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またかよ

「あーくっそ、なんだあのゴリラ教師‼」

「ゆうなって聖夜。あれは僕らが悪いじゃん」

 ゴリラ教師とは、先ほど風呂に入ってきた男教師だ。聖夜の言う通り、ゴリラみたいな男なので、生徒からはゴリラ教師と呼ばれている。

「だがいい風呂だった。流石だな、へいじ」

「にゃっはっは、まぁにゃー」

「ん?聖夜、何でこいつが関係しているんだ?」

「だってこいつが作った温泉だぜ?天然だけども。このホテルだって俺とこいつが協力して作ったんだぜ」

 ほへーん。まーどうでもいいけどな。

「お、卓球あるじゃないか」

 部屋に戻る途中、聖夜はそれを見つけてしまった。

「卓球しようぜ」

 僕らはそれに乗ってしまった。


「うらぁぁああああ‼‼‼よぅしゃあああ‼‼」

「ヤろぉぉぉぉおおおおおおぶっ殺してやる‼‼」

「落ち着いてケン‼おちついてぇぇぇぇ!」

 聖夜に掴みかかった僕は、途中から混じったみせかに止められていた。

「この野郎!今‼ハンデを破ったぞ‼‼」

「はぁ!?はんで!?てめぇハンデでラケットの横だけで打てって、もうそりゃハンデじゃあねぇよ‼‼」

「だがそれで僕に余裕で勝ってんじゃねぇか、この、離せみせか!!」

「離したらあんた聖夜に殴りかかるだろー‼」

 わちゃわちゃともめる僕とみせか。

「つーか誰だ‼‼負けた奴はホテル外周しろって言った奴!」

「わたしよ」

 夜宙テメぇぇぇぇええええ‼‼

「僕がそれでなんかいホテルの外を走ったと思ってんだ‼‼」

「……六回だ」

「数えていたのか零……」

「つーかおまえ、ハンデつけた聖夜にも負けるってどうにゃの?」

「うっせ」

 ……これを作者はできなかったと考えてしまうとあれだな。なんだか悲しいな。

「そういやおかえさんは?」

「あぁ……あの子か」

「?どうしたみせか。何かあったのか?」

 みせかは僕に神妙な顔を見せる。この顔には聖夜も不思議がる。

「あぁいや、あの子は普通の少女だと言われたからね。ちょっと私たちの覚悟が足りなかったようだ。ね、夜宙」

「そうね。あのこは全然普通の女の子じゃなかったわ」

「「「……?」」」

 この時の僕たちは、みせかたちの神妙な顔の意味を知らなかった。



 翌日。


 僕らはその顔の意味を知ることになった。

 あたりが真っ暗になるまで、僕らはそれを偶然だと思っていた。


「おい、みせか、どうなってやがる……」

「え~っと、だから、かえちゃんがお偉いさんの荷物を泥棒したと間違われて、その場にいた私たちも捕まって殺されそうになったけど、今ケンが必死で説明してる最中ってことじゃない?」

「いや、そんなことは見て分かるし今この身で起こっていることだから実感もある」

「あ、じゃあさっきの飛脚が明らかにかえちゃんの事を転ばせようとしたこと?それともさっきの夕飯に、かえちゃんのだけ毒が入っていた事かな?」

「そう言う事も含めて、この一連の流れの事だ‼」

 聖夜とみせか、それに零やへいじだって今何もできない状況に置かれている。お偉いさんの付きまといの人が持っている刀は本物だ。ちなみに夜宙はお偉いさんの方に立っている。

 今、ケン達一行は死にそうになっていた。


「つまりだね、聖夜くん。おかえと言う人間は、どうやら人よりも死にやすいってことらしいんだよ」


 みせかのその言葉は、お偉いさんに説明をしているケンにも届いた。




「さて、こうしてさっきのお偉いさん達から解放され、またホテルに戻ってきたわけにゃが、夜宙、こりゃ一体どういうことだにゃ?」

「聞いてなかったのかしら。だから、彼女はひとより死にやすいってこと。つまり、不幸な人間ね」

「不幸ともちょっと違うんですけどね。まぁ、どちらかというと、定め?っていうのかな」

「死ぬことが定めなんて、おかしいじゃないか」

「……ケンの言う通り」

「流石に定めは言いすぎました。しかし、死にやすいってことはみなさんもわかってもらえたかと思います」

「でも……」

「でもじゃないぜ、ケン」

 そこで、少し考えていた聖夜が口を割る。

「実際、ホテルの毒は絶対あり得んてぃな話なんだぜ?うちの止まっているホテルの従業員は、全員このバ科学者の所の研究員だ。毒を盛るなんて、マジであり得んてぃ。食中毒ってわけでもないし、こうなりゃ自然と毒が発生したとしか考えられねェ」

 修学旅行中のうちのクラスメイトが毒をもった、という可能性もないか、と僕は考えたが、まだ何も恨みを買っていないはずのおかえさんが、誰かに殺されそうになるってことはないだろう。

それに、あの場には聖夜の言うバ科学者だっていたのだ。毒に気付かない、なんてあるのだろうか。いや、気付いたから避けれたのか。

「ともあれ、彼女は神的な何かに殺されそうになっているとしか考えられない」

「……神相手か」

「うん、私も聖夜の考えていることと同じことを考えていたよ。実際昨日には、明らかにおかしいと思うような殺され方をされそうになったもの」

 昨日って、ホテルでのことだろうか。……一体全体何があったんだよ、みせか。

「で、どうするのよ」

「決まってるじゃん、夜宙」

 夜宙の問いに答えるのは、人の事をほっとけない僕だ。

「死にそうになったら、僕らが全力で守ればいい」

「まぁ当たり前っちゃ当たり前だわな。それが実際出来るメンツがそろっているんだし」

 そう言うのは、一番頼りになる聖夜くんだ。

「あ~くそっ、かなこがいればな~。あ、そうだへいじ、かなこの調子はどうだったんだ?」

「あぁ、もうすぐ退院できるって言ってたよ……あ、にゃ」

「……いい顔してるぜ」

 かなこ?

 ……あっ。……あっ、あぁ!?あぁぁぁっぁあああぁぁぁああ‼‼‼

「思い出したぁ‼カナちゃん‼あっ、あ~……」

「……やっぱり忘れていたか」

「あぁそうだね。零は覚えてたね。あれ?じゃあみせかは?」

「私はすべて察してあえて黙っていたのだよケン」

「うわぁ~!じゃあへいじがライブの時に……あれって」

「うわ懐かしいにゃおい。そうだにゃ、アジアに行ったらにゃ、何とビックリ加奈子がいたんにゃ!」

「あーそんなこと言ってたのね。ぜんっぜん聞こえなかったわ」

 いやーなんか一気にフラグ回収したって感じだな。

※本来ならここで初めて休話とつながるはずなんだけどなぁ……

「おまえが質問コーナーとかやってたからだろうが‼‼」

「ふふふっ」

「あ!かえちゃん笑った‼」

「やったわみせか。昨日の任務、達成よ」

「まさか今日まで続いているとは思わなかったよ、夜宙!」

 おかえさんが笑ったことで、女子たちがいようにはしゃいでいた。きっと、昨日、何とかおかえさんを笑わせようとしていたのだろうなぁ。



 翌日。


 女子がさらわれた。

「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇええええええ‼‼‼」


やっとこさ本編に出すことができました。そしてこれは二回目だ。何がいいたいか分かるな?


何で消えるんだよッ!エラー発生!?知らんワそんなん!!別な何かを立ち上げましたね?って言われても、私はそんなの立ち上げてないんだよなぁ。パソコンがかってに立ち上げてるんだよ。

マジでうちのパソコンポッチャマですわ。

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