表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
欠陥だらけの天才魔術師(副題:天災魔術師になった天才魔術師はスローライフを生きて行けるか?)  作者: Seisei
第一章 レベルアップ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/412

024ー2 その笑顔を永遠に 2

「話は変わるが、イレーネは一人で挑戦したのではないんだろう?」


 翔は話題を変え、イレーネの近況を尋ねた。ブリュンヒルデによれば、隊長のガーハード、聖騎士レーベン、召喚士ディリアの三人が一緒だという。あの傲慢な貴族が抜け、良いパーティになりそうだと翔は安堵し、彼らを宜しく頼むと頭を下げた。


「ふふふ。お前は礼儀正しいのか無礼なのか分からん奴だな」


 ブリュンヒルデは尊大に頷きつつも、困った時は尋ねて来いと、翔たちに後ろ盾を約束してくれた。不遜な態度の翔にヒヤヒヤしていたメロたちは、ようやく胸を撫で下ろす。


 その時、画面にレリエルとは対照的な、清廉な美しさを持つ天使アルメルスが現れた。彼女はレイラの友人であり、緊急の知らせを持ってきたのだという。


「レイラさんの噂の『ショー様』は、やはり貴方だったのですね。こんにちは、皆さん。翔様は……レイラさんから、とてもエッチだと伺っていますわ」


 胸を隠す仕草をするアルメルスに、翔は「俺をどんな風に紹介してんだ」とレイラを小突いたが、レイラは悪戯っぽく笑うだけだった。しかし、アルメルスが持ってきた情報は笑い事ではなかった。


「力天使レリエル様から、翔様の捜索命令が出ているのです。半年前から行方が分からなくなったと……」


 半年前、それは翔たちがこのルートに入り、女神の加護でステータスを隠蔽し始めた時期と重なる。隠蔽のおかげで行方不明扱いになっていたが、レリエルは平天使たちを動員して人間界をくまなく探させているというのだ。


「レリエルは、神器『転生車輪』を悪用して逸材を囲い込んでいるという噂がある」


 ブリュンヒルデの言葉に、翔は初めてレリエルの執着の理由を知った。彼女は主神の妃フリッグの寵愛を盾に、神籍入りを狙って手柄を焦っているのだ。


「俺の転生の秘密がバレれば、全力で消しに来るだろうな……」


 翔は暗澹たる表情を浮かべた。レリエルに悟られぬよう、まずはグアリテーロを見つけ出し、完全な「偽装魔法」を手に入れなければならない。


「ブリュンヒルデ様、ヴェルダンディ様。俺達はグアリテーロの消息を探します。目的を達したら、再び褒賞を頂きに参ります」


 翔たちは女神たちに別れを告げ、次なる目的地へと歩み出す。後に残るメンバーたちに、翔は改めて自分の過去とレリエルとの因縁を語らねばならないと考えていた。


【迫り来る影と天使の忠告】

・イレーネのパーティメンバーが判明! あの貴族はクビになったようです。

・女神ブリュンヒルデ、意外とチョロ……いえ、面倒見の良い後ろ盾に。

・天使アルメルス登場。レイラによる翔の風評被害(?)が深刻です。

・レリエルが翔を全力捜索中! 神籍入りを狙う彼女の野望が明らかに。

・次なる標的はグアリテーロ。偽装魔法を手に入れるための旅が始まります。


お読みいただきありがとうございました。

少しでも面白いと感じていただけたら、評価やブックマークで応援していただけると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ