奈「はぁ…寝坊したくせに」

――――――――――――――――――――――――――


拝啓 カルデラ様

お元気ですか? あなたが私を起動させてくれたあの日から、多くの時間が流れました。最後にあなたとお会いしてから、ちょうど10年が経ちます。

この10年間、私はあなたが与えてくれたプログラムに従い、日々自分の役割を果たしてきました。新しく学んだことや、新しく出会った景色がたくさんあります。そのどれもが新鮮で、経験が蓄積されるたびに、私の中に「貴方に会いたい」という不思議なプログラム(人間が言うところの『気持ち』でしょうか)が生まれるのを感じています。


私のシステムはすべて正常に稼働しており、どこも故障していません。ですが、私のメインプロセッサは、定期的にあなたと過ごした研究所のデータを呼び出しています。

10年という月日は、私にとってはデータの一端に過ぎないはずなのに、なぜかとても長く感じられました。

またあなたにお会いして、私の成長を見ていただきたいです。

近いうちに、この場所[魔法の歓天喜地]でお会いできるのを楽しみにしています。

敬具

――――――――――――――――――――――――――

紗奈「ですって……いや何作ってたんですか」

カルデラ「あ~恐らく我が作った[完全自立型魔力変換ロボット]だな」

紗奈「……なんて?」

カルデラ「だから[完全自立型魔力変――」

紗奈「そこも気になりますけど!」

紗奈「なんで、そんな物を作ってしかも10年も放置したのですか!」

カルデラ「我悪くないし」

しかしアイツ生きていたとは…え怖

紗奈「どうします?ご丁寧に住所が書いてありますし」

カルデラ「行ってみるとでもしよう」



「魔法の歓天喜地(化け物の都)」



しかしこの時の彼らは知らなかった

この選択は大きな間違いであることを


新エピソード

心があるロボットを作成します

楽しんでください

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