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名前 リゼリア 名前 フユハ
職業 白魔道士 職業 白魔道士
Lv. 5 Lv. 4
STR 5 STR 3
INT 8 INT 14
VIT 5 VIT 4
AGI 7 AGI 7
LUC 8 LUC 7
スキル 無し スキル 無し
容姿 長身 容姿 華奢
性格 強気 性格 控えめ
装備 樫の杖 装備 木の杖
布の服 布の服
名前 フランシス 名前 マニエル
職業 白魔道士 職業 白魔道士
Lv. 4 Lv. 5
STR 2 STR 3
INT 11 INT 10
VIT 2 VIT 7
AGI 10 AGI 6
LUC 12 LUC 8
スキル 無し スキル 無し
容姿 小柄 容姿 ぽっちゃり
性格 負けん気 性格 苦労人
装備 木の杖 装備 木の杖
布の服 布の服
布の帽子
その日、たまたま立ち寄った武具屋でフランシスは奇妙な物を見付けた。
「何かしら、コレ?」
それは表面が金属で出来ているにも拘わらず、非力な彼女が片手で持てるほど軽く小さく、握って引き金を引くとラッパの様に広がった先から球が飛び出る武器であった。
「ちょっと! オッサンこれ何かしら!?」
武具屋のオヤジにも容赦無く強気なフランシス。武具屋のオヤジがキレて殴れば一発で昇天しそうな彼女にも、オヤジは和やかに笑顔で挨拶をした。
「お嬢ちゃん、これは【マスケット銃】だよ。こないだ仕入れたブツで、値段は……えーっと、2500Gだな!」
「に、にせっ……んんん!?!?!?」
思わず目玉が飛び出しそうになったフランシス。地下一階でチマチマと泥を啜る彼女等にとって、三桁の装備すら真面に手が出ないと言うにも拘わらず、まさかの四桁である。
「地下5階のドロップアイテムだ。当然値段もそれなりさ!」
「ち、因みに……コレは武器なの?」
初めて見るマスケット銃を見てマニエルはそれが何なのかすら見当も着かず、銃口を覗き指を入れ引き金をガチャガチャと引いた。
「球や金属片を飛ばす武器だ。当たり所が良ければ大抵の魔物はイチコロだな!!」
「い、いちころぉぉ!?!?!?」
またもや目玉が飛び出そうになるフランシス。今まで戦力として機能していない彼女にとって、自力で魔物を倒せる武器は喉から手が出るほどに渇望せざるを得ない優れ物であったのだ……。
「ゴ、ゴブリンは……?」
「当然死ぬ」
「ス、スライムは……?」
「弾けて死ぬ」
「コボルトは……?」
「一発KO」
「マジで……!?」
「地下三階まではイチコロだな!」
「欲しいぃぃぃぃ!!!!」
フランシスは財布を開けた!!
「ムキィィィィ!!!! 23Gしか無いってどういう事ーーーーー!!!!」
泣く泣くマスケット銃を諦めるフランシス。しかし後ろ髪が引かれまくり、武具屋から中々出ることが出来ない。
「オッサン! 分割は!?」
「お嬢ちゃんが死んだら誰が払うんだい?」
「ぐっ……! ならせめて私がお金貯めるまで待ってて!!」
「えーっ……それから一月だけなら、ね?」
「やったぁ! オヤジ愛してるわ!!」
ブチュチュとオヤジの頬にキスをくれてやり、フランシスは軽快なスキップで武具屋を後にした。口は悪いし態度も悪いフランシスが何故人間界で無事で居られるのか、それはこう言った愛嬌の良さに現れていた……。
「ゴブリンが一匹~♪ ゴブリンが二匹~♪ ゴブリンが~~…………」
しかしその楽しい歌は彼女等の悲惨な現実を露わにしていた。
「あれ……? 2500Gってゴブリン何匹かしら?」
ドロップアイテム含め、約250匹である。それを四人で分配するのだから、その数4倍の1000匹!! 全くもって途方も無い数字である!
「…………」
フランシスの脳裏に地下二階の文字がチラついた……。




