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欠陥だらけの天才魔術師(副題:天災魔術師になった天才魔術師はスローライフを生きて行けるか?)  作者: Seisei
第一章 レベルアップ編

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024ー4 その笑顔を永遠に 4

【ユニコーンを走らせて、復活都市に入る翔達】


 復活都市のギルド前は、伝説の聖獣を一目見ようと集まった冒険者たちで大騒ぎとなっていた。メロがユニコーンたちに魔力を与え、一頭ずつ丁寧に労いながら冥界へ送る姿は、周囲の者たちに神話の一幕のような幻想的な光景を見せつけた。


「メロ。さっさと来い」


 その神秘的な空気を翔の一声がぶち壊す。翔はアメリアとレイラを左右に従え、不遜な立ち姿で階段の途中にいた。メロがヤンチャな子供のように翔の背中に飛びつくと、美女四人に囲まれた少年の姿に、周囲からは羨望と驚愕の入り混じった溜息が漏れた。



 ギルド内部へ入った一行は、受付嬢マリージョゼの案内で巨大な応接室へと通された。そこには副支部長ゲイリーと秘書マリナだけでなく、二人の重鎮が待ち構えていた。


『レオン・ハルフォード辺境伯。支部長。Lv.56』

『マルク・ル・アセリン復活都市侯。理事長。Lv.53』


 共に一国の重鎮であり、高レベルの魔法騎士と魔法総督。翔はゲイリーに「トライアルをクリアした」と報告しつつ、マリナの色香に鼻の下を伸ばしてはメロに腕をつねられるという、相変わらずの調子で会話を進めた。


 だが、支部長レオンの目は鋭かった。彼は翔が思考会話で誰かと話していること、そしてそれが「思考会話対応型の世界樹ネット端末」であることを瞬時に見抜いたのだ。


「貴族の特権であるネット権を持ち、神器クラスの端末を操る。君は何者なのかと思ってね」


 レオンの揺さぶりに対し、翔は「空想力が豊かですね」と笑って受け流す。イリスがハラハラしながら見守る中、翔は本題を切り出した。


「ところで辺境伯。ゾリ伯爵と会いたいんだが、何とかならないか?」


「ゾリ伯爵? アンジェリーナでも探しているのか」


 レオンの即答に、翔は思わず呟いた。「オッサン、あんた友達少ないだろう」と。頭が回りすぎる相手を牽制しつつ、翔は因縁の相手・グアリテーロへの手がかりを掴むため、貴族社会への足掛かりを求め始めた。


【復活都市への凱旋と新たな出会い】

・聖獣ユニコーンを連れて復活都市へ帰還。ギルド前は大騒ぎに。

・“賢人会”の賑やかな日常と、四人の美女に囲まれる翔。

・ギルド上層部、レオン辺境伯や総督閣下との対面。

・因縁の相手、グアリテーロの手がかりを求めてゾリ伯爵の名を挙げます。


お読みいただきありがとうございました。

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