表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハム公  作者: おかざ
第三部 足跡
15/24

第十五話 ハム公と賢者の願い

勇者たちとハム公がまだ一緒に旅をしていた頃。

ハム公と賢者が一緒に丸くなって寝ている。

ハム公と旅をするようになってから、これが日課となっていた。

「おはよう、ハム公」

賢者の声にハム公は目を開けると、ブルブルと身震いする。

「ふふふ、ハム公はいつも通りね」

ハム公に声をかけながら、賢者は朝食の準備を始める。

勇者はすでに起きて、少し離れた所で日課の素振りをしている。

しばらくして、朝食ができると二人と一匹で焚火を囲んだ。

「はい、ハム公にはこれ」

賢者がお皿いっぱいのひまわりの種を渡す。

ハム公はいそいそと頬張り始めた。

「いっぱいあるからそんなに慌てなくて大丈夫だよ」

賢者はそんなハム公の姿を眺めるのが好きだった。

朝食を食べすすめていると、頬袋をいっぱいにしたハム公がその場を離れる。

賢者がそっと様子を見に行くと、ハム公は木の下に穴を掘っていた。

「ひまわりの種を埋めるの?忘れちゃったらひまわり畑になりそうだね。ふふっ、それも素敵。ちょっと見てみたい」

こんななんでもない日々をハム公にも覚えていて欲しい。

それが賢者のささやかな願いだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ