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果ての絶対防衛  作者: teddy
1章 神々の結晶
20/55

村から見えたもの

昼飯は肉がいいな。羊肉だと尚いいな

もうすぐ昼になるので、日課の素振りをしながらそんなことを考える

とその時

「なんだぁ?ありゃ」

南の空を見てガーランドがつぶやく

淡く光ったような気がしたのだ


気にはなるが、わからないものはわからない

目標回数まで到達したので素振りを終えると、飯をもらいに集会場へ向かう


集会場の前に同じく昼飯にありつこうとしたのか、マーカスがいた

「おい、マーカス。あの辺が光った気がしたんだがあっちはなんだ?」

「あの方角はホルムと首都の方ですね」


首都かぁ

何もないといいけどなぁ

魔力が漏れたなんてことないよなぁ

デイジーがいるもんなぁ


そんなことを思いながら鶏肉と野菜とパンのセットを受け取る

「ありがとう。ダリア」

集会場内の食堂のおばちゃんに礼を言って飯をかき込む


最近の防衛戦は順調だ

なんと言っても最先端の機械式の兵器に騎士団もいてくれるのだ

騎士団には攻撃魔法が使えるものもいる

やはり攻撃魔法があるとないとでは大違いだ


大抵の魔物は炎か氷に弱い

凍らすか燃やせば大抵なんとかなるのだ


砦の建築も順調だ

主要砦の石造りへの立て直しはもう終わった

今は東西に副砦を作り、森の中に櫓を組むのを進めている


俺も午後は石切を手伝おう

その前にちょっと仮眠だ

流石に素振り5,000回は疲れた


そんなことを思いながらガーランドはすでに夢の中なのか現実にいるのか曖昧な状況になっていた


「ガーランド!!!見てくれ!!!おいガーランド!!!」

「空が!!」

ガーランドは防衛団の剣士モリーに叩き起こされた


「んんっどうした?なんだぁ?」

「寝ぼけてないで早く外出てみてくれよ!!」


いつの間にか夕方になっていた

寝過ぎたようだ

そんなことよりも、南の空が今度はくっきり光っている

かすかだが光の元となっているであろう一本の大きな光の柱も見える気がする


「おいおいおいまずいんじゃねぇのかこれ。エルダとデイジーがいるんだぞ」

「ほれ、いつもの一番速い子だ。さぁ乗った乗った」

いつの間にかダガーが馬を携えて隣にいた


「団長、靴脱いで。足あげて。ほらもう片方も」

言われるがままガーランドは服を脱ぎ、団員たちが防具をささっと装着する

「ほれ、これも」

愛用の片手剣をダガーから渡される


「お、おう じゃあ首都見てこいってことだな?行ってくるぞ あとは任せた」

「私も行きましょう」

騎士団副団長のギルハートも馬に乗っていた

「首都への道は私のが詳しいでしょう。それに首都自体も私なら案内できますから」

「ありがとう。最速で行こう すまないが馬が走ってくれる限り、ほとんど寝ないかもしれないぞ」

「ええ。一大事かもしれません」


こう話している時間も惜しいと感じ二人は馬を走らせる

もう空には光は消えているが、先ほどの光はなんだったのか

当然だが、いい予感はしなかった


もうすぐ夜になる

ギルハートは魔法で辺りを照らしてくれているがそれでも夜の山道を越えるのは危険だ

だが今更そんなんことを言っている場合ではなかった

2人と2頭は全速力で山に突っ込んでいった


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