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ハム公  作者: おかざ
第二部 誰かの記憶
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第七話 ハム公と兵士

「この者、、、?いや、このハムです。」

昼寝をしていたハム公の元に兵士がやってくる。一度は目を開けるも、またすぐに寝てしまう。

「貴様!起きろ!、、、そもそも言葉が分かるのか?」

ハム公が目を覚ます。一瞬目線を上げたと思ったら、すぐに後ろ足で首元を掻き始めた。

「こんなやつがあの魔物をだと、、、にわかには信じられんが」

「目撃者が大勢います」

「何にせよ、将軍様に報告する必要がある。こちらに付いてきてもらおう」

ハム公がおもむろにひまわりの種を齧り始める。

「、、、分かった、望みのとおり、ひまわりの種を用意しよう」

ハム公の耳がピクリと動き、兵士に近づく。

それを見た兵士はそのまま城へと歩き出すのであった。


「まずは街を救ってくれたこと、王に代わり、お礼申し上げます。」

将軍様と呼ばれる初老の男が、ハム公に丁寧に話しかける。ひまわりの種を齧るのをやめないハム公。

「ふふ。こんな状況でもハムハムしているとは読めないお方だ。どうぞ、存分にお召し上がりください。」

ハム公を眺める将軍。ハム公が話を聞いてるかなど、まるで気にしない様子で続ける。

「今、我が国は魔物の脅威にさらされているだけでなく、隣国とも緊張状態が続いているのです。そのため、街中に避ける戦力が十分ではなく、、、被害が最小限で済み、本当に助かりました」

将軍の話が終わるのを待ってか待たずか、褒賞のひまわりの種をほお袋に詰め終わったハム公は、その場を後にするのだった。

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