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第八話 ハム公と敵兵
城壁の街に、再びいく筋かの煙が上がる。
そんな中、ハム公は城壁の隅をせっせと掘り進めていた。周りには無数の穴が空いている。
数日前に埋めたひまわりの種の所在が分からなくなってしまったのかもしれない。
「城壁の下に穴?まさか、包囲網を掻い潜るためのものか!?」
「すぐに止めさせなければ作戦が、、、」
隣国の敵兵がハム公に対し、槍を構える。
ハム公の耳がピクッと動き、急に動きが止まったかと思った刹那、飛び出す。
瞬く間に2人の敵兵は動かなくなった。
「何があった!」
さらに武器を持った敵兵がハム公のもとになだれ込む。
ハム公はひとり、またひとりと蹴散らす。
どれほどの時間が経っただろうか。
残った敵兵がハム公のもとに駆け寄る。
ハム公が飛び出した瞬間、
「ハム公様、、、?」
敵兵は信じられないものを見た、という表情のまま、絶命するのであった。
静かになった城壁の中。再び地面を掘る音だけが響いていた。




