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欠陥だらけの天才魔術師(副題:天災魔術師になった天才魔術師はスローライフを生きて行けるか?)  作者: Seisei
第一章 レベルアップ編

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023ー3 スーパーノヴァ

 翔達は、イレーネ達と別れてから冒険者ギルドに入った。受付嬢は、なんとレベル45という驚くような実力者だった。


「何の用?」


 ぶっきら棒な応対だった。翔が面白そうに笑いながら「無愛想な受付嬢だな」と言うと、彼女は「あゞ?」と横柄に聞き返してきた。


「坊や達。たかがレベル40程度でアルヴィト姐さんにタメ口をきくとは、いい度胸だね」


 アルヴィトと名乗った彼女は、激しい闘気バトルオーラを放ちながら翔を威圧する。さらに隠蔽を施した巧妙な心理魔法サイコマジックまで仕掛けてきた。


 しかし、翔は声を上げて笑い出した。


「あんた……半神英雄エインヘリャルか、戦乙女デミヴァルキュリーじゃないか?」


『アルヴィト・フォング。レベル308。半神英雄エインヘリャル戦乙女デミヴァルキュリー


 正体を見破られたアルヴィトは目を丸くした。彼女は、鼻持ちならない新人を「無名の受付嬢」として返り討ちにする役割を楽しんでいたようだが、翔たちの規格外さに気づき、態度を改めた。


 翔は「ユグドラシル基準の正当な魔法を学びたい」と相談する。この街で数日間、アルヴィトから第八グレイド、そして第九グレイドの一部にまで及ぶ魔術の講義を受けることになった。


 その過程で、メロの母カロンが元殺し屋組織《音無》のメンバーであったこと、そしてその背後に悪魔崇拝の闇クラン『壊滅党』が存在するという衝撃的な事実が判明する。


「お前達は、本当に驚くべき奴らだ。私の技をこれほど見事に吸収する生徒は初めてだよ」


 修行を終え、アルヴィトと(少し際どいスキンシップを交えつつ)別れた翔たちは、再びサバン魔峡の攻略に戻った。



 魔物狩りが最終局面に差し掛かった時、空からレベル100を超える巨大なペガサスが舞い降りた。跨っていたのは、黄金の甲冑を纏った戦乙女、レイラ・リンデグレンだった。


「翔。今日はあなたに一騎打ちを申し込みにきたの」


 レイラは必死だった。翔の成長速度を考えれば、今この瞬間を逃せば二度と追いつけないと直感していたのだ。翔は「俺が勝ったらパーティに入れ」という条件を出し、二人の決闘が始まった。


 巨人化した五人が見守る中、レイラの超大剣技『千回斬首』が翔を襲う。対する翔は、魔法構築を極限まで加速させ、エネルギー保存則すら無視した禁忌の術式を展開した。


「『超新星スーパーノヴァ』!」


 サバン魔峡に、もう一つの太陽が出現した。数万度の熱源が全てを飲み込み、山野を一瞬で消滅させる。神の領域に踏み込んだその一撃により、レイラは敗北を認め、ついに翔たちの仲間に加わることとなった。


【サバン魔峡クリア後のステータス】

○翔   Lv.51(実力Lv.68)

○メロ  Lv.52(実力Lv.65)

○アメリアLv.52(実力Lv.63)

○イリス Lv.51(実力Lv.62)

○レイラ Lv.55(実力Lv.60)※敗北によるレベルダウン


【戦乙女の導きと太陽の魔術】

・受付嬢アルヴィトの正体は、まさかの超高レベルな戦乙女。

・メロの母カロンの過去、そして闇の組織「壊滅党」の影。

・宿屋での束の間の休息と、全力の枕投げ(追尾魔法付き)。

・レイラとの決戦! 翔が放つ極大魔法がサバン魔峡を焼き尽くします。

・ついにレイラがパーティに加入しました。


お読みいただきありがとうございました。

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