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欠陥だらけの天才魔術師(副題:天災魔術師になった天才魔術師はスローライフを生きて行けるか?)  作者: Seisei
第一章 レベルアップ編

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024ー3 その笑顔を永遠に 3

【翔達は、試練の間を出て街道に出ていた】


 レイラが仲間に加わり、パーティ“賢人会セイジボード”は五人体制となった。翔以外は、見目麗しい四人の少女たちだ。翔は喜びのあまり、どさくさに紛れてソフトタッチを試みたが、案の定メロの厳しい電撃を受けて丸焼きにされた。


 翔は改めて、レリエルの正体や自身の転生について皆に説明した。

「アリスと話してみたい」というメロの要望を受け、翔はアリスに中継を許可する。


《皆さん、こんにちは。私はアリス。世界樹ネットの思考型インターフェイスです》


 その可愛らしい声にメロたちは驚喜したが、レイラだけは驚きを隠せなかった。思考型インターフェイスは通常、上位の神にしか付き従わない気難しい存在だからだ。アリスが翔を「偉大な魔術師」と評するのを聞き、メロは「翔フェチ?」と引き気味にツッコむのだった。


 一行の次なる目的は、偽装魔法を持つグアリテーロの捜索だ。唯一の手掛かりは、彼と組んでいたアンジェリーナ・ゾリがゾリ伯爵の娘であること。翔たちは貴族とのコネクションを求め、まずは『復活都市』のギルド副支部長、ゲイリー・グレンジャーを訪ねることにした。


☆☆☆


【一方、トライアル・ルートに挑むイレーネ達は『復活都市』から水晶迷宮へ向かっていた】


 復活障害に喘ぎ、憔悴しきった表情で馬に揺られるイレーネ。

 そこへ、背後から凄まじい速度で近づく騎馬隊があった。純白の体躯、長く鋭い一本の角。それはレベル60を超える聖獣、ユニコーンの群れだった。


「イレーネ!」


 馬上のメロが声をかける。ユニコーンを止めて現れた翔たちは、研究中だという「復活障害を緩和する魔法」をイレーネたちに施した。たちまち身体が軽くなる感覚に、隊長のガハードらも驚愕し、感謝の言葉を口にする。


「俺たちはトライアルを終えた。次は君たちの番だ」


 翔はそう告げると、召喚士リディアが「ユニコーンを召喚したのか」と絶句するのもどこ吹く風、イレーネの肩に気安く手を置いて別れの挨拶をした。


 新メンバーのレイラからも挨拶を受け、イレーネは彼女の人間離れした神々しさに圧倒される。

(この子なら……)

 一瞬、自分がその場所にいたかもしれないという寂しさが過ったが、イレーネはすぐに首を振った。


 遥か高みへと突き進む翔たちは、今や手の届かない目標だ。しかし、彼らを目指して切磋琢磨すれば、自分たちもかつての理想を超える高みへ辿り着ける。イレーネは新たな決意を胸に、軽くなった身体で迷宮への道を急ぐのだった。


【聖獣の蹄音と新たな旅立ち】

・“賢人会”にレイラが加わり、ついに五人パーティに。

・サポートAI(?)アリス、ついにメンバーの前で声を披露。

・復活障害でボロボロのイレーネ達と再会。翔のオリジナル魔法が炸裂!

・「移動手段はユニコーン」という規格外すぎる光景に、周囲は呆然。

・かつてのライバルを道標に、イレーネ達も真の英雄への道を歩み始めます。


お読みいただきありがとうございました。

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