第99話 十五の試練
阿蘇の大巫女に異変――そして、台与にも試練が待ち受ける。
一方の金玄基は、着実に木の国を手中に収めて行った。
閃光一閃!ついに両者は熊野で激突する――
ヤマトが終わった、その数日後――
伊都国王・ナギサヒコは、早舟に駆けつけた伊声耆からの使者を見据えて唸った。
「……本物のクニトラがヤマトに現れた、と申すか……」
そして、傍らの従者に顔を向けた。
「ならば、ヤマトに参加した国を攻撃することは出来ぬ。
宗像の柵におる夏羽と、宇土砦の都市牛利に使いを送れ。『撤退せよ』とな」
「はっ!」と短く応じ、従者は平伏した。
伊声耆の使いは平伏しながら、まだ震えていた。
ナギサヒコはその異様な様子を不審に思い、尋ねた。
「……まだ、何かあるのか?」
「はい。それが……阿蘇の大巫女様がお倒れに……」
ナギサヒコは目を剥き、すっくと立ち上がった。
「――なっ! なんじゃと、それは誠か?!」
※
その頃、纏向では――
台与は、湯呑をのせた盆を手に、阿蘇の大巫女の寝所へと向かっていた。
寝所の扉の前には、水惟が立っている。
だが、彼は目を合わせても首を横に振るばかりで、硬く口を閉ざしたままだった。
台与は、寝所の扉に身を預けた。
小屋の中からは、阿蘇の大巫女の叫び声が響く。
「――だから! あんたたちは誰なんだい?! 早くここから出しておくれ!」
台与はしばらくの間、その叫びが止むのを待った。
やがて静寂が訪れると、再び肩で扉を押し、滑り込むように中へ入る。
「大巫女様……白湯をお持ちいたしました」
呼びかけると、伊勢の大巫女、ルナ、そしてミズハが、一斉にこちらを振り返った。
台与は静かに、寝台の傍らへと歩を進めた。
すると、阿蘇の大巫女は、慈しむような笑みを浮かべた。
「……あらま。今度は可愛らしい子が出てきたね。……どこから来たの?」
それは、台与がこれまでに何度も答えた問いだった。
だが台与は、絶望を奥底へ沈め、にっこりと笑ってみせた。
「阿蘇のお社から参りました、台与と申します」
「おや、まあ……私も阿蘇の出なんだよ」
その答えも、もう何度も耳にしたものだった。
台与の背後から、三人の巫女の押し殺したすすり泣きが漏れた。
※
やはり同じ頃、木の国では――
金玄基は、思わず叫んだ。
「――若様!」
「……玄基か……」
若様は目を覚ますと、肘を立て、上身を起こそうとする。
それを見た若様の母は、枕元から身を乗り出し、その背にそっと手を添えた。
「若様……お目を覚されたか。……ああ、良かった……」
若様の寝所に集まっていた従者たちも、安堵の溜息と、こぼれるような笑みが漏れた。
その場は、分厚い雲の隙間から陽光が差し込んだような、柔らかな温かさに包まれた。
母は涙を浮かべ、我が子を胸に抱き寄せた。
子は抱かれるまま、キョトンとした表情をしていた。
金玄基は両手を床につき、母子を見つめた。
「これぞ、神の御加護にございましょう」
お方様は目を細め、頷いた。
金玄基は笑みを返した。
お方様の背後には、アヤメが控えていた。
妻は、若様がうなされている間、絶えず水桶を抱えて部屋を出入りしていた。
金玄基はアヤメの労をねぎらうつもりで、黙したまま強く頷いた。
だが、アヤメはこちらを睨んだ。
「あんたの持ってきた御札……早う片付けんね?」
御札には『南無有江辺命』と書かれている。
若様の治癒を祈念して飾ったのだが、元々は家族を連れてこちらへ来る直前、宗像柵のお社でいただいたものだった。
その際、巫女たちは、怪訝な目で金玄基を見つめていた。
「……恥ずかしか。有江辺命に、病を治す御利益はなかとよ?」
アヤメは顔を赤らめた。
金玄基はわざとらしく口を尖らせると、腕組みをしてそっぽを向いた。
「……なにを申す?この際、我が家の氏神様としてお祀りしたいくらいなのだが……」
すると、アヤメは目を丸くした。金玄基は、思わず吹き出した。
つられるように、母子は揃ってケラケラと笑い出す。
やがて、部屋中が笑い声で満たされていった。
ふと、若様がお方様に尋ねた。
「……父上は?」
だが、母たる人は何も答えず、ただただ微笑んでみせた。
その様子に、金玄基は目を伏せた。
(……彦尊……どこへ行かれたのか……?)
◇◇◇
数日前の話になるが――
木の国の山中を、ふらふらと彷徨う二人の男がいた。
木の彦尊はよろけながら、前を行く青痣の説法師に声を掛けた。
「おい! もう一つ見つけたぞ……ケシの実じゃ!」
「ふふふ……こちらにもあったぞ……」
「汝、それを好むのう……それは気落ちするやつだぞ?」
「ふはは、ふははは! さっそく参ろうぞ……」
「うひひ……。参ろうぞ、参ろうぞ……」
二人は手近な石を拾うと、その実を無心にすり潰した。
粉状になったそれを鼻を近づけると、「……スッ!」と一気に吸い込んだ。
すると――
木の彦尊は持っていた石に何度も頭を叩きつけた。
その額から、わずかに血が滴る。
だが、恍惚とした表情で天を仰いだ。
「ヒャーッ、ハッハッハ!」
裂けるような高笑いがこだまする。
そして、己の腰に手を当てると、剣を抜くような動きで、拳を高く掲げた。
「大巫女……! やはり、汝は狢の子であったかッ!!」
木の彦尊はさらに大声で笑った。
「コウシテクレルワ!! ソレソレッ……恐レ入ッタカッ!」
彦尊の腰では、鞘に収まったままの剣がゆさゆさと揺れていた。
その間、青痣の説法師は尻もちをついていた。
「は……母者人!! 我は何も悪いことはしておらぬ……!」
突如、両手で自分の頭を抱え込んだ。
「痛っ!イタタッ!……殴らないでくれぇ……」
それからしばらく、のたうち回り、地面を這いずっていたが、
不意に腰の剣を勢いよく引き抜くと、それを闇雲に振り回した。
「それ以上、近寄ると……き、斬るぞ! 斬られたいのかっ、ええっ、母者人?!」
青痣の説法師はニタニタと笑いながら、今度は足元の土を滅多刺しにした。
「フハハ、フハハハ!……謝れ! 謝るなら赦してやるぞ……」
そして、剣を地面に突き立てると、ふらふらと体を揺らした。
だが、その目だけは、地面に生えた野草を、射抜くように鋭く見据えている。
その直後、青痣の説法師はおもむろに袴を下げた。
――じょぼじょぼじょぼじょぼ……
「フハハ、フハハハ、フハハハハ……オモイシッタカ……ハハジャビト……」
そう呟く説法師の目の下は、もはや死人のように黒んずんでいた。
◇◇◇
(カゲマルさんによると、その後、二人とも山奥へと消えたそうだが……)
金玄基は頭を振り、それまでの想像を振り払った。
そして、面を上げると、親子に満面の笑みを向けた。
※
数日後、伊勢の社にて――
金玄基は、台与の前に深々と平伏した。
「……というわけで、木の国はほぼ手中に収めました。
行方を眩ました二人は、おそらく、熊野の山中に潜んでいるものと思われまする」
台与は言葉を発さず、ただ重々しく頷いた。
台与の傍らには、ウヅ改め『羽越の大将』が静かに控えていた。
金玄基は言葉を継いだ。
「当面は、若様を新たな『木の国の彦尊』としてお認めいただきたく、本日ここに……」
だが、台与は小さく唸った。
「伊勢の大巫女様がご不在ですので、即答はいたしかねます。ですが……」
「……大巫女様は、まだ纏向に?」
「ええ。でも理由は、それだけではありません。
各地の彦尊を順次廃して、国造に変えてゆく……それが大巫女様のご方針でして……」
その言葉の重みに、金玄基は黙したまま深く頷いた。
(……新たな秩序が始まろうとしているのだな……)
すると、唐突に――
羽越の大将は台与に向き直り、両手を床に着いた。
「台与様……。僕でも着られる巫女装束は、こちらにございますか?」
台与は黙したまま、羽越の顔をじっと見つめた。
「……あるとは思いますが……一体、何を……?」
台与の言葉を遮るように、羽越は、かつてないほど柔らかく、にっこりと笑ってみせた。
「ふふっ。台与様を見ていたら……なんだか、また着てみたくなったのです……」
※
その晩――
台与は金玄基と二人、社殿の縁に座し、静かに月を見上げていた。
「……千年……」
そう呟くと、金玄基が視線を向けた。だが、何も言わない。
台与は膝の上で指を組み、うつむいた。
「これから、どれほどの困難が待ち受けているのかと思うと……」
「……苦しくなりますか」
台与は、こっくりと頷いた。
「……綺麗事では、都は造れません……」
金玄基は黙したまま小さく頷いた。
だが、唐突に、思いがけないことを口にした。
「……そう言えば。偽の大巫女様が言っていた『あの剣』は、どうなりました?」
台与は顔を上げ、金玄基をじっと見つめた。
◇◇◇
台与らと打ち解けた後――
伊勢の大巫女の演じていた『偽の大巫女』は、台与に縋るような目で言った。
「……そうそう、台与様。天叢雲剣が光らなくなってしまったのです……ちょっと見ていただけませんか?」
「ええっ? 今はそれどころではないでしょう……」
◇◇◇
「……ああ……あれですか。あの剣なら、奥の神棚に供えてありますが……」
「……思い出したついでに見てみては? 気が紛れるかも知れません」
金玄基はにっこりと笑った。台与は戸惑った。
(……別に、私が思い出したわけじゃないんだけど……)
だが、少し考えたのち、強く頷いた。
「……では、持って参りましょう」
「いえ、こう暗くては危ない。お許しいただければ、私が」
「……分かりますか?」
金玄基は応えず、笑みを浮かべて返した。
そして、すっくと立ち上がると、薄暗い社殿の奥へと消えていった。
台与は、社殿の縁から夜空を見上げた。
そこには黒雲をなびかせた三日月が浮かんでいた。
「お持ちいたしました……」
その声に振り返ると、天叢雲剣を捧げて跪く金玄基の姿があった。
台与は、その剣にそっと手を伸ばした。
そして、ゆっくり引き抜くと、剣先を月光にかざした。
時折跳ね返る月明かりが、台与の目を鋭く刺した。
台与は、もう一度、祈るようにして三日月を見つめた。
そして、呟いた。
「願わくば……我に七難八苦を与え給え……」
その声は夜の風に溶け、月の雲をかすかに揺らした。
傍らで跪いていた金玄基は、眉を下げて困ったように笑った。
「……なんという不吉な願掛けを……」
その顔に、台与は我に返って、照れ笑いをした。
「えへへ……つい思念が口をついて出てしまいました」
すると――
天叢雲剣が、まばゆい光を発した。
社殿全体を白く染め上げるほどの眩しさに、台与は顔を背け、固く目を瞑った。
光が収まり、先に口を開いたのは金玄基の方だった。
「台与様……」
その静かな声に、台与は恐る恐る瞼を開き、刀身に目を向けた。
そこには、いくつもの黒い筋が刻まれていた。
「……これは! こんな光り方、以前は……」
金玄基は刀身を指差し、呟いた。
「二、四、六……全部で、十五に分かれております」
「……十五?」
「台与様が『七難八苦を……』なんて願うから……では?」
「……本当に、試練が与えられたというの?」
台与は絶望に近い思いで、金玄基を凝視した。
すると、金玄基は満面の笑みを向けた。
「でも、ほら。――十五なら、数えられます」
台与は、その真意を測りかね、目を丸めた。
「えっ……ええっ?!」
※
数日後、木の国のお館では――
すっかり快復した若様は、金玄基と四人の女に囲まれ、机に向かっていた。
すぐ隣には母たる『お方様』が寄り添い、そのさらに隣には侍女たちが控えている。
アヤメは、若様の身の回りと部屋の外とを慌ただしく行ったり来たりしていた。
金玄基は若様の左隣から朱筆を手に取ると、机の上の布に添えた。
「……若様、その字の最後ははねるのです。……こう……」
「うん!」
家族ぐるみで看病した甲斐があったのだろう。若様はいつになく素直に頷いた。
すると、侍女の一人が、口元に手を当てて楽しげに呟いた。
「まあ、若様もお懐きになって……。まるで本当の父子のようでございますね」
「いっそ玄基様がお方様を支えてくだされば、木の国も安泰ですのに……」
部屋から出ようとしていたアヤメの足が、一瞬だけ止まった。
金玄基は、侍女たちをちらりと見やった。
だが、お方様までもが「ふふ……」と小さく笑った。
「お前たち、家宰殿を困らせるものではないよ……。だが、玄基……」
「ははっ、お方様」
とっさに、両手を床につける。
「汝は、紀玄人……今や木の国になくてはならぬ人じゃ」
「……なんと、勿体なきお言葉……」
二人の侍女がさらに畳み掛ける。
「まあ、なんて素敵なお名前……」
「以後、『紀玄人』様とお呼びしても宜しいですか?」
金玄基は弾かれたように面を上げた。
すると、若様もにっこりと笑った。
「それはよい!」
金玄基は深く、深く頭を下げた。
※
その日の晩――
金玄基改め『紀玄人』は、自らの居館に戻ると、囲炉裏の炭を火箸でつついた。
(急を要したとは言え……アヤメさんをお館に近づけたのは、間違いだったな……)
同じ火を見つめながら、アヤメが呟く。
「ねえ……あなた……」
「……ん?」
「あなたにも、子は多うおった方がよかとやなかろうか?」
紀玄人は黙したまま、妻に顔を向けた。
アヤメはどこか不安げで、今にも崩れそうな目をしていた。
「お方様ん所に『あなたに嫁げ』って勧める人が、たくさん来るとよ……」
「……なんだって?」
「……お方様も、まんざらでもなかごたったし……」
紀玄人は、火鉢を置いた。
アヤメの言葉に詰まったような視線を、真っ向から受け止める。
そして、アヤメのすぐ隣に膝を進めると、その耳元で囁いた。
「アヤメさんの前で『だけ』……だろ?」
「だけ……かどうか、分からんばってん……」
「……政に関わる人たちは、本心じゃないことを言うことがある」
「でも……」
「……『この国の行く末が心配だ』とか、そんなことを言っていたんじゃないか?」
アヤメは、目をしばたかせながら頷いた。
玄人はアヤメの肩に手を伸ばすと、引き寄せるようにして、さらに声を落とした。
「相手をその気にさせる……自分の望みを、あたかも『あなたの願い』であるかのように思い込ませる。……そういう術に長けてるんだよ、あの人たちは」
アヤメは、じっとしている。
玄人は妻の瞳をじっと見つめ、静かに続けた。
「そんな話に乗ったら、僕らは破滅だ。……だけど」
言い掛けると、肩にあった手を背中に回す。
「……『僕ら』の子が多いのは、確かに良いことですね」
そして、ゆっくりと妻に体重を預けた。
※
その頃、伊勢の社では――
台与は、神棚に供えていた天叢雲剣を手に取ると、ゆっくりと鞘から引き抜いた。
なぜ見てみたくなったのか。その理由は、台与自身にも分からない。
ふと、思い立ったのだった。
すると――
「……一つ、消えてる……」
台与は、剣先だけ鈍く光を失った天叢雲剣を見つめ、思わず唾を呑んだ。
※
同じ頃――
山中の小さな小屋では、二人の男が酒を酌み交わしていた。
木の彦尊は、青痣の説法師に顔を寄せると、笑みを浮かべて囁いた。
「あれなるが山中で迷い、ここに辿り着いたという巫女か?」
「うむ。なかなかの美形であろう?……おい、こちらへ参って酌を致せ」
呼びかけに応じ、顔を白い布で覆った巫女が面を上げた。
覆面から覗く、凍てつくほどに真っ直ぐな瞳が、二人の男を高ぶらせる。
巫女は瓶子を手に、二人の方へ音もなく歩み寄る。
木の彦尊は盃を差し出し、にやりと笑った。
「今宵、汝に『男』というものを教えてやろう。存分にな……」
その隣から、青痣の説法師は巫女の腰へと手を伸ばした。
「汝、名はなんと申す……?」
その巫女は、二人の前でしなやかに膝を折ると、手にした瓶子を床に置いた。
やがて、ゆっくりと自ら腰帯を緩め始める。
その所作のまま、青痣の説法師を無言で見据えた。
「……ヤマト連合・香取軍所属、羽越大将!」
その瞬間、突風が唸り、灯明を掻き消した。
雷鳴とともに、稲光が辺りを白く照らし出す。
羽越は緩めた帯の間から、逆手に握った短刀を引き抜いた。
◇◇◇
後日の話になるが――
春になって、羽越が伊勢の社に戻ってくると
「ねえ、ウヅ!……ねえ!!」
「……『羽越の大将』とお呼びくだされ」
ルナは、巫女装束が汚れた理由を厳しく問い詰めた。
「じゃあ、羽越! なんでお装束を着て、イノシシなんか捌くわけ?!」
「……お腹が空いたもので……」
「ばーかー! 台無しじゃない?!」
だが、羽越は目線を逸らすと、口笛を吹いた。
その見つめる先には、一羽の蝶が舞っていた。
羽越は目を細め、人差し指をそっと差し出す。
すると、蝶はひらひらと近づき、羽越の指に止まった。
それを見て、羽越はにっこりと笑った。
ルナは叫んだ。
「お洗濯しても落ちないんだけど!!……もう!」
その声は静謐な社の庭に、虚しく響き渡った。
お読みくださりありがとうございました。
章の区切りだからと頑張ってしまい、長くなってしまいました。
第四章では、「正始四年の朝貢前後から、都建設が正式決定されるまで」を、お送りいたしました。
おそらく当時は武力闘争による決着だったと思われる部分を、選挙戦にスーパーデフォルメしました。
当時の言い回しを敢えて避け、現代の言い回しに置き換えた部分も多々あります。
この結果、時代物のイメージからは遠ざかりましたが、
古代をトレースしても、おどろおそどろしい話に(たぶん)なるだけですので……。
その意味では、人類も、ちゃんと歴史に学び、進化してるようにも思えます。
今話で登場しました「天叢雲剣インジケーター」ですが、
章立てはズレましたが予告通り、予定通りのタイミングで登場させました。
当初は、この章以降も第三章に含めようとしていたのですが、ちょっと無謀でした。
大事なところかも知れないので、もうちょっとじっくり書きたい、と考えが変わった部分でもあります。
三種の神器の一つに、妙な設定を加えてしまい、申し訳ありません。
これからの台与様と共に歩んで欲しいアイテムにしたいので、
ただ持ち歩いて振り回すよりは、何か道しるべ的な役割を持たせたい……ということで、こうしました。
「敵キャラが一人しぬと一つ減るインジケータ」などという単純なものにはしないつもりです。
次章は「第五章 鉄の道」
正始五年の出来事を中心にお送りして参ります。
・魏志倭人伝に記述がない=何もなかった
ではなく、
・歴史書に書けないようなことがあった
と考えるのが、本作のスタンスです。
台与様率いる(?)ヤマト連合が、内外のハプニングに遭遇しながらも、試練に立ち向かってゆきます。
乞うご期待ください。
次回「第100話 正始八百八十一年の蜃気楼」
記念すべき(?)100話目から新章スタートとなります!
登場人物が多すぎるので、各国の戦略を(作者自身のために)おさらいしてから、
台与様と金玄基改め紀玄人の倭国創世の物語へと突き進んでまいります!
国家的プロジェクトが平行的にダブル進行する第五章、存分にお楽しみ頂ければと思います。
(月曜20時ごろ更新予定です)




