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弐日目 ①

注意※友人宅で集まって行ったクトゥルフ神話TRPGリプレイです。


オリジナルシナリオのため、おかしな展開、誤字脱字があるかも知れません


ご了承下さい。

 KP「それでは皆様、おはようございます。いやー、色々ありましたね」


 永畑崇「はいおはよう。俺自衛隊だから必ず6時起きで」


 KP「めんどくせぇな」


 金光栄「おはようございます」


 大神大吉「おはよ……ねむ」


 KP「あ、PL3、一応説明しておいたら? 変わったこと」


 大神大吉「ああ、そうだ。俺は今日から大神大凶じゃなくて、大神大吉だからよろしく」


 金光栄「本当に何があったんだよ昨日の夜に」


 KP「詳しくは言えませんが、1クリ出ました」


 永畑崇「もうお前大吉じゃん」


 大神大吉「今日から俺は大吉だ、よろしく」


 KP「どうします? 〈芸術 : 大凶〉から〈大吉〉に変えます?」


 大神大吉「いや、〈大凶〉のままで幸運を連発してやるから覚悟しとけ」


 KP「こっちとしては〈大吉〉のほうが助かるんだけどなぁ」


 金光栄「……そろそろ進行してくれKP」


 KP「あ、失礼しましたぁ。朝、田舎の澄んだ空気は気持ちの良い朝の目覚めを誘ってくれる。しかし、永畑崇は何処かげっそりとしているだろう」


 永畑崇「……あぁーねみぃー」


 金光栄「どした、何かあったか」


 永畑崇「いや……変な夢見た。どっかこう……見覚えのあるような、無いような、山の中。山がありすぎて何処の山かを全然思い出せねぇ……。何処だったっけな」


 金光栄「山……って言えば、行先には裏山と西の山くらいしかないぞ。どっちかだろ」


 永畑崇「ぜってぇ裏山じゃん。えーどうしよ。今日はちょっと、思い出の場所巡りたいのに」


 金光栄「見れる内にさ、この屋敷見たいんだけど」


 KP「……すごい勝手に進めますね。いやまあ、良いんですけど」


 大神大吉「村長気にならん?」


 金光栄「……あぁー、じゃあ屋敷の後に行くか。それで良いよな?」


 永畑崇「……良いんじゃね」


 大神大吉「まあ二人が良いなら俺は流されるがままで」


 KP「じゃあ、金光家屋敷の探索と、村長宅で良いですか?」


 金光栄「それでお願いします」


 KP「はい分かりました。『予定を決める』フェーズを終わりますが、何かあります? あ、じゃあ一旦全員非公開チャットに行きましょうか。何もなければ何もせずに放置しててください」


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 PL2「KP」


 KP「来ると思ってましたよ。大神大吉のことですよね」


 PL2「そうそう。一応鍵は閉めたはずだから……普通にいるってことは、夜は家の中にいたってことだよな。何かしてそうで怖いんだよ」


 KP「そうですねぇ、それぞれの探索場所で、ここで〈目星〉を使えば分かるかもしれません」


 PL2「それは、成功したら何が分かるって感じ?」


 KP「違和感、ですかね。一応ここの家主なので、違和感を感じるってことで。そこを探れば何か見付かるかもしれません」


 PL2「……分かった。ありがとう」


 KP「では戻りましょうか」


 ――――――


 PL1「KP、KP」


 KP「はい」


 PL1「何か、PL2様子おかしくね?」


 KP「……それを私に言ってどうするんですか」


 PL1「やけにこう……自分の家の探索を勧めてくるというか。自然と考えが誘導されたって感じ。あいつああいうところあるんだよな。場をコントロールするというか、気付かない内に誘導させるのが得意というか」


 KP「めちゃくちゃロールプレイ向きじゃないですか。世が世なら第二の美大落ちになれそう」


 PL1「だからさ、PL2、金光栄に〈心理学〉振ってもいい? 隠し事をしてるかどうかで」


 KP「ならこっちで振りますね」


 PL1 PL2に〈心理学〉1d100<=55 → (非公開)


 KP「金光栄は、何かを隠している。貴方にも、大神大吉にも」


 PL1「成功っぽいなこれ。……いやでもあれかぁ……秘匿HOある時点で隠し事はあるかぁ……どうしよ」


 KP「じゃあ今抱いている感情を探るとかは」


 PL1「ああ、それがアリなら」


 KP「アリで」


 PL1「じゃあするかぁ……お願いします」


 PL1 PL2に〈心理学〉1d100<=55 → (非公開)


 KP「金光栄は、焦っている。何かに必死になっている」


 PL1「焦ってる……何日以内に何かしろってHOか、それとも何時それが起こるか分からないからか……。いずれにしろ俺が知らない間で何かあったな」


 KP「これはそういうシナリオなので。それじゃあ戻りましょうか」


 PL1「……あ、そうだな」


 ――――――


 KP「はい、では進めましょうか。まずは金光家ですね。以下の場所を探索出来ます」


 ・永畑崇、金光栄、大神大吉の部屋

 ・書庫

 ・縁側、庭

 ・居間

 ・台所

 ・蔵


 KP「何処からでも良いですよ。全部探索出来るので」


 永畑崇「上から順で良いんじゃね」


 金光栄「まあ良いんじゃね、それで」


 KP「……失礼。個別チャットが」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 PL3「KP! 毒草何処にある!?」


 KP「もちろん、ずっと持ってるわけもなく、貴方の部屋に」


 PL3「やっべぇ全然考えてなかった! いや、一応まだ言い訳は……どうだ……!?」


 KP「ま、頑張って下さい。戻りましょうか」


 ――――――


 KP「はい戻りました。金光栄の屋敷は広く、その裏の山の中腹辺りには赤い鳥居が見える。えー、上から順にでしたっけ。じゃあまずは永畑崇の部屋ですね。〈目星〉をどうぞ」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 100 ファンブル

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 78 失敗

 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 44 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 45 失敗


 永畑崇「ぴぇっ……!」


 大神大吉「大凶の名をお前に預ける」


 金光栄「俺も全然成功しないな……ほんと今日ヤバいわ」


 KP「100ファンかぁ……じゃあ永畑崇が持って来たR18本を大神大吉が見付けました」


 大神大吉「お、エロ発見」


 KP「ジャンルはどうしましょうか」


 大神大吉「Iカップ年上義姉幼児退行もの」


 金光栄「うぉ……ちょっと引くわ……」


 永畑崇「やめろォ!! 勝手に俺の性癖を捏造するなァ! しかもこれリプレイでどっかに投稿すんだろ!?」


 KP「ぜってぇカットしてやらねぇから覚悟しろ。それじゃあ永畑崇は、隠された自身の性癖が暴露され、その心が粉々に打ち砕かれ、〈正気度〉ロール0/1」


 金光栄「結構低いな」


 KP「じゃあ1/1d2」


 永畑崇「余計なことするなキサマァ!?」


 PL1 〈正気度〉1d100<=80 → 73 成功 SAN値80 → 79


 KP「あーおもろ。じゃあ次、金光栄の部屋。〈目星〉どうぞ」


 永畑崇「栄にファンブルが出ますように」


 金光栄「俺じゃなくて大凶……じゃ無かった、大吉を恨め」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 91 失敗

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 98 ファンブル

 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 56 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 19 成功


 金光栄「ウッソだろおい」


 永畑崇「しゃおらァ!!」


 大神大吉「何か久々に〈芸術〉が成功したな」


 KP「あーおもろ。もう二度とKPなんてやりたくねぇ。えー、じゃあどうしよ。金光栄もR18本見付かったってこどで。ジャンルはどうします?」


 永畑崇「AAAカップ中学生義妹のナイズリ」


 大神大吉「うわ……うわぁ……」


 金光栄「ガチで引くな……!! 俺の性癖を捏造しないでくれ……!!」


 永畑崇「ロリコンだぜロリコン!!」


 KP「大神大吉は……そうだな。次の部屋で覚悟しとけ」


 大神大吉「……はい」


 KP「じゃあ金光栄は〈正気度〉ロール1/1d2」


 PL2 〈正気度〉1d100<=57 → 51 成功 SAN値57 → 56


 KP「じゃあ次は大神大吉の部屋」


 永畑崇「どんなエロ本があるかな」


 金光栄「もう疲れた……」


 大神大吉「……いやー、俺の部屋は、ちょっと……後で良いんじゃねぇかな」


 永畑崇「何か隠してるなこのヤロー」


 金光栄「……俺達に隠し事でもあるのかこのヤロー」


 KP「はーい大神大吉の部屋で〈目星〉どーぞ」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 81 失敗

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 93 失敗

 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 96 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 96 ファンブル


 KP「……んぉ? おぉ? 〈芸術〉ファンブル?」


 金光栄「〈目星〉は?」


 KP「ハウスルールで成功にしてます。あー、じゃあ、どうしよ。つまり?」


 大神大吉「〈大凶〉がファンブルだから、良いことが起こる」


 KP「あー、成程。成程ね。クリティカルね。……どうしよっかな。じゃあそれでもやっぱりエロ本は見付かります」


 大神大吉「見付かるんかい」


 KP「純愛ラブラブ百合ものだからセーフ」


 永畑崇「それはそれでじゃないか」


 大神大吉「他二人に比べたらマトモだろ」


 KP「百合は偉大なので全員SAN値1回復して良いよ」


 PL1 SAN値79 → 80

 PL2 SAN値56 → 57

 PL3 SAN値38 → 39


 永畑崇「大吉なんか前に見た時より減ってね?」


 KP「色々ありました。……お、少し待ってて下さい。個別チャットが」


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 PL2「KP」


 KP「〈目星〉ですね」


 PL2「はい」


 KP「ただ、厄介なことにファンブルと〈大凶〉ファンブルによってクリティカルになって、ちょっとわけが分からない状態になってるんですよ」


 PL2「〈目星〉の技能値マイナス10で良いんじゃね」


 KP「それでいきましょうか」


 PL2 〈目星〉1d100<=40 → 75 失敗


 KP「じゃあ何も分かりませんでした」


 PL2「……メタ読みだけど、クリティカルで技能値マイナスってことは、何か見付かったらマズイものがあるってことか」


 KP「KPからは何も。戻りましょうか。少々お待ち下さい」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 PL3「見付からない?」


 KP「〈大凶〉ファンブルの影響で、幸運にも見付かりませんでした」


 PL3「セーッフ!」


 KP「では戻りましょう」


 ――――――


 KP「はいお待たせしました。じゃあ次は書庫ですね。基本的に、金光栄の父親が趣味の本をしまう場所です。ここでは〈図書館〉が使えます」


 大神大吉「多分エロ本あるだろここにも」


 KP「てかお前〈図書館〉ないじゃん。どうすんの」


 大神大吉「〈目星〉で代用出来ない?」


 KP「……うーん、まあ、半分?」


 PL1 〈図書館〉1d100<=60 → 86 失敗

 PL2 〈図書館〉1d100<=50 → 56 失敗

 PL3 〈目星÷2〉1d100<=49 → 99 ファンブル

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 18 成功


 大神大吉「あ」


 永畑崇「ダイスの女神が荒ぶっておる……!」


 金光栄「祭壇作れ、生贄捧げないと」


 KP「予感はしてた。そういう流れはあった。だけどダブルファンブルかぁ……やっぱりお前は大吉じゃなくて大凶だ」


 大神大凶「うぅっ……俺は……弱いっ……!!」


 KP「えー、失敗した方々。貴方は本の隙間から、Gカップ女優のグラビア集を見付けた。何も見なかったことにしよう。金光栄は、父親のそう言う情事を目の当たりにし、何とも言えないショックを受けるだろう。〈正気度〉ロール0/1」


 金光栄「何で俺だけ!?」


 PL2 〈正気度〉1d100<=57 → 30 成功 SAN値57 → 57


 KP「えー、で、ダブルファンブルはですねぇ、どうしよっかな。ぶっちゃけ想定してなくてさ、さっきの〈正気度〉ロールより更にSAN値が減るようにしてたんだけど……」


 金光栄「だから何で俺だけピンポイントになるんだよ!?」


 KP「けどちょっとこれは事情が違ってぇ……どうしよっかなぁって……。……んー、一応、手はあるんだけど、個人的にやりたくない……」


 大神大凶「もう何でも受け入れてやるよ」


 KP「そう? じゃあPL3、個別チャットに来て」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 KP「じゃあPL3、2d6振って」


 PL3「え、こわ。また来たよ謎ロール」


 PL3 2d6 → 5、5


 KP「……うーん、やっぱりやりたくないな。けど仕方ない」


 PL3「何なんだ本当にこれ」


 KP「えー、そうですねぇ。じゃあ更にDBに+1して下さい」


 PL3「お、ダブルファンブルの割りには嬉しい効果」


 KP「その意味をしっかり考えて下さいね。それじゃあ戻りましょうか」


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 PL2「KP」


 KP「はい」


 PL2「〈目星〉」


 KP「許可します」


 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 30 成功


 KP「特に違和感を感じません」


 PL2「まあ、そりゃそうか」


 ――――――


 大神大凶「これは……言わないでおくか。俺にとって重要そうだ」


 永畑崇「まあそれで良いんじゃね。そのための個人チャットだろうし」


 金光栄「さて、どうするか」


 永畑崇「……何か、俺だけ疎外感を感じる……」


 KP「えー、次は、縁側ですね。縁側から見える庭は、まさしく金持ちの庭と言えるほどに広く、また美しい。庭の池には鯉が泳いでいます。ここでは〈目星〉と〈知識〉が使えます」


 PL1 〈目星〉 1d100<=60 → 97 ファンブル

 〈知識〉1d100<=80 → 1 クリティカル

 PL2〈目星〉1d100<=50 → 20 成功

 〈知識〉1d100<=70 → 9 成功

 PL3〈目星〉1d100<=99 → 58 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 2 クリティカル

 〈知識〉1d100<=75 → 98 ファンブル

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 98 ファンブル


 KP「あぁ? キレるぞ」


 永畑崇「はっはハッハハァ!! ハァ!! ハァ……! 息……息できないッ……!! 笑い死ぬっ……アッハハハァッ!!」


 金光栄「KPが気の毒でしょうがない……! これ……ほんと酷い……! ハァッハハハ!」


 KP「もうヤダ、誰か代わって」


 永畑崇「ムリムリ! もうこんなん回したくない! PL3なんてもう笑いすぎて喋れてないし!」


 KP「……ああほんと、本当にヤダ……。何で初セッションでこんな目に合わなきゃならないの……」


 永畑崇「いや、ほんとに悪い。ダイスの女神は本当に気まぐれだな! うん!」


 KP「えー、どうしよ。まあ、まず永畑崇は……相殺でどっちも成功で。大神大凶はなぁ……どうしよっかなぁ。もう出禁にしよっかな」


 永畑崇「ダメだあいつ、もう喋れねぇっぽい」


 KP「えー……〈芸術〉クリティカルどうすんの。ペナルティ二倍? またダブル?」


 金光栄「もうそれで良いんじゃね……! ああダメだまだ笑いが止まらん……!」


 KP「で、〈知識〉なぁ、相殺かなぁ。相殺で……成功で良いかなぁ」


 大神大凶「ッ……ふぅ、はぁぁー……よし、復活」


 KP「えー、では、〈目星〉成功で、庭にある大きな石に違和感を持ちます。〈知識〉成功で、池に泳いでいる鯉の一匹の値段が、¥300000相当のものだと分かるでしょう」


 永畑崇「さすが金持ち。この鯉何匹いんの」


 KP「1d6で――」


 金光栄「それじゃつまらんから2d6で」


 KP「……まあ、いっか。どうでもいい情報だし」


 KP 鯉の数 2d6 → 5、4


 KP「9匹ですね」


 永畑崇「総額¥2700000!」


 KP「で、大神大凶」


 大神大凶「はいどうも、大凶です。名も、運も、大凶でございます」


 KP「貴方は足を踏み外し、縁側から大きな石に頭をぶつけて1ダメージ」


 大神大凶「ギャァァァ!!」


 PL3 HP18 → 17


 KP「更に、貴方はよろけて、視界も回り、また足を踏み外して池に落ちてしまう」


 大神大凶「ギャァァァ!!」


 KP「1ダメージと、足がもつれてしまいパニックになって〈正気度〉ロール0/1やってもらいましょうか」


 PL3 HP17 → 16

 〈正気度〉1d100<=39 → 12 成功 SAN値39 → 39


 KP「もう〈芸術〉使用禁止にするか」


 大神大凶「いや、駄目だ。低確率でもクリティカルになる技能を手放したくない」


 KP「だから不健全だって言ってんだよ!」


 大神大凶「じゃあ分かった! 〈幸運〉成功〈芸術〉失敗で使用禁止を禁止!」


 PL3 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 89 失敗

 〈幸運〉1d100<=40 → 13 成功


 大神大凶「しゃおらァ!!」


 KP「許可してないが?」


 大神大凶「いーやーだー! いーやーだー!」


 KP「……もう分かった。分かりました。今後も使っていいですよ。許可しないと本名バラしそう」


 大神大凶「ありがとうKP! 愛してる!」


 KP「じゃあ〈芸術〉使用禁止にして♡」


 大神大凶「やーだ♡ ボッコボコにすんぞ♡」


 KP「……えー、では、庭にある大きな石に違和感を持った貴方達は、庭に降りてその石に触れてみた。やはり違和感がある」


 永畑崇「これ何か変だよな。何か知ってるか栄」


 金光栄「いや、知らん。ほんとに」


 KP「石の大きさは探索者の膝下くらいです。STR10とのSTR抵抗に成功すれば、石を持ち上げられるでしょう」


 金光栄「この中で一番STR高いの誰? 俺は9」


 永畑崇「俺12」


 大神大凶「お、じゃあ俺だな。STR13」


 金光栄「……こいつかぁ……」


 KP「あ、でも〈芸術〉は技能だけだったよな。だから安心して下さい。じゃあ1d100<=65ですね」


 PL3 〈STR対抗〉1d100<=65 → 16 成功


 大神大凶「楽勝楽勝!」


 KP「じゃあ石を持ち上げると、その下から何処かの鍵が見付かります」


 永畑崇「何処のだこれ」


 金光栄「KP、〈知識〉で分かりません? 一応家主なんで」


 KP「分かりませんね。金光栄も初めて見る鍵です」


 大神大凶「何処の鍵だこれ」


 金光栄「さぁ……?」


 永畑崇「何で家主が知らないんだよ」


 金光栄「いや、ほんとに知らないんだよ」


 KP「じゃあ次は居間ですね。貴方達の夕食時にはここで食事をします。〈目星〉を使えます」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 8 成功

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 24 成功

 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 96 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 22 成功


 KP「あー、じゃあ大神大凶は机の足に小指をぶつけて1ダメージ」


 大神大凶「アァァァァッ!! 小指イッたァ!!」


 PL3 HP16 → 15


 永畑崇「どんどんボロボロになっていくなあいつ」


 金光栄「まあ大凶だからな」


 KP「では、〈目星〉に成功した貴方達は、天井付近の壁に1枚の札が貼られていることに気付く。恐らく護符か、何かだろう。更に〈知識〉か〈オカルト〉、金光栄は〈歴史〉でも良いですよ」


 金光栄「でも〈知識〉やら〈オカルト〉のほうが高いんだよな……ここは〈オカルト〉で」


 大神大凶「……あれ、これ〈知識〉は〈芸術〉振らなくて良いんじゃね」


 KP「そう、なるんですかこれ」


 永畑崇「STR対抗でいらないし、まあ……多分ルール的にも技能じゃない、か? ルールブックが手元にないから知らね」


 金光栄「どうだったかな……とりあえずルルブの技能一覧には載ってなかった……気が、する。ちょっと確信が持てない」


 KP「じゃあ振らなくていいですよ」


 大神大凶「チッ、つまんね」


 KP「何だこいつ」


 PL1 〈知識〉1d100<=80 → 30 成功

 PL2 〈オカルト〉1d100<=70 → 18 成功

 PL3 〈知識〉1d100<=75 → 45 成功


 KP「お、珍しく全員成功」


 金光栄「さっきまでがおかしいだけなんだよなぁ」


 KP「その護符は、角大師護符(高僧である良源が疫病神を退散させるために自ら鬼の姿に化して描いた護符)にも似ていた。しかし、書かれている鬼は女性のようにも見え、その腕は異様に長く見える。どうにも不可思議な護符であった」


 金光栄「こわ」


 永畑崇「お前も知らないのかよ」


 金光栄「いや、知らんこんなの」


 KP「一応存在だけは知っています。それが何なのかは分かりませんが」


 金光栄「ああ、そういう感じ」


 大神大凶「……何か、から守る護符ってのは確かか」


 永畑崇「じゃあここはセーフゾーンってことか?」


 大神大凶「逆かもな」


 金光栄「それはそれで何で護符みたいに貼ってるんだ」


 大神大凶「お前の親父が黒幕なんだろ」


 金光栄「信じたくねぇなぁ。実の親父を殺したくねぇよ」


 永畑崇「そこですぐに殺す選択肢が出る時点で大分アレだろ」


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 PL2「KP」


 KP「〈目星〉どうぞ」


 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 67 失敗


 KP「じゃあ何も分かりません」


 PL2「もうちょっと技能値振るべきだったか」


 ――――――


 KP「次は、台所ですね。特に何の変哲もありません。ただ、めちゃくちゃ広いってだけです。そこで金光栄の母親と使用人が料理の準備をしていました」


 大神大凶「やあどうも栄の母さん。今日の晩御飯は何でしょうか」


 金光栄の母親「あら大凶くん。ってどうしたのずぶ濡れだけど!?」


 大神大凶「お気になさらずお母さん」


 金光栄の母親「そう……? ……まあ、その、今日はタケノコの混ぜご飯と、シカ肉の竜田揚げよ」


 永畑崇「おぉ、美味しそうっすね。シカ肉食べるの初めてなんすよ」


 金光栄の母親「じゃあ楽しみにしててね」


 KP「……少々お待ち下さい。個別チャットが」


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 PL2「〈目星〉」


 KP「ついにその一言だけですか。許可します」


 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 43 成功


 KP「では、貴方は昨日残していた豆腐が一つ無くなっていることに気付きます」


 PL2「ああ、あのSAN値が回復するやつ。多分大凶だな。……何でだ? 家の中で何かあったのか? いや、単純に〈大凶〉のせいか」


 KP「さあ、どうでしょう」


 PL2「……待てよ? あいつ夜に大吉になったっぽいよな。じゃあ違うか。本当に何かあったんだなこれ」


 KP「戻りましょうか」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 PL3「KP、KPー?」


 KP「はいさ」


 PL3「台所に包丁とかない? 武器として欲しいんだけど」


 KP「あー、じゃあ〈目星〉で」


 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 41 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 8 成功


 KP「……じゃあ、持ち出そうとしているところを誰かに発見されます」


 PL3「やっべ!」


 KP「それと、1d6振って下さい」


 PL3 1d6 → 2


 KP「じゃあ戻りましょうか」


 ――――――


 KP「永畑崇、金光栄、〈目星〉を」


 永畑崇「戻って来たと思ったらこれなんだから」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 46 成功

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 20 成功


 KP「じゃあ二人は、大神大凶が包丁を握る姿を目撃します」


 永畑崇「何やってんのお前!?」


 大神大凶「いや、その……ほら、手伝おうかなって。料理……」


 金光栄「無理があるだろ。さっさと降ろせ」


 大神大凶「ごめんて。戻すって」


 金光栄「何しようとしたんだ」


 大神大凶「何か怖くねお前。はい、戻す、戻します」


 KP「じゃあ大神大凶は包丁を戻しました」


 大神大凶「はい戻した! 戻した!」


 永畑崇「こいつこわぁ」


 金光栄「冗談にならねぇぞ」


 大神大凶「いや、ほんとにごめんって」


 KP「では、先に進んでいいですか?」


 大神大凶「はい大丈夫ですKP!」


 KP「では、次は蔵ですね」


 永畑崇「いやもう、包丁持ってた衝撃がデカすぎて集中出来ない。ムリだってこのまま進むの」


 KP「でも無理矢理進めまーす。そこは金光栄すら入ったことのない蔵です。何時も鍵がかかっており、入れて貰える機会がなかったのだ」


 金光栄「あ、鍵か。石の下にあったあれ」


 KP「では錠前に鍵を差し込むと、何とぴったり。それを回すとがちゃりと音がなり、閂を外すことが出来るでしょう。中に入りますか?」


 永畑崇「……しゃーない切り替えるか。入るか。入ってもいいよな?」


 金光栄「この問題児は俺が監視するから入ろうぜ」


 大神大凶「……はい、もう余計なことはしません」


 KP「中は、蔵といってもほぼ物置。使わなくなった物を押し込めるだけの蔵。大体はガラクタであろう。大体はホコリを被っているであろう。ここでは〈目星〉が使えます」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 58 成功

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 44 成功

 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 72 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 23 成功


 KP「先にファンブルやりましょうか。突然蔵の中にあった長い、恐らく物干し竿が大神大凶に向けて倒れ、その頭頂部に激突する。1ダメージです」


 大神大凶「まただイッテェッ!!」


 PL3 HP15 → 14


 KP「このままいけばあれじゃね? 気絶しね?」


 大神大凶「誰か〈応急処置〉ぃ!」


 永畑崇「誰も持ってないんだなぁ、これが」


 KP「もうちょっと踏ん張りましょう。えー、それでは、成功した人は、刀を見付ける。ふと気になって鞘から抜いてみると、その刃は半分に折れており、その美しさも損なわれているだろう。だが、不思議と目を奪われる魅力があり、色褪せない神秘が見える気がするだろう」


 永畑崇「ぜってぇ重要なやつじゃん。ラスボスブッ殺す刀じゃん」


 金光栄「何で家主が知らないものがぽんぽん出てくるんだこの家」


 KP「そういう家だからっすかね。さて、もう全部見回りましたが、貴方達はこの屋敷の思い出を振り返るでしょう。幼いころは、この大きな屋敷を走り回り、かくれんぼをしたり。中学、高校ともなればゲームなど。よく集まってやったものだと、貴方達は思い出に浸るだろう。じゃあ全員1d3振って」


 永畑崇「違うなこれ。何か思い出したら振ってる疑惑あるな」


 金光栄「じゃあ何だよ、最初の大凶が個人チャットで振った1d3」


 永畑崇「……だから、二種類あるんじゃね? 最初にあいつが振ったのがこれじゃないやつ」


 大神大凶「あー、なるほどな。……いや、どうしよっかな。言おっかな」


 永畑崇「何かあるなら言って欲しいんだけど」


 大神大凶「いや、多分秘匿絡みなんだよ。言ったらワンチャン不利になるレベルの」


 永畑崇「それがもう特大ヒントだ」


 大神大凶「え、マジ。こんなんで分かるの」


 永畑崇「一応」


 大神大凶「頭よっ。ちょっと予想外だったわ。じゃあ忘れて」


 永畑崇「そういうときこそ大吉に戻るチャンスだろ。〈芸術〉振れや」


 大神大凶「お? 何だ? 喧嘩売ってんのか? やってやろうじゃねぇかこのヤロー!」


 PL3 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 52 失敗


 永畑崇「これはどうなんの」


 大神大凶「普通。何も起こらない」


 永畑崇「じゃあ忘れないってことだな」


 大神大凶「クソがァッ!!」


 KP「私の許可なしに振ったら隕石落とすっつったよなぁ?」


 大神大凶「ごめんって」


 金光栄「こいつ余計なことしかしないな」


 大神大凶「包丁に関しては冤罪なんだって……〈芸術〉失敗したらそうなったんだって……」


 金光栄「じゃあ隠れて何やろうとしたんだ」


 大神大凶「それはちょっと言えない……」


 KP「ま、さっきの〈芸術〉は許しますよ。次成功したときに覚悟して下さい」


 大神大凶「……はい」


 KP「……え、てかさっさと1d3振ってくんない?」


 金光栄「忘れてた」


 PL1 1d3 → 3

 PL2 1d3 → 1

 PL3 1d3 → 3


 KP「まあ、はい」


 永畑崇「KPの反応もこぇんだよ」


 金光栄「何でそんなどっちとも取れない表情と声なんだよ。お前何時もはもっと感情表現豊かだろ」


 KP「感情を殺さないとこんなシナリオ回せないんですよ」


 永畑崇「それは流石に冗談だろ」


 KP「私の表情から色々察すると面白くないじゃん」


 金光栄「こいつそういうところは律儀だよな。そういうところだけは」


 KP「はい進めますよー。えー、次何処でしたっけ」


 永畑崇「村長宅?」


 大神大凶「そうだったはず」


 KP「あ、ほんとですね。じゃあ貴方達は、正面の門から外に出て、林拓磨から体調が優れないと聞く村長の家に向かった」


 永畑崇「心配だよなあの爺さん。もう歳だろ」


 大神大凶「何歳だっけ」


 KP「70か、80代です」


 金光栄「まあ、体壊しても不思議じゃない年齢か」


 KP「村長、兼長老ですから。貴方達が村を出る前はまだ元気に笑っていて農作業に勤しむ姿をよく見かけましたが、今は本当に弱りきって寝たきりになっています」


 金光栄「これ押しかけていいのか?」


 永畑崇「息子が介護してるらしいから大丈夫じゃね」


 大神大凶「その息子が何やってんのか分からなくね。庸一だっけ?」


 KP「そうですね。天野庸一(あまのよういち)。〈アイデア〉で思い出せるんじゃないですか」


 PL1 〈アイデア〉1d100<=40 → 4 クリティカル

 PL2 〈アイデア〉1d100<=70 → 23 成功

 PL3 〈アイデア〉1d100<=75 → 53 成功


 金光栄「出目が回復してきたな」


 大神大凶「さっきまでがおかしかっただけなんだよ」


 永畑崇「大体お前が変なことしてるせいだろ」


 KP「今回も大概ですけどね。えー、成功した人は、天野庸一がこの村の交番に常駐する警察官であることを思い出すでしょう。性格は底抜けの明るさ。お小遣いをくれてよく笑う気前の良い親戚のおっちゃんみたいな人で、噂話が好きらしいです。もし何かあれば、彼に頼むのも良いだろう。同行もしてくれるかもしれない」


 永畑崇「お助けキャラか? 戦闘技能誰も取ってなかったらって感じで」


 KP「んじゃ永畑崇は1d3振って」


 PL1 1d3 → 3


 KP「では、村長の家に着くと、貴方達は呼び鈴を鳴らした」


 大神大凶「ごめんくださいーい。生きてますかぁ村長の爺さん」


 金光栄「不謹慎すぎるだろ」


 KP「一般的な日本家屋である村長宅、天野家から、人は出て来ない。まあ、それもそうだ。村長である天野次朗(あまのじろう)が出てこれるはずもない」


 永畑崇「どうする? 勝手に入るか?」


 金光栄「流石にダメだろ」


 KP「……そうですねぇ、じゃあ〈幸運〉ですかね。誰か一人代表で」


 永畑崇「じゃあ俺か。70あるし」


 PL1 〈幸運〉1d100<=70 → 27 成功


 KP「では、偶然にも自転車に乗って見回りしていた天野庸一と出会うでしょう」


 天野庸一「お? どうした、何か用か――って、おお! バカ三人組! 久々だな!」


 永畑崇「すっげぇ悪口」


 天野庸一「どうしたよこんなところで。親父に何か用か?」


 金光栄「用と言うか……村長さんが大分体調優れないって聞いたんで、少し心配になって」


 大神大凶「ほんと色々世話なったんで、心配で心配で。もう歳なんでね、何時お別れになるか」


 永畑崇「めちゃくちゃ不謹慎じゃねぇかお前」


 天野庸一「そうだよなぁ……そろそろ墓とかも考えなきゃなぁ。たまに親父よく分かんないところに土地持ってるから、遺産整理も必要か……。あ、そうだ上がってけよ。どうせ事件なんて起こらねぇし」


 KP「そういって天野庸一は貴方達を家に誘うだろう」


 大神大凶「……怪しくね?」


 永畑崇「それな。村長の中からバケモノがどーんってなる可能性も」


 金光栄「けど今のところ、それっぽいのが墓くらいしかないだろ。ああ、あと寺もあるか」


 大神大凶「いやー、俺はちょっと怖いんだよな。ただでさえ俺SAN値低いし」


 永畑崇「じゃあ残るか?」


 大神大凶「それは嫌だっ! 一人はいやだっ!」


 KP「はーい三人仲良くドナドナしましょうねぇ」


 永畑崇「俺達は仔牛じゃないぞ」


 KP「ムダに教養高いですね。えー、それじゃ、内装は畳張りになっており、村長とは言っても特に普通の村民と変わりは無いことが分かるだろう。天野庸一は三人にお茶を出し、その前にどすんと座った。それじゃあ三人は、〈目星〉を」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 95 失敗

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 38 成功

 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 11 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 12 成功


 KP「もう慣れた。じゃあ大神大凶。貴方は誤ってお茶を溢してしまい、それが素肌に触れてしまいました。火傷で1ダメージ」


 大神大凶「ぎゃあぁあっちィ!?」


 PL3 HP14 → 13


 永畑崇「こいつしぶといな」


 金光栄「あのままくたばってくれりゃ楽なのに」


 永畑崇「おぉ……お前もお前でヒドいな……」


 KP「それでは目星に成功した金光栄は、天井付近に護符が貼られているのに気付きます。天井が高いからかよく見えない。〈アイデア〉を」


 PL2 〈アイデア〉1d100<=70 → 84 失敗


 KP「じゃあ何も分かりません」


 金光栄「庸一さんに聞けば分かりません?」


 KP「ロールプレイどうぞ」


 金光栄「庸一さん、あの札なんですか」


 天野庸一「ああ、あれか? つってもそっちの屋敷にもあったんじゃなかったか。ありゃ確か……あんたの屋敷の裏の山にある神社から貰った護符だよ。なんつったけな……えーと、ああ、そうだ。()()()だ。ケマセ」


 金光栄「ケマセ?」


 永畑崇「はいラスボス」


 天野庸一「ケマセってのがその神社で祀られててな。あの護符はそのケマセ様の力が込められてて、色んなモノをどっかにやるんだと」


 大神大凶「……へー、成程な」


 天野庸一「詳しいことは確か、町のほうの歴史資料館に資料があったはずだ。見てみたらどうだ? どうせ暇だろお前ら」


 永畑崇「歴史資料館ってのはあれだよな? 行先にあったよな?」


 大神大凶「……ちょっと気になるよな」


 金光栄「……そうだな」


 永畑崇「……え、何この空気」


 KP「他に聞きたいことありますか?」


 永畑崇「何かおかしなこととか? おまわりさんだから村のことは大体分かるだろ」


 KP「じゃあそうやってロールプレイして下さい」


 永畑崇「それにしても、どうすか最近。事件やら事故やらありました?」


 天野庸一「いんや、至って平和。だから好きなんだけどなぁ。……ああ、でも、この家な、最近まで異音がしてたんだよ」


 大神大凶「異音?」


 天野庸一「何かこう……重いもの引きずるみたいな音が夜中ずぅっと。思えば、そん時からか? 親父の具合が急に悪くなったのも」


 永畑崇「……引きずる音か」


 金光栄「あれだよな、多分。墓で聞こえたやつ」


 大神大凶「ああ、あれか。え、何、じゃあ……。……ん? 引きずる音か……」


 金光栄「何だ、他に心当たりがあるのか」


 大神大凶「……まあ、あると言えば、ある。夜に聞こえた気がするんだよな」


 金光栄「……お前、夜何処にいたんだ」


 大神大凶「いや、普通に寝てたけど」


 金光栄「……そうか」


 永畑崇「……いや、これ言っていいな。俺さ、昨日夢みたんだよ。見覚えがあるけど、何処だったか思い出せない山。その夢の中でさ、何か引きずる音があったんだよ、確か」


 金光栄「じゃあ完璧に目付けられてるじゃん」


 永畑崇「えー、俺なんかしたかぁ?」


 金光栄「忘れてるから、タイトルがあんなのなんだろ」


 永畑崇「ああ、成程。スーパー納得」


 天野庸一「んでな、親父が本格的に酷くなってもう立つのも出来ないくらいになったころに、親父が東京のほうから人呼んだんだよ。何だったかな……()()()()()()()って言ってな、まーこれがまたべっぴんさんで。親父に限ってまさかとは思うが、愛人ってことは……まあないだろうがな」


 永畑崇「事務所? 何の事務所」


 天野庸一「さあ? けどその人達が来てからな、異音がぴたりって止まったんだよ。不思議なことにな。ありゃぁ、多分拝み屋だな。長く生きてくると何となくで分かるんだよ、こっち側とあっち側が。ありゃあっち側だ。関わったら、関わろうとすればあいつらの気持ちも関係なしに、あっち側に引きずり込まれる」


 大神大凶「こわっ、何だそりゃ」


 天野庸一「そういうものなのさ、あいつらも嫌気が差してるだろう。少なくとも、こうやって寂れた村に来てくれる程度には優しいはずさ」


 永畑崇「随分詳しいですね」


 天野庸一「詳しいっつぅか……」


 KP「天野庸一は、少し言葉が詰まっているようだ。理由は、〈心理学〉である程度分かるかもしれません」


 永畑崇「じゃあ俺か。55はちょっと不安だが」


 KP「こちらで振ります」


 PL1 〈心理学〉1d100<=55 → (非公開)


 KP「……天野庸一は、貴方に気を使っているようだ。それが言葉に詰まっている大きな要因らしい」


 永畑崇「貴方って、俺?」


 KP「はい」


 永畑崇「あー、やっぱ何かあったんだろうな。俺達が村を出る直前に」


 金光栄「まずこれ成功してんのか」


 永畑崇「情報からして成功してないか?」


 金光栄「失敗してて、情報は合ってるけど人が違う可能性は?」


 永畑崇「あー、俺じゃなくて栄だったり大凶だったりか」


 金光栄「そこら辺はKPの癖とかで予想するしかないけど」


 永畑崇「だけどこれが成功してるって行動しないとだろ、一旦は」


 金光栄「……まあ、そりゃそうか。じゃあ何だ、両親が死んでることに関係してるのか?」


 大神大凶「てか俺の両親は?」


 KP「生きてますよ。遠くに引っ越したってだけです」


 大神大凶「何か……言い方怪しくね?」


 KP「これに突っかかれたらもう何も言えん」


 永畑崇「というかそれ以上に、事務所ってのがものすんごく怪しいんだけど」


 金光栄「神話生物退治専門の団体とか」


 永畑崇「あったよなそんなの」


 金光栄「デルタグリーンとか、非公式なら黒蜥蜴」


 永畑崇「けど事務所か。オリジナルだな、多分」


 大神大凶「どうする? 関わらないほうが良いやつっぽいけど」


 金光栄「どっかで関わるしかないときが来るだろ。存在だけほのめかして、なんてやらないはず。続編でも出さない限り」


 永畑崇「じゃあ一旦、これは終わりか」


 KP「そうですね。じゃあ帰りますか?」


 大神大凶「あ、最後に庸一のおっさんに聞いておきたいことがある」


 KP「はい、どうぞ」


 大神大凶「ケマセってどんな神様?」


 天野庸一「ケマセ様なぁ、俺もよくは知らん。ただ……確か、明治の後期辺りだったかな? 山から、色んな()()が降りて来たんだと。だからケマセ様を祀った、らしい。詳しいことは知らん。親父から聞いたことをそのまま話してるだけだからな」


 KP「では、村長宅からお邪魔しようと玄関を出ると、扉の前に金髪の女性がいました」


 永畑崇「APPは」


 KP「18」


 金光栄「KP〈こぶし〉」


 永畑崇「KP、〈キック〉、あと〈跳躍〉成功したらダメージ増やしてくんね。倍とは言わず1d3くらいで」


 KP「ちょっと待ってどうしたんですか急に!!」


 PL3 〈こぶし〉1d100<=99 → 48 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 21 成功


 KP「勝手に振るんじゃねぇ!! 隕石落とすぞ!!」


 永畑崇「いや、これは悪くない」


 金光栄「探索者として至って平常な行動だから責めないでやってくれ」


 KP「だから何なんだよ急に! APP18で何で!?」


 永畑崇「APP18は基本ニャルだ」


 金光栄「ニャルじゃなくても神話生物の可能性大! 余計なことをする前に完膚なきまでにブチ殺すッ!! 不意打ちで〈回避〉不能の三人の総攻撃じゃァッ!!」


 KP「ああそういうこと!? 予想出来るかこんなの!!」


 PL1 〈キック〉1d100<=60 → 50 成功

 〈跳躍〉1d100<=70 → 96 ファンブル


 KP「勝手に振るんじゃねぇ!! ファンブルだし!」


 PL2 〈こぶし〉1d100<=60 → 85 失敗


 金光栄「これが……邪神ナイアーラトテップの力……!! 因果律の操作……!!」


 KP「勝手に振るんじゃねぇって言ってんだろ!!」


 大神大凶「クソ、今までの恨み辛みを発散出来る機会だったのに……」


 KP「まずニャルじゃないんすよ彼女……。本当に……。というかニャルの人間形態って褐色の男性じゃなかったっけ」


 金光栄「それもあるってだけ。千の化身は伊達じゃない。というか場合によっちゃ化身自体がニャルの自覚ナシ。たまにニャルの化身同士が知らずに戦うこともあるし」


 KP「はた迷惑な野郎だな」


 永畑崇「何回あの這い寄る混沌に辛酸を舐めさせられたことか……!」


 金光栄「設定的に便利だから黒幕にぴったりなんだよ。基本的に何でも出来るから」


 大神大凶「俺さ、別のセッションでショタとロリのニャルが戦う場面見たことあるんだよな。まあそういう扱い」


 KP「ああ……ニャル子さんが許されてるのってそういう……」


 金光栄「そう、姿が多すぎるから。こういうのもアリだよねの枠に収まってる」


 KP「……それで、どうしましょうか。この事態」


 金光栄「そこはほら、KPの腕の見せどころ」


 KP「……えー、じゃあ、ファンブルになった永畑崇と、大神大凶。貴方達が攻撃を加えようとしたその瞬間、金髪の女性の、美しい金色の瞳に目を奪われる」


 永畑崇「……美しいっ……!」


 KP「絶世の美女、なんてものじゃない。世界にこれ以上の美しさが存在するだろうか。否っ! ないっ!」


 大神大凶「あるわけねぇよなぁ!!」


 KP「透き通るような白い肌! 輝く金色の挑発! 神秘的な黄金の瞳!! そのどれもが世界三大美術である!!」


 永畑崇「じゃあもう三大美術総取りだぜェ!!」


 KP「今後、彼女と出会ったら何があっても彼女のために行動して下さい。例え人体を溶かす酸の雨が降ろうとも、貴方達は彼女の傘となれッ!! どんな怪物が現れようとも、貴方達は彼女の盾となれッ!! そしてそれを誉と思い、誇りとせよッ!!」


 永畑崇、大神大凶「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」


 金光栄「……うるさっ、こいつら……」


 金髪の女性「えっと……こんにち、は?」


 KP「おらぁ! 挨拶してるぞごらァ!!」


 永畑崇「跪きます」


 大神大凶「もう寝土下座します」


 永畑崇「じゃあ俺も」


 KP「金髪の女性は困惑してますね」


 永畑崇「こんにちはっ!」


 大神大凶「こんにちはァ!! いいお天気様でございますですますねェ!!」


 金髪の女性「あ……えー、はい、こんにちは……(何この人達……こわ……)」


 金光栄「ドン引いてるじゃんこの人」


 金髪の女性「……あ、あのー、怪我、してますけど、大丈夫ですか?」


 KP「金髪の女性は大神大凶に向けてそう言いました」


 大神大凶「ありがたき幸せ!!」


 金髪の女性「一応、〈応急手当〉が出来るので、やりましょうか?」


 大神大凶「ィヤッタァァァ!!」


 金髪の女性(怖いこの人……)


 KP「この人〈医学〉も持ってるんですが、この場合どうなるんですか」


 金光栄「振って良いんじゃね? 成功で回復量2d3で」


 永畑崇「は? ダメに決まってんだろ、こいつだけ、このヤローだけこの女神に回復してもらうなんて」


 金光栄「ちょっと1回黙ってろ」


 KP「じゃあそれで振ります」


 金髪の女性 〈応急手当〉1d100<=70 → 97 ファンブル


 永畑崇「ファァー!! ざまぁみやがれボケェ!!」


 KP「じゃあ大神大凶は女神の手に触れ、あまりの幸福に体が大きく身震いし、〈応急手当〉の手元が狂って1ダメージ」


 大神大凶「アァッ! でも、あッ!! うッ!! 幸せ!!」


 PL3 HP13 → 12


 金髪の女性「ごっ、ごめんなさい! 大丈夫ですか!?」


 大神大凶「いえ……コラテラルコラテラル」


 KP「それコラテラルの意味合ってんのか」


 金光栄「……もうやだこいつら……。友達辞めさせていただきます」


 永畑崇「捨てないでくれよ栄ぇ!」


 大神大凶「俺は別に良いけど。女神さえいればそれで良い……!」


 KP「……えー、女神は本当に申し訳なさそうに頭を下げ、村長宅に入った。貴方達は、彼女の姿を忘れないだろう」


 金光栄「あれが事務所のヤツか……」


 永畑崇「おいこら、()()? ヤツつったか? 今?」


 大神大凶「こいつ反逆か? 女神への反逆か?」


 永畑崇「処す? 処すか。侮辱罪で」


 ――――――


 PL3「殺すつもりでやります」


 KP「マジすか。ここで? じゃあ1d6+3ですかね。振って下さい」


 PL3 1d6+3 → 1、3


 KP「4か。んじゃ戻りましょう」


 ――――――


 大神大凶「よーし〈こぶし〉金光栄に向けて使いまーす」


 PL3 〈こぶし〉1d100<=99 → 17 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 79 失敗


 ダメージ1d3+1d4+1 → 3、4、1


 大神大凶「ほぉっ、最大値ぃ!」


 金光栄「お前何でそんなダメージ高いんだよ! ダメボ一個多くね!?」


 大神大凶「色々あってなぁ!!」


 金光栄「〈回避〉! 〈回避〉ぃ!!」


 PL2 〈回避〉1d100<=50 → 77 失敗


 金光栄「あぁ死ぬ! ショックロールじゃん!!」


 KP「えー、では、金光栄は――」


 金光栄「待った! 謝りたい! 済まなかった! そんなつもりはなかった!」


 KP「〈アイデア〉っすかね。〈説得〉とか振って欲しかったんですけど、ま、良いですよ」


 PL2 〈アイデア〉1d100<=70 → 49 成功


 KP「じゃあ大神大凶に適切な言葉を選ぶことが出来たということで」


 金光栄「侮辱じゃない!」


 大神大凶「……んじゃ何だよ」


 永畑崇「返答によってはキサマの胴体は泣き別れだ」


 金光栄「頭が、どうかしてたんだ。あまりにも、美しすぎて……気が、動転していたんだ」


 永畑崇「KP。〈心理学〉」


 KP「はいはい」


 PL1 〈心理学〉1d100<=55 → (非公開)


 KP「ふっ……」


 金光栄「おい今こいつ笑ったぞ」


 KP「いえ……。じゃあ永畑崇は、これが確実に嘘であることが分かるでしょう。もう、疑いようもなく、嘘です」


 永畑崇「あ、これクリッたな」


 大神大凶「どうだったよ崇」


 永畑崇「嘘だなこれ。嘘の匂いがぷんぷんする」


 大神大凶「はい処刑決定」


 金光栄「イヤァ!! 助けてェ!!」


 KP「……〈幸運〉ですかね」


 PL2 〈幸運〉1d100<=55 → 30 成功


 KP「じゃあ騒ぎを聞き付けたのか、村長の言えから金髪の女性が顔を出します」


 金髪の女性「あの……何かありました?」


 金光栄「助け――」


 永畑崇「何でもありませんよ。ちょっと、じゃれてただけで」


 大神大凶「そうそう、日常茶飯事ですよこの辺りじゃ」


 金髪の女性「けどその人――」


 永畑崇「いえいえ本当に大丈夫ですから」


 大神大凶「てめぇ何女神の言葉遮っとるんじゃァ!?」


 永畑崇「はっ、これは……大凶、介錯を頼む」


 大神大凶「その心意気やよし。潔く死ねい!!」


 金髪の女性「辞めてくださいね……?」


 大神大凶「恩赦が出たぞ! 喜べ!!」


 永畑崇「あぁっ……! ありがたき幸せ……! もう二度と死にません……! 不老不死になります! なってみせます!」


 KP「……そろそろ進めていいっすか」


 永畑崇「あ、はい、どうぞ」


 KP「じゃあ全員1d3振って」


 PL1 1d3 → 2

 PL2 1d3 → 3

 PL3 1d3 → 2


 KP「順調に育ってますね」


 永畑崇「これがKPとしてなのか、ヒソカみたいなものなのかが分からん」


 KP「私の言葉はずっとKPとしてのものですよ」


 大神大凶「怪しいなぁ、怪しいぞぉ、こいつ」


 KP「えー、では、『帰宅』フェーズです。屋敷に帰り……どうします?」


 大神大凶「今、夕食ってある?」


 KP「まだ金光栄の母親と使用人が作ってる最中ですね」


 大神大凶「手伝いに行くかぁ」


 永畑崇「つまみ食いするつもりだろ」


 大神大凶「……ソンナワケナイダロ……」


 金光栄「……俺も手伝うか……」


 大神大凶「……じゃあ一緒に行くか」


 永畑崇「……何かやっぱり、この二人バチバチじゃね?」


 KP「何があったんやろなぁ……」


 永畑崇「お前は知ってろよ」


 KP「多分これアレだわ。互いに確信してるわ」


 永畑崇「だからどういうことだよ。……いや、待てよ? あぁ、はいはい、分かった分かった。秘匿絡みか」


 KP「ノーコメントで。はい、じゃあ金光栄と大神大凶は、料理の手伝いに向かうでしょう」


 永畑崇「いや、俺も行くわ」


 KP「良いですよ」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 PL3「KP、これ毒草持ってたってことにならない?」


 KP「まあ、屋敷の探索のあとに、持ってたほうが安全だなって思った、で良いですよ」


 PL3「ありがとうKP、愛してる」


 ――――――


 金光栄の母親「いやーありがとうね。炊き込みご飯って時間かかって。竜田揚げか、行者ニンニク刻んで炊き込みご飯に混ぜてくれない?」


 大神大凶「じゃあ俺がニンニク刻むわ」


 金光栄「大丈夫か」


 大神大凶「油で〈大凶〉になると流石に危ない気がする……」


 永畑崇「ああ……確かに」


 金光栄「……ちょっと心配だから、俺もニンニク刻むわ」


 永畑崇「ずいぶん過保護だよな、お前」


 ――――――


 PL3 非公開チャット


 PL3「行者ニンニクってあれだよな」


 KP「はい、コルチカムと似ています」


 PL3「じゃあ栄のご飯にしれっと混ぜます」


 KP「技能は……まあ、振らなくていいですよ。混ぜるだけなので。どれくらい混ぜます?」


 PL3「重症化する程度に」


 KP「じゃあ1d6+3振って下さい」


 PL3 1d6+3 → 3、3


 ――――――


 PL2 非公開チャット


 KP「〈目星〉を振って下さい」


 PL2「何かやったなこれ」


 PL2 〈目星〉1d100<=56 失敗


 PL2「うぉ、やべ」


 KP「あー、じゃあ何も分かりません。戻りましょう」


 PL2「絶対やばい!」


 ――――――


 金光栄の母親「いやーありがとうね! 助かったわぁ。すぐ夕食にしましょう!」


 大神大凶「いやー、良い事したな! 栄!」


 金光栄「……そうだな」


 KP「では、夕食になります。使用人が運んでくれた今日の夕食はシカ肉の竜田揚げと、タケノコの炊き込みご飯と、豆腐です」


 永畑崇「今日もあるのか、豆腐」


 KP「〈目星〉か〈聞き耳〉が使えますよ」


 永畑崇「昨日はなかっただろ?」


 KP「普通に忘れてました」


 PL1 〈目星〉1d100<=60 → 38 成功

 PL2 〈目星〉1d100<=50 → 33 成功

 PL3 〈目星〉1d100<=99 → 20 成功

 〈芸術 : 大凶〉1d100<=30 → 84 失敗


 KP「えー、では、永畑崇と大神大凶は、今日は美味しそうな夕食だなぁと思います。金光栄は、炊き込みご飯の行者ニンニクの中に、何か別のものが混じっているのに気付きます。更に〈知識〉で正体が分かります」


 PL2 〈知識〉1d100<=70 → 40 成功


 KP「では、それが行者ニンニクとよく似たコルチカムだというのが分かります。毒です。食ったらワンチャン死にます」


 金光栄「うぉ毒じゃんこれ」


 KP「貴方の炊き込みご飯にだけあるらしく、口に入れる前で幸運でした」


 金光栄「いや、ちょっと怖いわこれ食べるの」


 永畑崇「ミスって入れた……にしちゃ、栄にだけピンポイントか」


 大神大凶「これ炊飯器の中のは大丈夫なん」


 KP「大丈夫です。栄のやつだけ入っています」


 永畑崇「お前狙われてるじゃん」


 金光栄「えー……恨み買うようなことしてないんだけどな……」


 KP「少しだけ屋敷内は騒動になりましたが、恐らく行者ニンニクと一緒に間違えてつんでしまい、それを間違えて入れてしまったということで話は終わります。幸いにも誰も食べてはいなかったので、それで終わりました」


 永畑崇「炊き込みご飯を手伝ったのは栄と大凶だよな? 自分の飯に毒混ぜるはずねぇし、大凶か」


 大神大凶「いや待てよ、だとすればどうやって取って来たんだよ。コルチカムって何処で取れんだよ」


 永畑崇「KP、〈心理学〉。こいつが嘘ついてないか」


 KP「分かりました」


 PL1 〈心理学〉1d100<=55 → (非公開)


 KP「彼は、何かしら嘘をついている」


 永畑崇「お前やんけ!!」


 大神大凶「違う! 本当に!」


 永畑崇「KP、確か夜にも行動出来るよな」


 KP「やろうと思えば」


 永畑崇「じゃあこいつじゃん!」


 金光栄「……言うか。ぶっちゃけ、俺はこいつが怪しいとも思ってるし、こいつが外に出てコルチカムやらを取りに行けるはずがないとも思ってる」


 永畑崇「わけわかんねぇこと言ってるぞお前」


 金光栄「昨日の夜、扉の鍵閉めたんだよ。だから外に出たなら、帰れないはず」


 永畑崇「鍵閉めたあとに出た可能性は?」


 KP「すぐに帰らないとまたすぐ閉められますね。使用人にとか、金光栄の両親とか」


 永畑崇「……あ? じゃあ何で栄が鍵閉めるんだよ。使用人とかが閉めるんだろ?」


 金光栄「そうじゃん」


 永畑崇「じゃあ外に出たじゃん大凶」


 金光栄「じゃあどうやって中に入ったんだよ」


 永畑崇「……あぁ? 確かに……?」


 大神大凶「だからやってねぇって言ったじゃん!」


 永畑崇「じゃあ誰が外に出たんだよ」


 大神大凶「知らねぇよ」


 永畑崇「というか、何で栄は鍵閉めたんだ?」


 金光栄「……偶然、通りかかったら鍵が開いてた」


 永畑崇「玄関に何の用があったんだよ」


 金光栄「別に良いだろそんなこと。家主だからってのはダメか?」


 永畑崇「……いや、辞めよう。友人同士で言い合ってても解決出来るわけもないし。犯人がいるかも分からん。本当にただの偶然の可能性もあるし、何なら使用人の可能性だってある」


 KP「では、進めましょうか。就寝時にしたいんですが、大丈夫ですよね」


 永畑崇「大丈夫だろ。他二人が何かバトってるが」


 KP「何かしたいなら個別チャットにお願いします。それでは、おやすみなさい」


 PL「「「おやすみなさい」」」

最後まで読んで頂き、有り難う御座います。


どうにもPL1はひらめきが鋭いし、PL2は単純に頭が良いし、PL3は勘が良いし。


何だこいつら。こうやってまとめてみると何だこいつら。こわぁ。

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