#75 アリノス、再び
ライブ当日。
久しぶりにアリノスの看板を見上げた。
東音にいた頃は何度も足を運んだ場所なのに、今日は少しだけ違って見える。卒業してから約3ヶ月。ライブハウスの入口をくぐるのも久しぶりだった。
「うわー、懐っかしい!」
ユイが真っ先に階段を下りていく。
「学生の時は毎月来てたのにね。あれから3ヶ月しかたってないんだ」
ハルナが笑いながらその後を追った。
「でもなんか久しぶりな感じする!」
「そうだな。でも昔とは環境がまるで違う」
久しぶりな感じはリョウヘイにも分かる。
学生の頃は、ライブがあること自体が日常の延長だった。放課後に練習して、そのまま本番へ向けて準備する。今は違う。それぞれ仕事をして、生活して、予定を合わせて、客を集めて。約1ヶ月半かけて、ようやく今日まで辿り着いた。
アリノスの扉を開けると、懐かしい匂いがした。機材とケーブル。薄暗いフロア。ステージの上では、すでに今日出演する別のバンドが搬入を始めている。
「お、来たね」
奥から女性が歩いてきた。アリノスの店長、マキさんだ。東音時代から何度も世話になっている。lunatiが学生だった頃から、ライブのたびに顔を合わせてきた人だった。
相変わらず綺麗だ。ティアーユ先生よりも年上との事だったので、なんとなく年齢は想像できるが見た目がそれと一致しない。それなのに、いつもこの人は老婆のような口調で話す。恐らくこの人は魔女だ。
「マキさん、お久しぶりです」
ハルナが頭を下げる。
「久しぶりだねぇ、ハルナ。アンタ達も卒業おめでとう。遅くなったけどね」
「ありがとうございます!」
ユイも元気よく頭を下げたあと、なぜか綾坂の肩を叩いた。
「綾坂がいつもお世話になってます」
「アンタが言うな」
綾坂が即座にユイの手を払う。マキさんが吹き出した。
「喉も絶好調みたいだねぇ、ユイや」
「はい!バッチリ!綾坂、ちゃんと働いてます?」
「だからアンタが聞くなって」
「しっかり働いているよ。かなり助かってるさね」
「ふふん!」
「なんでユイちゃんが得意げなの?」
ハルナまで笑う。
綾坂は少し恥ずかしそうに視線を逸らした。
「マキさん今日はウチ、lunatiだけのオペだから」
「分かってる。今日はこっちのPAに任せな」
マキさんはそう言うと、5人を順番に見た。
「しかし、とうとう卒業したかね」
少しだけ声の調子が変わる。
「東音にいた頃は、なんだかんだ学校が守ってくれてたからねぇ。ライブだってティアが話を持ってきてくれたり、学校の名前で人が来てくれたりしただろう?」
5人は黙って聞く。
「でも、これからは違うよ。曲作るのも、客呼ぶのも、金のこと考えるのも全部自分たち。上手いだけのバンドなんて、外に出ればいくらでもいるさね」
ユイの表情から、少しだけ笑みが消える。ヒナも静かにマキさんを見ていた。
「趣味でやるならなんでもいいさね。でも売れたいんなら話は別だよ。死ぬ気でやらなきゃ、すぐに埋もれて終わる」
マキさんは少し間を置いた。
「でも、あたしゃアンタ達に期待してるよ」
腕を組んで笑った。
「バンドはこれからが本当の戦場だからね。頑張んなさいな」
「はい!」
ユイが1番に返事をする。
リョウヘイは改めてステージを見る。何度も立った場所だ。広さも知っている。音も知っている。スタッフの顔だって知っている。
それでも、今日からは違う。東音のlunatiじゃない。何の後ろ盾もない、ただのlunatiだ。
「マキさん。今後とも、よろしくお願いします」
リョウヘイが頭を下げると、マキさんは満足そうに笑った。
「リョウさん。演奏面でも精神面でも、アンタがlunatiの大黒柱だ。折れるんじゃないよ?」
「はい!」
ユイが元気よく返事をする。
「おい!」
「だってなんか悔しかったんだもん」
「小学生かお前は……俺にもカッコつけさせろよ」
「あっはっはっはっは!!」
マキさんは大笑いしながら事務所に戻って行った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リハーサルも問題なく終わった。アリノスの音は身体が覚えている。ドラムセットの感触も、ステージから見た客席の距離も、モニターから返ってくる音も懐かしかった。
そして本番。照明が落ち、客席の話し声が薄くなる。リョウヘイがスティックを打ち鳴らした瞬間、3ヶ月ぶりだったはずのステージが、身体の中でいつもの場所へ戻った。
最初のキックにユイのベースが重なる。ヒナのギターが切り込み、ハルナの鍵盤が一気に視界を広げた。
4人が同じ呼吸へ揃うまで、1小節もかからなかった。
ユイが歌い出す。前列にいた客が身体を揺らし、その動きが少しずつ後ろへ伝わっていく。
東音の看板も、先生の助けもない。それでも目の前の客は、今のlunatiの音だけを聴いていた。久しぶりのステージだったが、3ヶ月程度の空白で崩れるようなものじゃない。lunatiには東音で培った2年間がある。音楽科で毎日のように演奏し、特進ではサクラやフミとも競い、何度も本番を経験した。
同世代のバンドと比べても、演奏力と歌唱力は明らかに抜けていた。
ポリープで歌えなかった日々を取り戻すかのような声が、スピーカーから飛び抜けるように聞こえる。
リョウヘイのドラムが土台を作り、ヒナのギターがその上を走る。ハルナのキーボードが全体を包み、ユイのベースと歌が客席を引っ張っていく。
PA卓である程度操作が終わった綾坂は、専用のイヤモニをつけてメインアウトの音を確認した。
綾坂は目を閉じて、聴覚に全てを集中させる。
ユイの声の調子、リョウヘイのリズムの行き先、ヒナとハルナのニュアンスコントロール。全てを細かくチェックしていく。
しかしどれも確認するのには時間はかからなかった。
(うん、みんなバッチリ!いつものグルーヴが出てる!聴くまでもないね、聴くけど!)
ユイはステージから客席を見た。
知っている顔がちらほらあった。東音時代から何度も来てくれていた人。リョウヘイが声をかけた知人。ユイから連絡を受けた友人がちらほら。ヒナの配信を見て来てくれた人も、この中にいるのかもしれない。
ーーーーみんな本当に来てくれたんだ!
ーーーーありがとう!
ユイは感動した分、歌に魂を込めた。
最後の曲を終えると、客席から大きな拍手が返ってきた。ステージを降り、楽屋へ戻った瞬間、ユイが両手を上げる。
「終わったー! 気持ちいー!」
「お客さんいっぱいだったね!」
ハルナも興奮が残っているのか、いつもより声が弾んでいる。パッと見で60人前後はいたように見えた。
小さいライブでは60人でもそれなりに多く見える。
ヒナも珍しく頬を緩ませていた。
「みんな盛り上がってくれてましたね……!」
「みんなお疲れ様!ナイスライブだったよ!」
興奮気味の綾坂が迎える。自分たちでも分かる。いいライブだった。卒業後最初の1本としては、十分すぎる。
ただ、ライブは終わっても今日はまだ終わりじゃない。学生時代とは違ってここからは新しい仕事がある。そして最重要なものだ。
「よし、ユイ。これ売ってこい」
リョウヘイはバッグから小さな紙の束を取り出し、ユイに渡した。名刺くらいのサイズ。表にはlunatiのロゴ。裏にはQRコードと簡単な説明が印刷されている。
「なにこれ? QRコード付きの名刺?」
「そ、名刺。1枚1000円で売ってきて」
「こ、こんなもんが1000円で売れるかー!」
ユイが紙を突き返そうとする。綾坂が笑った。
「それはねユイ、ダウンロードカードなんだ」
ヒナがユイの手元を覗き込む。
「何がダウンロードできるんですか?」
「今日のライブ音源」
「今日のですか!?今さっきのですか!?」
ハルナが驚く。
「もうできたの!?」
「いやいや、さすがにまだだよ」
綾坂が笑った。
リョウヘイはユイの持っているカードを1枚抜き取る。
裏と表をそれぞれ見せる。
「今日のライブ音源を綾坂に編集してカッコよくしてもらって、それをQRコード先のリンクに置いとく。カードを買った人だけが3日後にオンラインで聴けるって仕組み」
「なるほど……!頭いい……!」
ユイがもう1度カードを見る。
「まだちゃんとしたグッズを作る資金もないからね」
綾坂が続ける。
「Tシャツとかタオルは先に作るお金が必要だし、売れ残ったら在庫になる。でもこれなら印刷代くらいで作れる。まずはこれで軍資金を作るよ」
「すごい!これで1000円なら安いぐらいだね!」
さっきまで「こんなもん」と言っていた人間とは思えない。
「応援しやすい価格だろ?」
リョウヘイは残りの束をユイへ渡す。
「50枚作ってきた。全部売ったら5万だぞユイ?」
「おおー! 1人1万円!?」
ハルナがすぐに突っ込む。
「すぐ5で割るのやめようよ」
「だってウチら5人チームじゃん!」
綾坂は改めてユイに注意した。
「だから売上はプールするって」
「はぁ? プール? 行きたいの?」
綾坂が呆れた顔をする。
「保留しとくって意味。お小遣いになんないからね!」
「えー!?なにそれー!?プール行こうよー!」
「いいから物販行け!アンタの機材はこっちで片付けるから!」
「オッケー!(完売!1人1万!やるぞぉー!)」
「ハルナも物販行ってほしいんだけど、頼めるかな」
リョウヘイが聞くと、ハルナが自分を指差した。
「私も?い、いるかな?」
「いるに決まってんでしょ」
綾坂が即答する。
「アンタら2人がlunatiの顔なんだから。ツインボーカルなんだし、ちゃんと2人の顔も売ってきて。少なくともリョウヘイやヒナっちよりかは絶対向いてるから安心していいよ」
「ガーン……」
ヒナが小さくショックを受ける。
「綾坂だって多分向いてないぞ…」
リョウヘイが言う。
「ギャルの接客術なめんな」
「自分でギャルって言うんだ。自覚あるタイプのギャルだ」
ハルナが少し笑った。
「じゃあ綾坂も物販来ればいいじゃん!」
ユイが言う。
「ウチは片付けとスタッフとの確認があるの。それに物販はメンバーでやんな。スタッフが物販やんのは、ちゃんと売れてから。まだ駆け出しなんだから」
「はーい!」
「ユイちゃん、行こ」
「全部売るよハルナ!」
「はいはい」
ーーーーーーーーーーー
イベント全体が終わって物販営業時間になった。
客はライブの感想を言い合ったり、写真を撮ったり、ドリンクチケットを交換したり。まだライブの余韻を楽しんでいた。
「lunatiでーす!物販やってまーす!」
その余韻をぶち壊す、ユイの耳障りな大声が物販開始の合図となった。
物販に出た2人は、思っていた以上に忙しかった。
ライブを見終えた客が次々と寄ってくる。ユイがカードを片手に今日のライブ音源だと説明し、ハルナが購入した客へ礼を言う。その場でライブの感想を伝えてくれる人も多かった。50枚用意したダウンロードカードは、ほとんどなくなった。
しばらくして、ユイが残ったカードを掲げながら楽屋に戻ってきた。
「3枚残った!あとちょっとで完売だったのにぃ!」
「マジか!?そんな売れたのか!?」
リョウヘイも予想以上の売り上げに驚いた。せいぜい半分でも売れればいいと思っていた。
「アタシを誰だと思ってんの!」
「ぶっちゃけ、ハルナのおかげじゃない?」
「そんなことないよ。ユイちゃん売り子の才能あるよ。あんな元気に接客されたら、私も千円ぐらいなら払っちゃうかも」
「もっと!もっと褒めてハルナ!」
ハルナも嬉しそうに笑っていた。残った数枚は、マキさんと今日の対バンへ挨拶ついでに配ることにした。
「今日の音源、完成したら聴いてください!」
ユイが渡して回る。対バンのメンバーも面白がって受け取ってくれた。気づけば最後の1枚まで綺麗になくなっていた。最初の物販としては上出来だった。
片付けも一段落した頃、フロアの奥からマキさんが顔を出す。
「リョウさん、精算するよん。事務所まで来てくんな」
「はい」
その声を聞いた綾坂が少し笑った。
「あれ?なんかマキさん上機嫌?」
「たくさん客を呼んでくれたからねぇ。ちょっとサービスしちゃうよー」
「頼んます。あ、ウチの奴らにも数字見てもらいたいんで、全員で伺います」
「もちろんいいさね。連れてきなー」
リョウヘイが声をかけると、散らばっていた4人が集まってきた。
「精算だオマエら!lunati集合ー!」
「精算!」
金の話になると、ユイの反応が早い。
マキさんについてアリノスの奥へ入り、スタッフ用の扉を抜ける。その先にある小さなドアを開けると、さらに小さな部屋が現れた。5人が入った瞬間、ほとんど身動きが取れなくなる。
「狭っ!なにここ!秘密基地じゃん!」
「ユイちゃん、失礼でしょ!」
ハルナが慌てて止める。マキさんは気にする様子もなく、デスクの椅子へ座った。
「階段の下のデッドスペースを有効活用してんのさ。文字通りここを墓にしようと思ってる。慣れると意外と快適だよ」
ヒナが天井を見上げる。
「デッドスペース……」
本当に狭い。デスクと椅子、書類棚、金庫。それだけでほとんどいっぱいだ。
そこへ5人も押し込まれたものだから、ユイとハルナは肩が触れ、ヒナは綾坂の後ろから顔だけ出している。
「さぁて、清算といこうかねぇ、lunati」
リョウヘイがデスクの前へ立った。
「マキさん、お願いします」
「はいよ。これが今回の動員とlunatiのギャランティだよ。穴が空くほど確認しな」
マキさんが1枚の精算表を差し出した。そこには、今日の結果が数字になって並んでいた。
予約43名。
予約来場38名。当日来場2名。総動員40名。
前売チケット3000円。ノルマ10枚。
チケットバック対象30名。バック単価1500円。
チケットバック45000円。
そして、その下には特別調整として5000円が加えられ、今回のギャランティは50000円になっていた。
「5万!」
ユイが真っ先に反応した。
「ちょうど5万じゃん!」
「最後の5000円はアリノスからのサービスだよ」
マキさんが笑う。
「卒業後1発目で40人呼んでくれたしねぇ。今日はドリンクもよく出たから、気持ち程度だけど上乗せ」
「ありがとうございます」
ハルナが頭を下げる。綾坂も頭を下げた。
「こういうのは確定申告で必要だから、みんな忘れないでね」
「真面目だねぇ、綾坂」
マキさんは苦笑いしていた。
その横で、ユイだけが別の数字を見ていた。
「……40人?」
「ん?どうしたユイ」
「40人しか来てない!」
急に声が大きくなる。
「もっと呼んでたはずなのにー!」
マキさんは慣れた様子で笑った。
「取り置きなんてそんなもんさね」
「だって43人予約してたよ!?」
「予約したら絶対来るってわけじゃないから」
綾坂が横から口を挟んだ。
「よっぽどビッグなバンドだったら別だけど、知り合いのライブに行くってのは、どうしても優先度が低くなりやすいのよ」
「えー!?ライブより優先することなんてある?」
ユイが首を傾げる。
「例えばユイ。知り合いのライブと彼氏とのデート、同じ日に被ったらどっち行く?」
「え、一緒にライブ見に行けばいいじゃん」
綾坂が一瞬止まった。
「……アンタに聞いたのが間違いだった」
「なんでよ!」
マキさんが声を上げて笑う。
「でも、世の中そう上手くいかないんさね。仕事が入った、友達に誘われた、疲れた、雨が降った。それだけで『今日はもういいかな』ってなるのが人間様さ」
リョウヘイも精算表を見ながら頷く。
「ちょっとしたことでライブは行かなくなるもんだよ。3000円払って、時間作って、ライブハウスまで来るって、それなりにハードルあるからな。」
綾坂も続ける。
「だから予約43で40なら、かなりいい方」
「確かになぁ……3000円あったら映画見にいけるもんね……」
「なんならポップコーンとドリンクも付けれるよ。それだけの価値をイベント全体で作っていくの。その1組にlunatiはいるんだよ」
「イベント全体?」
「そう。この3000円のチケットはlunatiにだけに支払われたものじゃないってこと。アリノスを含めたイベント全体に支払われたお金なの」
ユイはようやく少し納得したようだった。マキさんは改めて精算表を指で叩く。
「しかも卒業後1発目で40。十分さね」
「じゃあ成功?」
「ふふふ、ライブとしてはね」
マキさんは笑ったまま、少しだけ声を落とした。
「でも、40人呼んで5万円。さっきの珍妙な物販もかなり売れたみたいだけど、それでも5人が生活できる金にはならないだろう?」
ユイの顔がまた止まる。
「全然生活できない……なんかバンドって夢ない……」
「それに次も40人呼べる保証なんてないだろう?人間は気まぐれな動物さね」
それでもマキさんは楽しそうに言った。
「そう辛気臭い顔しなさんなユイ!どうせ逃げられないんだ、楽しんで生きな!」
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改めて数字にすると、急に現実味が出る。40人来てくれた。ライブハウスから5万円。物販もほぼ完売。卒業後最初のライブとしては、間違いなく成功だった。
それでも、これだけじゃ生活はできない。
家賃1ヶ月もままならない。せいぜい交通費とスタジオ代ぐらいですぐ消える金だ。
リョウヘイはもう1度、精算表を見る。でも、まだ最初の1本だ。
「これで十分ですよ」
リョウヘイが言った。
「最初はこんくらいでいい。今後の成長が楽しみだ」
マキさんがニヤッと笑う。
「そうさね、リョウさん。ピンチや逆境を楽しんでこそバンドマンさね」
「次はもっと呼びます」
「それでいいさね。お互いwin-winな関係で、これからも一つ頼むよ。」
ユイもすぐに乗ってくる。
「次は50人呼ぶ!もっと友達増やす!」
「バイト先クビにならないでね…」
ハルナが笑う。
「友達よりも、まずは収入を増やしな」
綾坂がため息をつく。
ヒナは精算表を見ながら、静かに口を開いた。
「私、早く次のライブしたいです…!たくさんの人に私のギターを、lunatiを見てもらえて…!こんな楽しい日が毎日続けばいいのに…!」
ヒナはもうすでに次のステージを見ていた。よほどライブが楽しかったのだろう。動員や数字を全く気にしていなかった。
純粋な好きに当てられて、リョウヘイも笑って答えた。
「ああ。ホントにそうだよな。こんな毎日だったら最高だよ」
今日、40人が来てくれた。その40人が次も来てくれるとは限らない。でも今日初めてlunatiを知った誰かが、次も来てくれるかもしれない。
ダウンロードカードを買った誰かが音源を聴いて、その友達に教えてくれるかもしれない。そうやって少しずつ増やしていく。
演奏するだけじゃない。客を呼ぶ。金を作る。次へ繋げる。学生だった頃には知らなかった、バンドのもう半分。卒業後最初のライブで、lunatiはようやくその入口に立った。
ライブハウスによって違いますが、ライン録音というライブの録音を1000円程度でやってくれるところがチラホラあります。
なんというか素の音というか…。あんまり音も良くないですが、その日の思い出として購入していただける方がたくさんいらっしゃいました。実体験です。
原価を抑えてなるべく価値を高めて利幅を取るのはどんな商売でも一緒ですね。




