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第44話 さらばドワーフ領


 そういえば、あれだけの邪族やコボルト、エグゼバグを倒した俺だけど、位階やステータスは上がっていなかった。

 他の3人は結構上がっていた。 


====================

名前  サーシャ・クラニット

種族  人族

役割  なし

職種  シスター

位階  36  →39

筋力  802 →815

体力  532 →567

精神  380 →425

知力  262 →302

魔力  423 →462

器用  342 →385

幸運   79  →82


特技  神聖魔術7 棍術5 鑑定4 風魔法2 

    水魔法2 言語3 カリスマ4 体術4

特殊スキル 怪力


称号 ドS 脳筋 あんまり大きくない 

   ゴブリンキラー 美人 神を養う者 

   カチ割りマシーン


元クラニット王国継承権第8位の娘

父親はベオル・クラニット7世

母親はクラニット王国の避暑地にある別荘でたまたま働いていたナターシャ

お手付きになったナターシャは、第一王妃にお腹の子ともども暗殺されそうになる。そのため何とか逃げ延びロムルスの知り合いの家で出産。しかし、追手が来たためサーシャを孤児院において姿をくらませた。

その後サーシャは12歳の時聖女に任命される。

17歳まで各地を転々と周り、聖女としての役割を果たしていたが、教会のいざこざに巻き込まれ、神の審判を受ける。神により助け出され、聖女の任を解かれた。

現在は、アルカディアの主神である神崎徹と旅に出ている。

====================


 何というか、相変わらずあなたはシスターですか?と疑問を投げかけるステータスをしている。

 実はミッドガルに着く前に、神聖魔法が6に上がっていたのだが、ここにきてまた上がった。

 

 何でも俺の神級魔法『浄化』を受けた時に特技レベルが上がったらしい。

 どうしてそんなことが起きたのかは分からないとの事。

 まあでも、サーシャの神聖魔法『神の加護』は、俺の生命線だから少しでも上がってもらいたいものである。



====================

名前  ネオン・ニャキータ

種族  獣族

役割  なし

職種  斥候

位階  42  →46

筋力  872 →882

体力  378 →401

精神  432 →446

知力  189 →198

魔力  32  →34

器用  609 →712

幸運  81  →90


特技 気配察知6 弓術6 爪術4 言語3 

   殺気感知3←NEW

特殊スキル 第6感 聴覚強化 身体能力強化 リミッター解除


称号  ペット お子ちゃま 大喰らい 必中


獣人の国シンハ出身者。

現在14歳の猫系獣人である。

1000年ほど前の獣族の英雄ミョン・ニャキータの子孫。

父親が獣族の将軍モル・ニャキータ。

帝国が休戦を持ち掛け、獣族はその話に乗った。

しかし休戦条約の話し合いの席で、帝国がいちゃもんを付け、その席に居た者を人質にとり、獣国の将校達を殺害した。

その時の人質の一人であり、メギトに奴隷として売られた。

何とか隙を見て逃げ出したが、毒にかかり気を失っていたところ、神崎たちに助けられた。

その後は、神崎たちと共に旅をしている。

====================


  

 ネオンも順当に位階が上がっている。

 殺気感知という新しい特技を覚えた。

 邪族やコボルトに囲まれた時、自分を攻撃しそうな、ヘイトが溜まっている敵を探しながら矢を放っていたら覚えたらしい。

 そういえば、第六感と聴覚強化、身体能力強化は大体どういったものかわかるけど、リミッター解除はどういった能力何だろう?

 リミッター解除は、俺の四神装備にもついている能力だから知りたいところである。

 まあ、このへんも要検証か。



====================

名前  ゴドフ・ドヴェルグ

種族  ドワーフ

役割  神の武器職人

職種  鍛冶師

位階  43  →50

筋力  867 →978 (+300)

体力  902 →943

精神  390 →423

知力  447 →472

魔力  309 →327

器用  674 →721 (+300)

幸運  81  →85


特技  鍛冶8(+2) 彫金7(+2) 木工7(+2) 

    細工6(+2) 鎚術6(+2) 盾術5 

    鑑定5


特殊スキル 頑固者

      神の武器職人(効果 パラメータの変化・奉納することにより武具が神専用武具になる。)


称号 おっさん 神を脅す者 ドワーフ族の英雄

   天才 


ドワーフの国であるミッドガル出身者。

その才能は天才的で、神の武器職人になった事により、鬼才ルンド・メサと並ぶほどの職人になった。

ドワーフ族がプライドを取り戻し、ヤル気を出した事により、自身のミッドガルでの役目が終わったことを感じ、神の武器職人として神に同行することにした。

現在、神パーティーの専属鍛冶職人となっている。

====================



 ゴドフの位階の上がり方がヤバい。

 まあベヒモスを打ち倒したから、当たり前と言えば当たり前なのだろうか。


 それにしても、ゴドフが俺たちの旅に同行した事は、ものすごく意味がある。

 あの神専用最強装備を作ったルンド・メサ、それと並ぶ天才が一緒にいるわけだから、神専用装備の量産をしてもらおう。


 え?神専用装備は、一個しか作れないはずだろって?


 『神の武器職人』その役割を任命するにあたり、任命の要件は、筋力・体力・器用のステータスがある一定以上なのと、鍛冶や彫金などの物作りの特技が一定以上のレベルじゃないと、任命の欄に乗らなかった。


 多分だけど、ゲーム時のキャラクターのステータス変動に、加齢による変動もあったのだろう。

 ゲームの時は、同じキャラに再度任命した事はあまりない。


 何故なら、神の武器職人を任命した場合、最高にいい物を作りたいからか、そのキャラの晩年の作品を神に奉納する事が多かった。

 つまり、筋力や体力のステータスが年齢により落ちる事により、再度任命することが出来なかったのである。


 しかし鬼才ルンド・メサは、任命した直後に奉納してきた。

 なので、すぐさま再度任命した。


 おかげで、最強装備を何個も作る事が出来た訳だが……。この現実的な世界になった今、ゴドフにお願いして何個も作ってもらうことは可能であろうか?


 落ち着いたらお願いしよう。

 そうしよう。




 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇





 昨日のあの式典で、サーシャの次にネオン、そして最後に俺が呼ばれた。


 王様から感謝の言葉をいただき、金一封を渡された。


 まあ正確には金一封ではなく鉱石だった。

 ドワーフ族の式典で授与される物は基本鉱石で、式典の後に伝えれば、その鉱石の価値のお金と交換してくれる。


 神崎パーティーは全員お金に換えた。


 ゴドフは、ベヒモス討伐とギムレットを阻止した事による手柄で2000万ギル程貰っていた。

 特にギムレットの件は大きかったらしく、ゴドフが神の武器職人になっていなかったら、ミッドガルは滅んでいたかもしれない。

 王がギムレットを止められていたら何も問題は無かったのだが、王の性格がアレだったため、ギムレットを抑えられなかった。

 ドワーフ族の性格が良くも悪くも真っ直ぐなため、ギムレットの様な輩に対してどう対処していいのかわからなかったらしい。

 それを止めたゴドフの手柄が評価された形だ。

 

 そして、次に評価されたのがサーシャである。

 ひたすら頭をかち割り、邪族やコボルトを屠りまくったことが評価され、さらに穢れや負傷者の救護を行い、ゴドフのベヒモス討伐に寄与したとして約1000万ギル貰っていた。


 まあ、もうわかると思うが、次に評価されたのがネオンである。

 実は相当な数の邪族とコボルトを屠っていたらしく、あの戦いの中で兵器以外の攻撃では、神に次いで討伐していたらしい。

 約300万ギル頂いていた。

 後で100万ギルはふんだくってサーシャに返そう。


 んで、最後に大活躍した神である、わたくし神崎徹でございますが、魔術による城門周辺のバリケード作成が評価され100万ギル頂きました!


 解せ……なくはないけど、なんか、こう……ね?

 いやまあミッドガルの復興で、お金とか必要だろうからいいんだけどね。

 ポジティブに考えれば、その分神専用武器をもらったんだから、一番多くもらってるよね!


 ……。



 まあ冗談はさておき、昨日の式典の後、ランドギス城の客間でまた一泊した俺たちは、ミッドガルを出て人目のつかない所まで歩いている最中だ。


 当初の予定通り、一旦人族領のウラヌス教総本山があるロムルスに行って、ウラヌス教が変な事をしていないか、もとい、ゴージャスが孤児院にちょっかいをかけていないか等を確認しようと思っている。


「さて、ここらで大丈夫かな。ネオン、監視とかされてない?」


「大丈夫にゃ。視線や敵意(にゃど)は感じにゃいにゃ」


 耳をピコピコ動かしながら、辺りを探っていたネオンが答える。


「じゃあ行きますか!」


「はい」


「うむ」


 ちなみにゴドフには、今後の予定などはあまり伝えていない。

 伝えようとしたのだが、「何でもいいわい!」と言われてしまった。

 

 そもそもゴドフが俺たちの旅に同行した理由は、俺たち神パーティーの装備を整える事らしい。


 すでに六色の杖を使っている事からも、”専用”武具でなくても必要としているのがバレたのと、普段使っていた皮鎧がお気に召さなかったらしい。


 「その汚い皮装備はなんじゃ?」とお叱りを受けたのである。

 

 で、本当はすぐに作り始めたかったらしいのだが、ロムルスに着くまで待ってと言ってある。

 そこで時間を作れたら作るからと伝えた。


 まあそんなわけで行きますか!


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