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壱日目 ②

注意※友人宅で集まって行ったクトゥルフ神話TRPGリプレイです。


オリジナルシナリオのため、おかしな展開、誤字脱字があるかも知れません


ご了承下さい。

 KP「毒ですか」


 PL3「山があるだろ? そこで毒の野草とかありそうだし」


 KP「ありますよ。行先の中の商店や、西の山にあります。大神大凶は知っているので、行こうと思えば。ただし商店の場合、これから行くと閉店までギリギリです」


 PL3「じゃあ行きたいんだけど……どうしよっかな」


 KP「あ、すみません。一旦別の人の個別チャット行きますね」


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 KP「お待たせしました」


 PL2「誰かやってんな」


 KP「そういう読みはナシで。それで、何でしょうか」


 PL2「大神大凶を監視してたい。部屋の前とか、隣の部屋とかで待機して」


 KP「ああ、なるほど。良いですよ。なら大神大凶に気付かれないように〈忍び歩き〉を」


 PL2 〈忍び歩き〉1d100<=80 → 78 成功


 PL2「出目高いなさっきから」


 KP「……はい、分かりました。……じゃあ一旦、次の人の個別チャットに行きます。少々お待ちを」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 KP「はい、お待たせしました。許可します。忍び出るために〈忍び歩き〉か〈隠れる〉、それと1d100<=45の対抗ロールを」


 PL3「何の対抗ロール」


 KP「逆算すれば誰か分かりそうなのでちょっと言えませんね」


 PL3「どうせ分からないから教えて」


 KP「……DEX対抗ロールです」


 PL3「ああ、多分金光栄だな。言動が少しおかしかったし」


 KP(推理が出来ないかわりに勘が鋭いなこいつ……)


 PL3「……てか〈忍び歩き〉も〈隠れる〉もないじゃん俺」


 KP「え、まじ? じゃあどっちか初期値で」


 PL3「いや、待った、確か〈芸術〉を99から30に減らしたから、〈隠れる〉に技能値69追加したい」


 KP「……まあ、技能値減らすように言ったのは私ですしね。許可しますよ」


 PL3「ありがとうKP、愛してる」


 PL3 〈隠れる〉1d100<=79 → 42 成功

 PL3 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 33 失敗


 KP「お、成功しましたね」


 PL3「ひょっとして良い塩梅か、〈芸術〉技能値30って」


 KP「やっぱ私KPの才能あるかも」


 PL3 DEX対抗ロール 1d100<=45 → 4 クリティカル


 PL3「マジか」


 KP「お前改名しろ。これからお前は大神大吉だ。えー、でもどうしよ。クリティカル報酬……。じゃあ1d6振って」


 PL3 1d6 → 5


 KP「はい」


 PL3「なーんか最初に振った1d3のやつと違う気がするんだよなこのロール」


 KP「ノーコメントで。それでは、貴方は夜の闇に紛れて、屋敷から抜け出すことでしょう。それじゃあ次の人の個別チャットに行きますので少々お待ち」


 ――――――


 PL1 非公開チャット


 KP「何かやりたいことありますか?」


 PL1「今はないしな……。寝るで良い?」


 KP「問題ないですよ」


 PL1「何か……夜は他の二人の行動フェーズっぽいんだよな」


 KP「はい、分かりました。次の人の個別チャットに行きますので少々お待ちを」


 PL1「じゃあ俺はまだ何かあるのか」


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 KP「はい、戻りました。それでは描写します」


 PL2「待ってた」


 KP「貴方は、大神大凶が泊まっている部屋の隣の部屋に忍び込んだ。息を殺し、壁に耳を当て、中の様子を探るだろう。〈聞き耳〉を」


 PL2 〈聞き耳〉1d100<=50 → 21 成功


 KP「隣の部屋から、人の気配を感じない」


 PL2「……え?」


 KP「この屋敷は典型的な日本屋敷。防音効果は一般的な家屋に比べて少し低いだろう。だが、隣からは物音一つ聞こえない」


 PL2「大凶の部屋に入ります。〈忍び歩き〉で」


 KP「許可します」


 PL2 〈忍び歩き〉1d100<=80 → 13 成功


 KP「音を殺しながら大神大凶の部屋の前に足を運び、静かにその襖を開ける。しかしその部屋の中に、大神大凶の姿はない。綺麗に敷かれた布団がそこにあるだけだ」


 PL2「永畑崇の部屋に行きます」


 KP「襖を開けますか?」


 PL2「〈聞き耳〉で中の様子を探ります」


 KP「どうぞ」


 PL2 〈聞き耳〉1d100<=50 → 50 成功


 KP「人の気配、小さないびきが聞こえます。どうやら中には永畑崇がいるらしいです」


 PL2「念のため、ちょっとだけ襖を開けて中を見ます」


 KP「中では永畑崇が少しうめきながら寝ています」


 PL2「……一応無事か。じゃあ外に行ったのかあいつ。夜に何をしに行ったんだ? 秘匿絡みか?」


 KP「私は何も」


 PL2「ああ、いや、一応武器取りに行った可能性もあるか。そうすると怖いな。……いや、まずあいつ殺そうとしてんのか? それも良く分かってないんだよな。それに俺はあくまで守ることが目標だしなぁ……」


 KP「どうします? 戻ります?」


 PL2「いや、しばらくこの近くに隠れて、大凶が戻らないか監視しときたい」


 KP「貴方はしばらく隠れて様子を見ていたが、大神大凶が訪れる気配は無い。まだ監視しますか?」


 PL2「……これ来ないって言ってるな」


 KP「まあ、はい。来ません」


 PL2「この屋敷には?」


 KP「そこまでは」


 PL2「まーそうだよなぁ、行動権1回使ってようやく見て回れる広さだしなぁ……夜の間に全部ってのは多分無理か」


 KP「どうします?」


 PL2「ならせめて家の前が見えるように隠れて監視してたい。あ、でも鍵閉めれば一発か」


 KP「……まあ、そうですね」


 PL2「何だ意味深に」


 KP「いえ、何でも。面白いことになりそうだなと。それじゃあどうします? 部屋に戻ります?」


 PL2「寝てないと何かペナルティある?」


 KP「まあ、睡眠不足で技能値マイナスですかね」


 PL2「ただでさえ今日出目悪いしなぁ……最後に鍵を閉めて寝ます」


 KP「はい、分かりました。金光栄は正面の鍵を閉め、部屋に戻り布団の中に入るだろう。しかし、貴方の中には、きっと不安が募っている。大神大凶は、一体何処に行ったのだろうか。大神大凶は、一体何をしようとしているのか。大神大凶は、一体何故生き返ったのか。そんな不安と、疑問を抱えながら、貴方は目を閉じるだろう」


 金光栄「……大凶は……何で、あいつ……。……絶対に、守ってやる、崇」


 KP「あいつ一人で自分の身守れそうですけどね」


 PL2「俺のロールプレイ台無しじゃん」


 KP「じゃあ、とりあえずこれで描写は終わります。それではおやすみなさい。もう少々お待ち下さい」


 PL2「はいおやすみ」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 KP「お待たせしました」


 PL3「今更だけどさ」


 KP「はい」


 PL3「俺、所持金マイナスだから商店行っても何も買えないんだけど」


 KP「……え? あ、ほんとじゃん。−100000円じゃん。え、どうすんの」


 PL3「あ、救済措置ナシ?」


 KP「所持金マイナスを想定してなかった」


 PL3「ふざけんなよてめェ!?」


 KP「キレるのはこっちのほうじゃボケェ!! てめぇがふざけなけりゃこんなムダなことを考えずに済んだんだよッ!」


 PL3「……ごもっとも」


 KP「どうしよっかな本気で……山、行く? 西の山」


 PL3「夜の山だろ? しかも西の山ってアレだろ? 林なんとかが言ってた、イノシシに突進された山」


 KP「林拓磨が言っていた、金光栄がイノシシに突進された場所がその山ですね」


 PL3「夜に行ったらワンチャン死なね? クマとかいそう」


 KP「だから商店おすすめしたんですけど、お前ほんと……」


 PL3「じゃあ……あの、ほら、夜に出歩いたから、懐中電灯持ってたってわけで。それで山は多分歩けると思うんだけど。田舎者だから山に歩き慣れてるってことで」


 KP「田舎者を何だと思ってるんだ。夜に山歩くなんて自殺行為だろ」


 PL3「じゃあ更に〈幸運〉!」


 KP「お前の〈幸運〉は〈芸術〉のせいでちょっと危ないだろ。……まあ、良いか。許可します」


 PL3 〈幸運〉1d100<=40 → 89 失敗

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 18 成功


 PL3「あぁ! 最悪!」


 KP「お前が決めたんだよ」


 PL3「誰だよこれ最初技能値99にしたやつ! ばっかじゃねぇの!? 30でこんなに成功するのに!!」


 KP「お前だよ! はい、じゃあ貴方は――いや、待てよ。体力か、SAN値か、どっちが良い?」


 PL3「……じゃあSAN値で。豆腐あるし」


 KP「はい、では貴方は、夜のあぜ道を歩いていた。やましい気持ちがあるからか、一人は何よりも恐ろしいからか、その足取りは決して軽いものとは言えない」


 大神大凶「そりゃそうか。だって友人殺そうとしてるんだもんな」


 KP「その友人を殺すために、懐中電灯も持たず毒草を取りに西の山へ行っている。こんな夜更けだというのに、貴方の殺意は眠ることを知らない。だからこそなのか、貴方の勘、そして五感は何時もより研ぎ澄まされており、故に気付いたことがある。背後から音が聞こえるのだ」


 大神大凶「即座に振り返って見てみぬふりします」


 KP「じゃあ見るなよ。えー、背後から聞こえる音は、何か重い物を引き摺る音に似ていた。ずる、ずるりと、貴方の歩みに合わせて、ほんの少しずつ近付いて来る。一応聞きますが、振り返ります?」


 大神大凶「ぜってぇいるじゃんバケモノ。え、どうしよ。後ろ振り向いたらバァって目の前にいるじゃん。振り返ろ」


 KP「振り返るんかい。大神大凶が咄嗟に振り返ると、視界の端に何か、黒いものが映った。それが何か、何なのか、辺りを見渡してもそれらしき何かは見えない。あんなに大きな音を出していた物体の正体が、何処にも見当たらないのだ。しかし、貴方はこれだけを覚えている」


 大神大凶「ずばり、恐怖」


 KP「先に言わないで下さい。貴方は、これだけを覚えている。確実な恐怖。しかもそれは初めてでは無い。貴方が、【こんなことになった】その日、その時に、この感情と全く同じものを抱いたことがある。あの日、貴方は、【何をしてしまったのだろう】」


 PL3「……何か、たまーにカッコが違うよな。「」←これじゃなくて【】←これになったり」


 KP「あの日の恐怖を想起した貴方は、〈正気度〉ロール1/1d3+1」


 PL3「うぉ、結構減る」


 PL3 〈正気度〉1d100<=41 → 84 失敗 1d3+1 → 2

 SAN値41 → 39


 PL3「よっしゃ。ギリセーフ」


 KP「それと、1d3振って下さい」


 PL3 1d3 → 2


 KP「はい、分かりました」


 PL3「これが本当にコエェんだよ」


 KP「今のところ良い調子ですよ」


 PL3「ほんとかぁ? ほんとに良い調子かぁ?」


 KP「貴方は、それでも殺意に支配され、西の山にまで訪れた。しかし夜も真夜中、足下すら闇夜に隠れて見えない。進むなら〈目星〉に成功しましょう。出来るものなら」


 PL3「やってやるぜこの野郎バカ野郎!」


 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 96 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 69 失敗


 PL3「おっとぉ……? これどうなんの」


 KP「まあ、成功、いや、うーん。ちょっと私じゃ無理だわ。PL1に聞いてくる」


 ――――――


 PL1 非公開チャット


 KP「PL1、PL1」


 PL1「えいなんすか」


 KP「誰かは言わないんだけどさ、ダイス振ったら出目が96だけど、技能値よりその数が低いんですよ。これどうなるんすか」


 PL1「ぜってぇPL3じゃん」


 KP「誰とは言わないんだけどさ」


 PL1「まー……そうならないように技能値の上限95にするのがほとんどだからなぁ。そういうのはお前が勝手に決めれば? ハウスルールを決める顕現はそっちにあるし」


 KP「りょーかい。失礼しましたぁ」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 KP「はいお待たせしました。成功判定で良いでしょう」


 PL3「りょ。じゃどうなんの」


 KP「無事に山を歩けます。山菜を取るなら絶好の場所で、その山の持ち主である村長は『勝手に入って勝手に取ってくれ』と昔に言われていたことを貴方は思い出すでしょう。貴方は、山に遊びに行くとなればここに入ったことを思い出すだろう。カブトムシやクワガタムシもよく取れて、昆虫採取でも重宝した場所だった。秘密基地も作った思い出があり、そこへ向かうと、時の流れで風化してしまったガラクタ置き場が見付かるだろう。だが、それでもその思い出が風化することはない。じゃあもっかい1d3振って」


 PL3 1d3 → 1


 KP「じゃ、〈目星〉に成功すれば山菜によく似た植物を見付けられるでしょう」


 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 88 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 43 失敗


 PL3「つまんね」


 KP「何だお前。〈芸術〉に成功すれば成功したで悲鳴上げるくせに。えー、じゃあ、福寿草と、コルチカムが見付かります」


「福寿草」

 全草(根、茎、葉、花)に強い毒性を持つ有毒植物で、食べると嘔吐、下痢、呼吸困難、心臓麻痺などを引き起こし、最悪の場合は死亡します。フキノトウによく似ています。

 軽い症状は食べた人に1ダメージ、重い症状は1d3ダメージ、更に〈幸運〉ロールに失敗すれば追加で1d2ダメージを受け、それを〈幸運〉に成功するまで続けます。


「コルチカム」

 食べると嘔吐、腹痛、下痢、呼吸困難を引き起こし、最悪の場合は死亡します。行者ニンニクによく似ています。

 軽い症状は食べた人に1ダメージ、重い症状は1d3ダメージ、更に〈幸運〉ロールに失敗すれば追加で1d2ダメージを受け、それを〈幸運〉に成功するまで続けます。


 PL3「あー、運が悪けりゃ一発で死ぬってことか」


 KP「ただ、食べる前に〈目星〉や〈聞き耳〉でバレます。バレないように少量を盛ると、軽い症状になってしまします」


 PL3「どうにか出来ないんかそれ」


 KP「〈隠す〉で見付かる確率を下げられます」


 PL3「〈隠す〉がねぇー……!」


 KP「何でそんなわけわからん技能にしたんだ本当に」


 PL3「いや、待てよ。PL2ならワンチャン行けるか……? 〈目星〉も〈聞き耳〉も幸運もちょっと低いぞ」


 KP「最終的にどうするかは好きに決めて下さい。というかまず、どうやって食事に盛るかも考えましょう。じゃあここは終わりで良いですか?」


 PL3「2つとも持ち帰って、屋敷に帰るか」


 KP「はい、では屋敷に戻ろうと帰路についたところ、貴方は、声が聞こえた。静かな声だった。ただ、優しく、それでいて、恐ろしい声」


 大神大凶「誰だ」


 KP「そう言っても、周りには誰もいない。にも関わらず、その声はどんどん大きく、そして耳障りなものへと変わっていく。〈聞き耳〉に成功すれば、何を言っているのかを聞き取ることが出来るでしょう」


 大神大凶「やかましいぞてめぇ!!」


 PL3 〈聞き耳〉1d100<=99 → 1 クリティカル

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 67 失敗


 PL3「しゃぁ1クリィ!! 今から俺の名は大神大吉だァ!!」


 KP「えー、では、そんな大神大吉は、もう一言一句聞き逃すことなく、そのノイズ混じりの女性の声が聞こえるだろう」


【何か】「来て。来て。こなたに。ただ思へるばかり。ただ愛ほしきばかり。ただ見たらまほしきばかり」


 大神大吉「なんて?」


 KP「クリティカルなんで……まあ、分かって良いでしょう。意訳すると、『来て。来て。こちらに。ただ愛しているだけ。ただ愛おしいだけ。ただ見ていたいだけ』ですね」


 大神大吉「え、こわっ」


 KP「謎の声は言葉を続ける」


【何か】「思ひ出を、我に入ればや。穴に落として、落として、落として、底の底の底へ。いかでか、我が、中へきたまへ」


 KP「『思い出を、私の中に入れたい。穴に落として、落として、落として、底の底の底へ。どうか、私の、中へおいで』ですね」


 大神大吉「お、夜のお誘いかこれ。女の声なんだよな?」


 KP「女性の声です」


 大神大吉「〈目星〉で見えません? 何か、正体というか」


 KP「やっても良いですが、特に見えません。すると、その声はほんの少しだけ、力強くなった」


【何か】「あな、など旨からむ」


 KP「『ああ、なんて美味しいんだろう』。その瞬間、貴方の背後に、ずる、ずるりと、何かが這いずる音が聞こえる」


 大神大吉「エッチな意味じゃなさそうだな」


 KP「ええ、その通り。まあまず、〈正気度〉ロール1/1d2を」


 PL3 〈正気度〉1d100<=39 → 86 失敗 1d2 → 2 SAN値39 → 37


 KP「さて、どうします?」


 PL3「そりゃ、逃げますよ、逃げますよ!」


 KP「〈DEX×5〉で。あ、〈芸術〉も振って下さい」


 PL3「うぉぉ! 1日目で死んでたまるかァ!!」


 PL3 〈DEX×5〉1d100<=50 → 47 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 86 失敗


 PL3「うぉォ! 俺の名は、大神大吉だァ!!」


 KP「流石だぜ大神大吉。お前はもう大凶じゃない!」


 PL3「ああそうだ! 大吉だ!」


 KP「それでは新たに生まれ変わった大神大凶、改め大神大吉は、全速力で逃げ出した。恐怖を背に、貴方は脂汗を浮かべながら走り出した。前へ、前へ、前へ、ただひたすらに前へ走った」


 大神大吉「逃げるんだよぉ〜!」


 KP「それ結局逃げ切れてない人じゃ……?」


 大神大吉「逃げるのが目的じゃないからセーフ!」


 KP「じゃあ逃げられないじゃん」


 大神大吉「やかましいぞKP!」


 KP「……えー、では、貴方は命からがら、屋敷の正面の門にまでたどり着くだろう。だが、距離が離れてはいるが、ずる、ずるりと、引きずる音がまだ聞こえる。まだ、近付いてくる。貴方は必死に中に入ろうとするが――」


 PL3「……するが?」


 KP「何と、鍵がかかっている」


 PL3「……おっとぉ? いや、じゃあ、俺どっから出たんだよ」


 KP「もちろん、その鍵がかかってる扉ですよ?」


 PL3「じゃあ何で鍵がかかってるんだよォ!!」


 KP「さあ! 何とかしてみろよ大吉さんよぉ!」


 PL3「KP! 〈鍵開け〉! 〈鍵開け〉初期値でも良いから!」


 KP「初期値は……1っすね」


 PL3「1!? ほんとじゃん! ええいやってやる!」


 PL3 〈鍵開け〉1d100<=1 → 13 失敗

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 86 失敗


 PL3「どうでも良いけど〈芸術〉の出目が二連続同じ! こんなところで運良くなくても!!」


 KP「映画で見たような方法で鍵を開けようとしても、そんな技術を持っていない貴方に鍵が開けられるはずもなく、ついに貴方は諦めた」


 大神大吉「ああ……終わった……」


 KP「ふと、貴方は背後を見る。何かが、迫っている。闇夜に紛れ姿ははっきりとは見えないが、何か、大きな何かが、ヘビのように這いずりながら迫ってくる。貴方は、ついには死を覚悟するだろう。これも友人達を殺そうとした罰かと思うだろう」


 大神大吉「……ああ……あいつらを殺そうとした罰か……。生まれ変わったら……撤去されるらしいお台場のガンダムになりたい……」


 KP「じゃあ鳥になれよ」


 大神大吉「幼馴染に鳥になりたい女の子いないし」


 KP「えー、では、貴方が死を覚悟したその瞬間、確実に迫りくる怪物が貴方に襲いかかれるほどの距離で、突然その何かは動きを止めた」


 大神大吉「……お?」


 KP「その何かは、少したじろいでいた。しかし貴方が瞬きをしたその一瞬、その何かは姿を消していた」


 大神大吉「……助かった、のか?」


 KP「はいフラグぅ」


 PL3「え、まじ」


 KP「あ、いえ、本当に消えました」


 PL3「何だよビビらせやがって。……で、どうすんだこれから。鍵かかってるけど」


 KP「貴方がそう思っていた直後、突然扉の鍵が開き、中から金光栄の父親が現れた。彼は少し驚いた表情を浮かべると、すぐに話しかけてきた」


 金光栄の父親「どうしたんだい大凶くん。そんなところで……というか、こんな夜中に」


 大神大吉「いえ、大凶じゃなくて、今の俺は大吉です」


 金光栄の父親「本当に何があったんだい……」


 大神大吉「まあ、その、何というか。夜の散歩でぶらぶらーっと歩いてたら、いつの間にか鍵が閉められてて、どうしよっかなっと」


 金光栄の父親「……ああ、使用人が閉めたのかもしれない。悪かったね。さ、中にお入り。もう夜更けだ」


 KP「そう言って金光栄の父親は、貴方を中に入れてくれるだろう。すると、金光栄の父親は貴方の顔をじっと見詰めながら、笑みを浮かべながら話を続けた」


 金光栄の父親「どうか、これからも栄と、崇くんと仲良くしてやってくれ。あ、そうそう。こんな夜中に出歩くことは気を付けたほうが良い。何が出るか分からないからね」


 PL3「……これ、バレてね? 俺がしようとしてること」


 KP「〈心理学〉ですかねぇ」


 PL3「……いや、辞めとこ。そろそろ〈芸術〉成功しそう。バレてるってこと前提で動くか」


 KP「何かやりたいことありますか?」


 PL3「鍵閉めたやつ、ほんとに使用人か? 多分PL2……もしかしたらあいつか。これ以上はヤバいかもな。寝る……あ、取っておいた豆腐食べたい」


 KP「一つですか?」


 PL3「まあそうだな」


 PL3 SAN値37 → 38


 KP「これからどうします?」


 PL3「もう寝るか」


 KP「はい、分かりました。貴方は疲れ切って布団の中に入るだろう。今日に起こった出来事を思い返し、身が震えるほどの恐怖を思い出したが、やはり睡魔には勝てないもの。貴方の疲れ切った体は、気絶するように眠るだろう。それでは、おやすみなさい。もう少々お待ち下さい」


 PL3「おやすみぃ」


 ――――――


 PL1 非公開チャット


 KP「お待たせしました。いえ、お待たせさせすぎたかもしれません」


 PL1「待ってたぜKP。さあ、何が起こるんだい」


 KP「永畑崇は、深い眠りに落ちています」


 永畑崇「グースカピー」


 KP「ノリが良いな……。えー、貴方が眠っていると、見知らぬ場所で貴方は立っていました」


 永畑崇「何処だここ」


 KP「一体、ここは何処だろう。貴方がそんな疑問を抱くと同時に、これは夢なのだとすぐに理解する。明晰夢と言うことをすぐに理解した貴方の意識は、先程よりもはっきりと、そして明確になっているでしょう。辺りを見渡すと、何処か見覚えのある木々が見える。山の中だろうか。ここで、〈聞き耳〉を使えます」


 PL1 〈聞き耳〉1d100<=60 → 40 成功


 KP「ずる、ずるりと、何かを引きずる音が、かすかに前から聞こえる。貴方はこの音を、この景色を、知っている」


 PL1「何処か分かります?」


 KP「そうですねぇ……ロールプレイ次第というか。私が納得出来る方法を提示出来るなら」


 PL1「INTで何か、こう、上手いこと。INTは直感もあるから」


 KP「あー……そうですねぇ、〈INT×3〉……いや、〈INT×4〉で判定しましょう」


 PL1 〈INT×4〉1d100<=32 → 80 失敗


 KP「じゃあ分かりません」


 PL1「ぜってぇ重要なんだよこの夢! 序盤とはいえさっさと情報は欲しいし……あぁー……どうしよ」


 KP「……そうですねー……ちょっと、1d100<=30で振って下さい」


 PL1 1d100<=30 → 82 失敗


 KP「ああ、じゃあ無理ですね。分かりませんでした」


 PL1「何だよこの1d100<=30は」


 KP「まあ、良いじゃないですか。それでは、貴方は山の中で、意識が徐々に薄れてゆく。やがて完全にそれが自分の体から離れたころ、貴方は深い眠りの底へ落ちていった。それでは、夢の中でまた、おやすみなさい」


 PL1「クッソ……しゃぁない。まだ1日目だしな。情報も小出しなんだろ」


 ――――――


 KP「里帰り、この旅行の壱日目が、終わりました。少し不思議なこと、懐かしい思い出と共に、貴方達は眠り、朝を待つことでしょう」

最後まで読んで頂き、有り難う御座います。


基本ずっと探索者達の様子はおかしいです。楽しく見れそうですね。


けど、次やるなら、絶対にキーパーはやりたくありません。絶対プレイヤーになりたいです。

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