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私たち友達なのかな?  作者: kotodera
2 乙女ゲームって何ですか?
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4 ヒロイン襲来

イザベラとのお茶会の後、二人は苺タルトを食べる気分にもなれずそのまま解散した。


ノアと別れた帰り道、エマは先ほどの話を頭の中でぐるぐると考えていた。


「(イザベラ様、大丈夫かな。アルベール様はイザベラ様の事どう思っているのかな。でもよそ様の、それも高貴なお方たちの恋愛事情に首を突っ込むのはどうなんだろうな)」


とここまで考えて、自分たちがポーカーで何をしでかしたのかを思い出した。


「(ポーカーの時もそうだったけれど、分からないことがあるのなら、まずは調べてみればいいんだわ……!考えるのは後からでもできるもの)」



次の日。


教室に入るなり、エマはノアに駆け寄った。

「おはよう、ノア!今日はいい天気ね。ところでちょっと調べたいことがあるんだけど」


「ああ、昨日の事だろ。やっぱりな。絶対何か言ってくると思ったよ」


「私たちでアルベール様のことを調べるのよ!」

エマが声を潜めてノアに耳打ちした。


「調べてどうしろと?」


「それは……アルベール様はイザベラ様が思ってるようなひどいことはしないと思いますって伝える」


「もし、違ったら?」


「え?」


「だから、仮にアルベール様が、イザベラ様の夢の通りみたいになりそうだったら?」


「ぶっ飛ばす」


「ははっ!不敬な奴だな。それはおひとりでどうぞ。でも……

アルベール様を調べることには僕も賛成だ。レディを悲しませたままにするのは、紳士の風上に置けないからね」



それから二人はアルベール殿下の様子をそれとなく観察した。

三日もしない頃、もう結論が出た。



「アルベール様、絶対イザベラ様の事大好きじゃん」

「だよな、僕もそう思う」


2人が見る限り、アルベールは完全にイザベラに甘え切っていた。


中庭でイザベラとアルベールがランチをしていると


「イザベラ、俺人参嫌いだけど食べた。偉い?」

「そうですね。でもこっちの野菜も食べたらもっと偉いですよ!」


はたまた図書室で二人が勉強しているときも、アルベールが問題を解くと必ず褒めてほしそうにイザベラのことをちらっと見る。

イザベラが

「よく頑張りましたね、アルベール様」

と褒めるとパァッと顔を明るくした。


もう逐一観察しなくとも、アルベールに犬の耳と尻尾が見えてくるようである。


イザベラ様の心配はおそらく幸せすぎなことによるものだろう。


そう二人が結論付けようとしたとき、



事件は起こった。





2人のクラスの担任であるギルベルト先生が教室に入るなり


「今日は君たちに転校生を紹介します。リリアーナさん、どうぞお入りください」と言った。


先生に促され、女子生徒が教室に入ってきた。

「今日からこのクラスで皆さんと一緒に勉強することになりました、リリアーナ・コリンズです!よろしくお願いします!」


リリアーナと名乗った女子生徒は明るい調子で挨拶をした。


彼女の髪の毛はストロベリーブロンド、すなわちピンク色だった。


この転校生を見て、ノアとエマの顔が青ざめたのは言うまでもなかった。


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