第七話 少しだけ騒がしい夜
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
宿へ戻る頃には、すっかり夜も更けていた。
食堂にはまだ何人か客が残っている。
酒を飲む者。
談笑する者。
静かに食事をする者。
旅人の夜らしい光景だった。
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「ただいま戻りましたー」
マッキーが勝手に言う。
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「お前の家じゃないぞ」
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「細かいことは気にするな」
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「気にしろ」
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宿の女将が笑っていた。
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「見つかったのかい?」
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マッキーが財布を掲げる。
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「確保しました」
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「犯人は?」
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「内緒」
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「なんでだ」
雪猫が聞く。
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「言わなくていいだろ」
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マッキーは椅子へ腰掛けた。
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「ガキにはガキの事情がある」
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「盗みは肯定しない」
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「してねぇよ」
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マッキーは肩を竦める。
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「でもよ」
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少し真面目な顔になる。
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「全部正論で片付けたら、救われない奴もいる」
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雪猫は黙る。
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「だから見逃せって話じゃないぞ?」
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「分かっている」
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「ならいい」
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財布は持ち主へ返された。
老人は何度も礼を言った。
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「本当に助かったよ」
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「旅人さん達のおかげだ」
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雪猫は少し居心地が悪そうだった。
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マッキーは面白そうに見ている。
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老人が去った後。
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「何だその顔」
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「どの顔だ」
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「礼言われると困る顔」
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「そんな顔はしていない」
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「してた」
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「していない」
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「してた」
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「していない」
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「してた」
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「……」
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雪猫は立ち上がった。
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「どこ行くんだ」
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「外」
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「逃げたな」
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「違う」
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「逃げたな」
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「違う」
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マッキーは笑い始めた。
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宿の外。
夜風が心地良い。
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雪猫は建物の壁に寄り掛かる。
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空を見上げた。
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月が出ていた。
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綺麗だった。
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「やっぱり逃げたな」
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後ろから声。
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雪猫は振り返らない。
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「来ると思った」
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「それは嬉しいねぇ」
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マッキーが隣に座る。
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少し沈黙。
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珍しく。
マッキーから話し始めた。
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「なぁ」
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「なんだ」
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「お前ってさ」
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「うん」
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「昔から一人だったのか?」
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雪猫は黙った。
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風だけが吹く。
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マッキーも急かさない。
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やがて。
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「覚えていない」
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短い答え。
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だが。
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嘘ではなかった。
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「覚えてない?」
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「長く生き過ぎるとな」
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雪猫は月を見上げたまま言う。
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「どうでもいい記憶から消えていく」
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「へぇ」
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「顔も」
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「名前も」
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「声も」
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少しだけ。
声が静かになる。
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「忘れる」
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マッキーは黙った。
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冗談ではないと分かったから。
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しばらくして。
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「それは嫌だな」
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ぽつりと言う。
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雪猫は小さく笑った。
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本当に少しだけ。
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「そうか」
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「そうだよ」
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マッキーは即答した。
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「俺は嫌だ」
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「世話になった奴の顔忘れるとか」
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「仲良くなった奴の名前忘れるとか」
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「絶対嫌だ」
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真っ直ぐな言葉だった。
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雪猫は少し驚く。
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この男は時々こういう顔をする。
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ふざけているようで。
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妙に本気だ。
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「だから俺は覚えてる」
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「何を」
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「今日のこと」
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マッキーは笑う。
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「串焼き二本で子供泣かせた変な猫がいた」
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「語弊がある」
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「あるか?」
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「大いにある」
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「おっ」
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マッキーが嬉しそうな顔をする。
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「今ちょっと面白い返ししたぞ」
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「してない」
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「した」
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「してない」
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「した」
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「……」
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雪猫は少しだけ考えた。
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そして。
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「うるさい」
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そう言った。
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マッキーは大笑いした。
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夜空に笑い声が響く。
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雪猫はため息を吐く。
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だが。
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少しだけ。
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本当に少しだけ。
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悪くないと思った。
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その時だった。
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遠くの森から。
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鈴のような音が聞こえた。
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ちりん。
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小さく。
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だが確かに。
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雪猫の表情が変わる。
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「どうした?」
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マッキーが聞く。
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雪猫は森を見る。
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月明かりの向こう。
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暗い森の奥。
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「……歪みだ」
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先ほどまでの穏やかな空気が消える。
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「強いのか?」
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「かなりな」
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雪猫が立ち上がる。
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マッキーも笑みを消した。
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「なら行くか」
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「好きにしろ」
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「相変わらず素直じゃねぇな」
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二人は夜の森へ向かう。
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まだ知らない。
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その先で出会う存在が。
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二人の旅を大きく変えることを。
――続く




