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28・竜の湯浴み

 何か短い上に、『転生したドララー』でも同じタイトルあったなぁ…。


 湾岸警備の砦に戻ったマインは、まだ探索していなかった砦のエリアを探索した。その結果ある部屋を発見した。それは…。

「浴場…?」

 マインが発見した部屋は、広い部屋に大理石の様な大きな箱が有り、直ぐ傍には洗い場の様な場所があった。それはマインの前世で住んでいた日本の旅館等にある大浴場に酷似していた。

「此処はブライト王国…だっけ? その王国の警備の砦だったよね? じゃあ昔此処に居た兵士の公衆浴場かな?」

 構造から見て、マインにはそうにしか見えなかった。そしてマインは暫く其処を見つめていた。

「……!」

 そしてある事を閃いたのであった。


※        ※


 カポ~ン…


「あぁ~良いお湯だ♪」

 気持ちよさげな声を上げるマイン。今現在マインは頭に砦で発見した布を乗せて、大理石の様な大きな箱に満たされた湯に浸かっていた。

「こういう使い方も出来るね♪ 『レスト・アクア』は」

 マインの言うとおり、大理石の様な大きな箱-早い話が湯船-に満たされた湯は、マインの水魔法・『レスト・アクア』で出した湯であった。

 飲料水やジュースが出せるなら、湯も出せる筈と考えた結果、出すことに成功したのであった。更に…。

「まさかの『温泉効果』もあるとは…」

 アヤメ曰く、『レスト・アクア』で出した湯は、水に治療効果があったのと同じ様に、疲労回復、血流改善、湯治効果等も備えているらしい。

「これだけ効果があるなら、いっそ銭湯でも営業するかな…?」

 そんな冗談を呟いたマインだが、ふと今日の昼間の事を思い出した。

「あの青いドラゴンさん…話しかければ良かったかな…」

 マインは昼間会った青いドラゴンと会話をせず、逃げ出してしまった事を後悔していた。

「考えてみれば、魔物以外の初めてのエンカウントだったのに…あ、いやでも、あのドラゴンさんが魔物じゃないって保証はないけど…」

 ゲームによってはドラゴンも魔物のカテゴリーに入る為に、実は魔物同士の戦いだったのではないかと考えてしまう。

「でもあのドラゴン、服…みたいなの着ていたし、剣を持ってたし…そういえば、ドラゴンも普通に生活している世界だっけこの世界…ってかドラゴン=魔物なら、僕も魔物じゃん…ってか邪竜だし…」

 今更ながら自分もドラゴンである為、その考えなら自分も魔物である事に気付いてしまうマイン。それ処か闇魔法を使うドラゴンの為、並みのドラゴンよりも危険な存在のイメージも強かった。

「まあまたあのドラゴンさんに…出会え…たら…今度こそ…話…そう…」

 途切れ途切れに呟くマイン。そしてそのまま沈んでいく…。

「って危なっ! 気持ちよすぎて寝落ちして溺死する所だった!」

 湯の温かさに睡魔に襲われて、危うく眠ってしまう所であった。マインは慌てて湯船から出るのであった。


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