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果ての絶対防衛  作者: teddy
1章 神々の結晶
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絶対防衛戦

防衛団は弓兵12名、片手剣と両手剣合わせて8名の編成だ

なぜ弓兵の方が少し多いかというと空を飛ぶ敵の方が数が多いからで、いつも同じ奴らがくる

それらのことを防衛団はゴイルと呼んでいる

人型で翼の生えた顔がトカゲのような魔物だ


炎の息を吐くが直線的なので慣れれば容易に避けられる

数だけ多いのが難点だが、ゴイルの急所である首を射抜ければ無効化できる

しかし胴体には矢は通らないので正確に射抜く腕が必要となる


あといつも来るのは地を這う黒いモヤを纏った大きな狼のような魔物だが

今日は違った

ゴイルはいるが狼ではない


人の形をしている

人型の1つ目の大きな魔物だ

両手に鉄の棒のようなものを持っている

それだけではない、真ん中の一体が他の人型の倍はあるのだ

そして手には鎌を持ちヘラヘラ笑っている


ガーランドは深呼吸をした

あんなの振り回されたら砦が真っ二つだ

資材もない、人手もない、弓兵は絶対高所でなければダメだ。でなければそもそも矢がゴイルに届かない

剣士たちは打って出るしかないか

「弓兵!放て!」

「剣士は一つ目を頼む!でかいのは俺が引き受ける!!」


弓兵の矢がゴイルの首を正確に射抜くが数が多い

まだ空にはざっと数えて50体はいる

村から距離はまだあるが早く仕留めないと村に侵入してしまう

歩兵はゴイルの火の息を警戒しつつ、一つ目を迎え撃つべく前進する


「うおおおおおおおおおぉぉぉ!!!!」

団員たちが気合い十分で切り掛かるが一つ目は易々と鉄の棒で弾いてしまう

「まずいな。ダガー、よく観察して一つ目の弱点を探してくれ。」

俺はそう伝えると全速力で中央でどしっと構える大巨人へ駆ける

ダガーも追従する

大巨人がニヤけながらガーランドの方を見て指をクイクイっとした

そんな安い挑発に乗るかよ、そう思ったときだった


大巨人が両手で鎌を持ちその場で回り始めたのだ

自分自身を軸にして、腕を乱暴に振に振り回しながら鎌をでたらめに動かす


「お前ら!!!よけろ!」

ガーランドの声に反応した者は咄嗟に大巨人の方を向くがすでに遅い

リーチが圧倒的なのだ

ガーランドは間一髪避けたが、鎌が団員たちを容赦なく切り裂いていく

一つ目たちも例外ではない

大巨人は仲間もろともあたり一体を竜巻のように切り刻んでいく


ダガーが駆けつける

「おい!ガット!動けるか!おい!ガット!」

ガットは腕が片方なかったが足はまだ2本ついていた

ダガーが素早くガットを大巨人の間合いから遠ざける

並の兵士たちなら混乱して逃げ出すような場面だが、それでも歴戦の防衛団は動じず自分の仕事を淡々とこなしていく


ここで負ければ村は壊滅するのだ

代々村の男たちはこうして村を守ってきたのだ

俺達がやるしかない

弓兵はゴイルを的確に仕留め、残すのはあとわずかになり、弓兵の矢が一つ目を襲う

一つ目も大巨人の鎌竜巻攻撃を食らって半数以上が損害を受けている


「手負いから潰せ!!!」

ガーランドが弓兵に指示をする

と同時に大巨人をどうするか必死に考える

1秒がとても長く感じる


だが巨体を相手にしてやることは1つだ

ガーランドは全速力で駆け、姿勢を可能な限り低くしたまま、大巨人の足めがけて突進する

鎌が頬をかするが気にせず一心不乱に突っ込む

足元に入れた!意識を全て一点に集中する

呼吸は落ち着いている

そのまま足を前にして低く滑りながら力まず刃を水平に流すように大巨人の足に叩き込む


ズサッと音がした

大巨人の足首が片方千切れている

次の瞬間ものすごい音と振動と共に大巨人が倒れた

素早くダガーが大巨人の顔に登り、目に片手剣を突き立てる

大巨人の断末魔が森にこだまする


生き残りの一つ目はリーダーを失い意気消沈したのか大巨人を見たまま立ち尽くしているので弓兵に目を射抜かれやられるがまま、動ける剣士たちも加勢しなんとか殲滅完了した

が、ガット含む剣士4名が大怪我を負うというガーランドが団長に就任して以来初めてとなる大打撃を受けることとなってしまった

「帰ろう。」

ガーランドは優しい声で言った



少しでも続きが気になった方は評価、ブックマークしていただけると本当に励みになります!!


ここまでお読みいただきありがとうございます!!!

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