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第九話 ハム公と少女
動くものがだいぶ減った街の中。
その中をハム公が歩く。
その姿は白と茶色と赤と黒が混じっていた。
道の真ん中に少女が表情なく座っている。
少女と血塗れのハム公の視線が交錯した。
「ひっ、ち、近づかないでっ!」
ハム公は気にすることもなく少女の脇を通り過ぎる。
「、、、?、、、助けてくれたの?、、、だったらお願い!あいつらを、、、っ!」
ハム公が振り向き、ひまわりの種を齧り始める。
「お願い、、、」
ハム公は周囲を見渡す。
動くものは少女以外ない。
ハム公は首を傾げると、近くの街路樹に向かい歩みを進め、そして日陰で眠りにつくのであった。
少女は救助隊が来るまでの間、その姿をただじっと見つめていた。




