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第十話 ハム公と将軍
将軍は馬に乗って駆けていた。
街はどうなってしまっただろうか。
よもやこんなに早く隣国が攻めてこようとは。
偵察隊として、城外に出ていたのが悔やまれるが、今は嘆いても仕方がない。
城門をくぐり、愕然とする。
動くものが、、、ない。
ふらふらと歩みを進める。
だんだんと足が止まりそうになる。
道の真ん中に少女が座っていることに気づくと、自然に走り出していた。
「無事か!?」と声をかけるも少女の視線がこちらを向くことはない。
少女が見ている方向を見ると、ちょうど目を覚まし、こちらを見つめるハム公の姿があった。
「あの方は、、、」
ハム公はブルブルと身震いを済ませ、城門に向かって歩き出す。
「この娘を守ってくれていたのですね、、、」
そう言って去っていくハム公の背に向かい、将軍は敬礼するのであった。
第二部 おわり




