22・サブカルから得た、戦闘術
少し空いてもうたけど、再開やな。
活動報告でも伝えましたが、前話の最後の部分にスキルの会得を追記しましたんや。
『格闘術Lv1』のスキルを会得しました。
「!? 戦闘スキル…? 会得したの…?」
何時ものスキル会得の言葉が聞こえた事も驚きだが、その内容が未習得だった戦闘スキルだった事に、マインは更に驚いた。
『ガァアア!!!』
しかしアヤメに確認を求める暇も無く、フォレスト・ブラウンベアは雄叫びを上げて襲ってくる。
マインは先程パンチを叩き込んだ際、全くダメージが与えられなかったが、魔法自体効かない為、今のマインには消去法で格闘戦しかないので、マインは手を握る。
「こぉの!!!」
フォレスト・ブラウンベアが目の前まで来た瞬間、横っ面を思いっきり殴った。
バキッッッッ!!!
『グギャ!?』
その瞬間、フォレスト・ブラウンベアは横に吹き飛ばされ、先程のマイン同様に木に激突するが、それに収まらずに木が薙ぎ倒された。
「えっ…!?」
自分が今やった事に、マインは呆然とした。
「えっ嘘…さっき殴った時は何もされていない様な反応だったのに、今度は何かパワースーツを着た人に殴られた如く飛んでいったけど…」
思わず自分の手を見つめるマイン。
「もしかして、『格闘術Lv1』を会得したから…?」
先程と違う事が考えられるとしたら、マインにはそれしか無かった。
『グルルルル……』
「!?」
倒しきれなかったらしく、フォレスト・ブラウンベアは唸り声を上げながら、立ち上がってきた。
「…よし!」
戦えると判断したマインは、傷の痛みを感じながらも構えを取る。
『ガァアア!!!』
フォレスト・ブラウンベアは雄叫びを上げて再び突進してきた。そして両手で覆い被さる様に襲ってきた瞬間、マインは両手でフォレスト・ブラウンベアの両手を掴んだ。
『グガァァァ!!!』
抑え込まれた事に興奮して暴れるフォレスト・ブラウンベア。マインは自分より大きいフォレスト・ブラウンベアのその力に後ろに押されてしまう。
「ぐっ…」
押された衝撃で傷口が痛み、止まっていた血が流れ出る。しかしマインは痛みを堪えて…。
「こっののの!!!」
ガンッッッ!!!
…思いっきりフォレスト・ブラウンベアの顔面に頭突きを叩き込んだ。
『グギャ!』
不意打ちの頭突きに、フォレスト・ブラウンベアは一瞬怯んだ。そして頭突きに痛みながらも、その瞬間を見逃さなかったマインは…
グシャ!!!
フォレスト・ブラウンベアの足を思いっきり踏んだ。自分の足の下で毛皮に包まれた足の骨が砕ける様な感触を感じた。
『グギャアアアアア!!!』
今度はフォレスト・ブラウンベアが絶叫を上げた。フォレスト・ブラウンベアは痛みのあまり、マインから離れる。
「爪はお前だけの専売特許じゃないんだよ!!!」
更に追撃としてマインは、自身の鋭い爪でフォレスト・ブラウンベアに斬りかかったが、避けられてしまい空振りになる。しかし無理な体勢で避けたためか、フォレスト・ブラウンベアは体勢を崩してしまい転倒した。
「っっ!!!! もらったぁぁぁぁぁ!!!」
マインは空へと飛び上がり、フォレスト・ブラウンベアの真上から足を振り下ろす様な体勢で落下し始めた。
「ドラゴン流・空中落下式・踵落としだぁぁぁ!!!」
その絶叫と共にマインはフォレスト・ブラウンベアの首めがけて踵を落下させた。
ボギャァァァ!!!!!
落下の衝撃音と首の骨が砕ける音が同時に鳴り響き、辺りには衝撃は広まった。フォレスト・ブラウンベアは口からどす黒い血を吐き出して、二度と動かなくなった。
「ハア…ハア…」
傷の痛みと戦闘の疲労、そして踵落としの痛みで、マインはフォレスト・ブラウンベアから少し離れた場所に座り込んだ。
「ハアハア…死んだ…よね…残念だったね熊さん…僕は伊達にラノベやアニメや漫画、映画を見ている訳じゃ無いんだ…」
死んだフォレスト・ブラウンベアに対して、マインはそう呟くのであった。
『精神耐性』のスキルが上昇しました。
『格闘術Lv1』のスキルが上昇しました。
我ながら壮絶的な戦いやったな。マインボロボロになってもうたけど…。
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