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第2話 元獣はある者を食べる

何度も変更してすいません。

未熟ですいません


次の日になったら傷が消えた!?

なんていうご都合主義話は取り消しました。


やっぱりリアルは大事だと思いました。

 あの不味い物を食べ終えた翌日、あちこちの体が痛むことから傷は完全に癒えていないことが分かる。このまま安静にする必要があるが、空腹には耐えられない。


 せめて渇きだけはと思い、水に顔を入れて水を飲む。前、しただけで飲もうとしたが飲みにくく、空気を吸う要領でしたらたくさん飲めたので、それを実行した。


 乾きはなくなったので少女は今いる森の中を散策することを決めた。長いこと歩いてから、かなり水場から離れてしまったと思い、腹も空いたので帰る途中で餌をとろうと少女が思っていると、すぐ近くの草むらが動いた。


「……ッ!」


 四方八方から蔓延る殺気、だがそれらは大したものじゃない。しかし、その最も奥から放たれている他社の追随を許さない強烈な殺気、自分をも凌駕する圧倒的な力のあるものがそこにいる。


『何を望んだ』


 察知した少女は全速力でその場から立ち去る。脳に直接響くような低い声音を聞き取り体が震える。


 だが、その震えを抑えながら逃げる少女に何匹かの獣が後を追い腕に噛みついたりもしたが、それを振り払うよりも逃げることを優先した少女は腕に振りながら全速力で逃走する。


『何を望んだ』


「ッ! ガァアア!」


「キャイン!」


 恐怖を振り払うように吼える。冷や汗と血と涙を流しながら走っている最中に腕に噛みついている獣を噛みつくことで離し、再び逃避する。


「ハァ……ハァ……ハァ……ぐぅ~」


 安全だと思える場所まで移動すると少女は安堵する。それと同時に泥のような倦怠感と疲労感に襲われた。


 少女はその場に座り込むと同時に腹の虫が泣く。


 腹を満たすために食料を探そうと少女は再び立ち上がる。先ほどの得体の知れないものに警戒しながらも食料を探して少女は森の中を散策する。先ほどの声の意味を考えながらも、どこへ行っても木や植物しかないなと単純なことを考えていた。


 そんな時、移動していると木の実を見つけた。


 危険がないか匂いを嗅いでみたがよくわからなかったため一粒口の中に入れてみると、肉とはまた違う美味しさが口の中に広がるのを感じた。


 あまりの新感覚にその場にあった木の実を特に確認もせずに口の中に入れてしまい酷い目にもあった。


 美味しい物と美味しくない物がどれなのか分かったところで腹が膨れてしまい仕方なくその場を後にする。その後、幾つかの木の実を水の場所へと持ち帰った。


 途中でまた先ほどのとはまた違う獣を見つけた少女は先ほどの恐怖を思い出し無意識に殺気を向けると、獣の向こうから逃げていった。なぜ逃げたのか分からず首を傾げてしまたが、少女は特に気にせずに歩みを進めた。




 恐怖を知った少女はそれから周囲を警戒することにした。寝る時や食事をする時、気が緩む前には必ず周囲を確認することを絶対として過ごしていくうちに、少女のその感知能力は日増しにその精度が増していった。


 そして、傷がいえていない状態は、獣に気づかれやすいと知った少女は更に警戒心を強くして生活していた。


 朝起きて、周囲を警戒し、食料を探して、たまに木の実を食べ、喉が渇いたら水を少し貰うということを繰り返していて幾日か経ってようやく少女の傷が完治した。


 痛みを感じないことに少女は歓喜するもそれでも痛みが消えるのに長い時間が経ちすぎていた。周囲を警戒することを癖にしてしまった少女は常に周囲に気を張っている状態が正常である形へとなってしまっていた。


 そんなことになっていることに気づいていない少女は、ふともし水が汚されたらどうするかを考えていた。


 水を守ると言ってもそれは少女にとっての生きる仮の目的に過ぎない。だが、それでも生き甲斐であることに変わりはない、それならば少しでも面白くするのが良いと少女は考えたのだ。


 そして少女はもし汚されたらその汚した者に言葉が出るなら何か願いを叶えて、通じないなら食べることにしようと決めた。


 今のところ少女は水を汚されるという事態には陥っていない。


 たまに遠くに行っている時に水に近づくものが出てきていたが、運が良いのか少女は今のところ水を汚されるような事態には陥っていない。遠くに行き過ぎて森が無くなってしまうところまで行ってしまったが、すぐに引き返した。


 ある日、突然股から血(・・・・)が出てきたがお腹が空いたので無理に体を動かして辺りを散策していたら目の前が真っ暗になってしまい寝てしまった。それから股から血が出る時は動かないように心がけることにした。


 それからまた幾日か経ったある日、少女がいつものように食料を探そうとやみくもに走り回っていると、一匹も餌を捕らえることができない日があった。どの獣も逃走していったため食料を得ることができずその一日を空腹で過ごす羽目になった。


 たまに遠くに行っている時に水に近づくものが出てきていたが、運が良いのか少女は今のところ水を汚されるような事態には今のところ陥っていない。遠くに行き過ぎて森が無くなってしまうところまで行ってしまったが、すぐに引き返した。


 突然股から血が出てきたがお腹が空いたので無理に体を動かして辺りを散策していたら目の前が真っ暗になってしまい寝てしまったため、それから股から血が出る時は動かないように心がけた。


 ある日、少女がいつものように食料を探そうとやみくもに走り回っていると、一匹も餌を捕らえることができない日があった。どの獣も逃走していったため食料を得ることができずその一日を空腹で過ごす羽目になった。


 そんな時、ある植物の棘が指に刺さってしまい指から血が出てしまった。特に気にしないようにしていたら何故かとても気分が良くなって気持ちが良くなり空腹感が無くなった。


 この棘には空腹感をなくす効果があることを知った少女はその場所を覚えて一日も餌が取れなかった日はその棘を使用することにした。


「おい、本当にこっちで大丈夫なのか?」


 ある日遠くまで来たのに一匹も捕まえることができなかったためまたあの棘をつかおうと思っていた少女の耳に言葉が聞こえてきた。


 気になった少女は気配を消して言葉がした方に近づいていくと、そこには自分と同じような姿をした動物達が四匹いた。


「確証なんてない。ここはまだ誰も攻略できていない未開地だ。ここを攻略出来たら俺達は一躍有名人だ。お前達もそれに賛成しただろ?」


「確かにそうだけど、まさかここまでの場所だとは」


 木の枝の上にのって観察している大きな動物が自分よりも小さいものにむかって言葉を言っているのが分かった。全員自分のように耳や尻尾はなく、胸のあたりに肉がない。それに所々意味が分からないが空腹である少女には関係なかった。


「うん? 何かいるぞ!」


 一番先頭にいた者が警戒し始めたのを見た同時に少女は餌を今度こそ逃がす者か歳にものぐらいで喰いつきに行く。


 木の枝の上で足に力を入れて跳躍したために枝は折れてしまったが、それでも餌を捕らえることができた。


 頭を抑えながら喉元を食い千切ることで餌ができたことが確認できた少女は歓喜する。周りの視線など気にすることなく腹を膨らませるために少女はそれを喰い始める。


「うわぁああ! アインス!」


 大きな方の動物を食っていたら後ろで耳障りな音が聞こえたが、無視して目の前にある肉を捕食する。


「た、食べていやがる! 人間の肉を食っていやがる!」


「ペッ! うん?」


 肉の味はそこまでうまくなかった。無駄に堅くいくせに量が少ない。口の中に溜まった血を吐き出して先ほどから薄さい方向を向くと同じように堅そうだが、今食べていた物よりは柔らかそうな動物がいた。


「ひっ!」


「クソ! 全員戦闘たいせっ!」


 柔らかそうな動物の隣のまた違う動物が何かを叫んだためつい殺してしまった。まだ食べ終わっていないにもかかわらず反射的に殺してしまった。


 そして、食べている最中に攻撃される可能性がある少女は気づいてしまった。すると少女は食事を止めて殺戮を始めることにした。


「う、うわぁああああ!」


「落ち着け、アルマ! ちくしょう! アルマ、支援魔法!」


「あ、は、はい! 『我望むは強き刃』魔法【パワー・エッジ】!」


「ぬおぉおおおお!」


 瞬く間に仲間を二人殺った敵に恐怖を覚えながらも残った二人は応戦することにした。


 柔らかいそうな方の動物が何かを唱えると、硬そうな方が持っている鋭そうな何かが光り輝いたが、気にせずに自分の爪を突き立てる。


 雄叫びを上げながら男が持っている剣を上段から切り下げると、少女の皮膚に傷ができた。

「グルルルル!」


 その事に驚いた少女は後ろへ後退し、男が持っている剣を警戒するように四本足で立ちながら威嚇する。


「来い!」


「グラァアア!」


 獣のような声を上げながら少女は再び男へと接近する。今度は無様に着られることはなく、十分剣に注意を向けている少女は何度も近づいてくるそれを避ける、という行動はとらず全て自分の爪で受けきっている。


 両者ともその場に立ち止まることなく移動しながらの攻防で、後衛である男にはただ見ていることしかできなった。


 その時、男が剣を全力で横薙ぎにすることによって少女の腕は大きく後方へといき、男にとっての絶好のチャンスが到来した。


「今だ!」


 やっとの思いでできたすきを逃すまいと男が見を少女に突き付けた。


「ガウ!」


「何!」


 確実にとらえたと思った男の顔が驚嘆に染まった。何故ならば、少女が自分に突き付けてきた剣を歯で止めて見せたのだ。


 そして、その驚きで硬直したときが少女にとってのチャンスだった。少女は剣を加えたまま後方に回っている方ではない腕を動かし、その鋭爪で男の両腕を剣から切り離した。


 ゆっくりと自分の腕から流れた血と、いまだに剣を握っている自分の手だった物を見ながら後ろへと倒れていく。しかし、体が地面と平行になる前に、少女がそのもう片方の手で男の顔を貫き絶命させた。


「あ、ああ、あああああ」


 仲間が次々とやられていく中で、唯一残った男は怯え、腰が抜けたのかしりもちをついてから一向に立ち上がる様子がない。


 逃げないのならこいつから食べよう。


 そう思った少女は尻餅をついている男に、その鋭く尖った八重歯と猛獣のように鋭い金の双眸を見せながらゆっくりと近づいていく。


(なんでこんなことになったんだ。大丈夫って言ってたのに! 俺が何したってんだ! こんな化物と出くわすなんて、運が悪かったのか……日頃の行いか? ああ、あああああああああ!)


 諦めた男はその場に強く目を瞑る。だがしかし、男に痛みは音連れ無かった。不思議に思い男が目を開けると先ほどまでこちらを見ていた少女があらぬ方向を向きその頭についている大きな耳を動かしている。


「まさか……」


「え……?」


 少女から言葉のような音が聞こえてきたことに男が驚いていると、いつの間にか少女はその場からいなくなっていた。


「……あ、み、みんな! 誰か生きてる!?」


 運よく助かった男は倒れている仲間を解放しようと近づいたが、誰もが事切れていた。


「うわぁああああ!」


 喉元を着られ絶望に顔を染めた状態で事切られた仲間の死体、顔に大穴が開いて人相で判別できなくなってしまった友人の屍、肉を食い千切られ内臓などが飛び出て哀れな肉塊。


「こんな、こんなはずじゃ、俺は、俺達は……クソ……クソォ……あぁああああああ!」


 男が涙を流しているのを見向きもせず、男の絶叫も悲痛の声も無視して少女は音のした方へと全力でむかう。


「まさか……水が……」


 少女が男を食う食膳に聞こえてきた水の音。ここで水の音と言えば少女は自分が守っている場所しか知らない。故に少女は食事をするのを後回しにしたのだ。


 少女は水が心配で気づいてはいなかった。自分の足の速さが最初の頃よりもさらに早くなっていることに。





【黒森林】そう呼ばれている森がある。そこは木が無数に生えているただの場所とは決定的に相違点が存在する。


 それは黒々として生い茂っている木々から発せられている〝魔素〟という物質によって周りにいる〝亜獣〟もしくは〝魔物〟という化物が力をつけてしまうという点である。


 魔物は大地から自然現象のごとく発生し増殖する。それら全ては全ての物を喰らう悪食である。魔石というを物を中心として構成された肉体は生物としての本懐である骨や肉を纏ってい物もいれば、陰のみで構成された物、その種類は数多存在する。


 しかし、本懐は全て統一されている。あまたもの種類を持っていても擦れ等は全て魔石から放出されている〝魔力〟によって構成されているために、構成されている肉体が死を迎える時、そこに屍はなく黒霧となって世界に溶けるように消える。


 亜獣とはもともと生きていた動物が魔素をその体内に取り込みすぎたために心臓が魔石と変化し発生してしまう現象。魔物と同じく悪食であり、尚且つ獣本来の獰猛さに拍車がかかるほど。


 目の前に敵が現れればすぐさま敵対行動をとり殺し合い、勝利したものが敗者を喰らう。弱者は強者の糧となる弱肉強食の世界の体現者達の総称。


 ほとんどの亜獣は一般の人々にとっては最弱の者でも脅威となりえるが、鍛えられた者達にとっては赤子の命を奪うがごとく殺すことができる。


 そしてそれを生業とする『冒険者』という職業の者達。


 其処に所属する四人の男女が【黒森林】の中を瀕死のの状態で彷徨っていた。


 血を流しながら意識が朦朧としている屈強な男を同じく血を流しながらも立派な剣を


 腰に差している青年が肩を貸しながら歩き、元は長いローブだった物を今やボロボロになりはてたものを着た女性は杖を突きながら二人について歩き、もう一人の女性は二本の剣を持ち殿を務めている。


「ギデ……大丈夫か?」


 青年が肩を貸しているスキンヘッドの屈強な男、ギデを心配して声をかけたがいくら待っても反応は帰ってこなかった。これをもう何度も繰り返している。


 思えばここに入らなければならない依頼を受けようなんて言った自分が愚かだった。


 自分達の実力を計ろうなんて甘い考えでここに入って、初日はまだよかった。だが、奥に進むごとに亜獣の強さが普通じゃなくなっていった。あれは異常だ。


 気が付けば食料を囮にして逃げる行為が日常になっていき、やがて食料は底をついた。水も遠い昔に無くなっている。せめて亜獣を殺してその血や肉を食べようとしてもその亜獣達の方が俺達よりも強い。捕食される方は間違いなくこちらだ。


 この森では朝や夜などは解るぐらいにはなっている。だが、それでも暗い。毎日毎日暗い中にいてもう方向感勘が無くなり、いつ襲われるか分からない恐怖で狂いそうだ。


「リッチェル……そろそろ休憩しましょう。ギデの包帯を交換しないといけないし……それにそろそろエルの魔力も少しは戻ってるはずだし……」


 癖のある赤い短髪で二本の剣を持つ白い服に革製の胸当てしか防具を付けていない女性は黄土色の髪をして手や足に鎧を纏っている青年に声をかける。


「……そうだな。レティ辛い仕事をすまない」


「これぐらいしかあたしにできることないしね。でも、ありがとう」


 このパーティの中で一番精神をすり減らしている二本の剣を持つ女性、レティはそう言うとギデに肩を貸すのをリッチェルと交代し、逆にギデは辺りの警戒を始めた。


 レティはギデを木にもたれかけさせると、手を上げてエルを呼んだ。


 エルという女性は薄桃色の短髪をして、白をアクセントにした服を着ており、その服についているフードを被っている。傷だらけの手に先端が欠けた宝石がついている杖を持ちながらギデに近づく。無造作にまかれ真赤に染まった包帯をほどき、その下の肉が抉られている体を見て顔を痛々しく歪めた。


「『彼の者に清浄なる癒しヲ』『彼の傷を彼方へト』魔法【ヒール】」


 魔法を使う引き金となる言霊を言うと、ギデの傷口がみるみる治っていくが、やはり完全には治らない。

 エル自体に魔力が枯渇している状況、更には辺りに魔法を乱す魔素が多すぎる。


 魔素は魔法を使うために必要な魔力を使う行為を隔ててしまい、魔法を使う魔法士に対して天敵ともいえる物質であり、これの発生経路や対抗手段などはすでに確立している。しかし、その手段である宝石が砕けているせいでエルは魔法をうまく使うことはできない。


「ごめんない」


 自分の無力さに謝罪の言葉を口にするが、誰もそれに応えてくれる者はいない。


 黙々と包帯を巻きギデの様子を覗くが、開かれ続け虚構を見続けた瞳は乾き血か滲んでいる。


 疲労困憊で精神をすり減らし続けた四人はその場に座り込み警戒しているリッチェル以外は軽い睡魔に襲われていた。


「……ッ!」


「どうし……」


「しっ!」


 そんな時、突然立ち上がったレティに驚いたリッチェルは声をかけようとした途中に人差し指を口の前に立ててそれを遮り、今度は目を閉じ耳に手を置き周りの音を聞き始めた。


「……水……水の音がするっ!」

*主人公の逃げるシーンを追加


【深淵の森】→【黒森林】に変更しました。

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