ティータイム ~白魔道士リゼリア~
確か適性は特に無かった気がする。魔力も体力も並以下。
そもそもが冒険者に向いていないと言えばそれまでだが、他にやりたいことも無く唯単にブラブラと遊んでいる日々を送るのが途轍もなく嫌だった。
畑を耕すか糸車を回すか、この街で冒険者以外の仕事と言えばそれくらいだ。あ、酒場の給仕があったっけ……いや、あれはダメ。酒臭い男共にオベッカしてチップを貰ったり愛想振りまくのだけは嫌。反吐がでる。
登録はあっと言う間、そしてパーティも直ぐに組めた。初めて同士で6人メンバー。たまたま運が良かった。
そして初めての戦闘で3人が死んだ。無謀と無知が生んだ悲劇だった。
何とか生き残った私達3人は入口まで全力で駆け抜けた。それもなり振り構わず。途中で一人が転んでそのままスライムの餌食になったわ。私は何度も心の中で謝りながら走り続けた。
命辛々ギルドに戻り助けを求めたけれど『よくあること』の一言で無かったことになった。私が足を踏み入れたのはそういう世界なんだと恐ろしく感じたわ。ダンジョンよりもね…………。
それからは悲運の連続。ダンジョンに置き去りにされたり仲間に襲われたり身包み剥がされたりと散々な結果。低レベル白魔道士は幾らでも換えが居ると思われているのか扱いが雑なのだ。
もう他人と組むのは止めよう……そう思った。そして出会ったのが彼女達だった…………。
次話より二章後半になります。
更新日時が決まり次第あらすじ欄や活動報告にておしらせ致します。
(*´д`*)




