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ハム公  作者: おかざ
第二部 誰かの記憶
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第九話 ハム公と少女

動くものがだいぶ減った街の中。

その中をハム公が歩く。

その姿は白と茶色と赤と黒が混じっていた。

道の真ん中に少女が表情なく座っている。

少女と血塗れのハム公の視線が交錯した。

「ひっ、ち、近づかないでっ!」

ハム公は気にすることもなく少女の脇を通り過ぎる。

「、、、?、、、助けてくれたの?、、、だったらお願い!あいつらを、、、っ!」

ハム公が振り向き、ひまわりの種を齧り始める。

「お願い、、、」

ハム公は周囲を見渡す。

動くものは少女以外ない。

ハム公は首を傾げると、近くの街路樹に向かい歩みを進め、そして日陰で眠りにつくのであった。

少女は救助隊が来るまでの間、その姿をただじっと見つめていた。

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