第四十一話 休憩小屋
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
夕方。
---
三人と荷馬車は、街道脇の古い休憩小屋へ辿り着いていた。
---
木造の小屋だった。
---
少し古いが、雨風は十分防げそうだ。
---
「助かったぁ……」
ガレスが大きく息を吐く。
---
「今日はここで修理だな」
---
砕けた車輪は既に外されていた。
---
少年はその横で工具を運んでいる。
---
「親方ー! 釘これでいい!?」
---
「違うそれ短ぇ!」
---
「えぇー!?」
---
マッキーが笑う。
---
「元気だなぁあいつ」
---
「若いからな」
---
「おっさんみたいなこと言うなよ」
---
雪猫は小屋の周囲を見回していた。
---
森。
街道。
風向き。
---
いつもの癖らしい。
---
マリーが隣へ来る。
---
「何か気になりますか?」
---
「……少し静かだ」
---
「静か?」
---
マリーも耳を澄ませる。
---
風の音。
木々の揺れる音。
---
それ以外は特に何もない。
---
「普通じゃないですか?」
---
「普通過ぎる」
---
「怖い言い方しないでください……」
---
マッキーが後ろから近付いてきた。
---
「また雪猫センサーか?」
---
「嫌な予感はする」
---
「当たるんだよなぁそれ……」
---
マッキーが嫌そうな顔をする。
---
すると。
---
小屋の中からガレスの声が響いた。
---
「おーい!」
---
「手伝える奴いるかー!」
---
「はいはい」
---
マッキーが肩を回しながら入っていく。
---
「俺行ってくるわ」
---
「お願いします」
---
小屋の中では、車輪修理の準備が進んでいた。
---
木材。
工具。
縄。
---
ガレスが汗を拭きながら言う。
---
「悪ぃな」
---
「護衛だけじゃなく修理まで手伝わせちまって」
---
「別にいいって」
---
マッキーは壊れた車輪を持ち上げる。
---
ガレスが一瞬止まった。
---
「……お前も大概馬鹿力だな?」
---
「ん?」
---
「その車輪結構重いぞ」
---
「そうか?」
---
普通に持っている。
---
ガレスがじっと見る。
---
その視線に気付き。
---
マッキーが少し嫌な顔をした。
---
「あー……」
---
「まぁ、種族柄?」
---
「種族?」
---
「ゴリラ族」
---
沈黙。
---
ガレスがゆっくり瞬きをした。
---
「……ゴリラ?」
---
「言いたいことは分かる」
---
「いや分かんねぇよ!?」
---
小屋の外。
---
その声を聞いたマリーが吹き出した。
---
雪猫は少しだけ目を細める。
---
「また説明しているな」
---
「慣れてる感じありましたね……」
---
「昔からああだ」
---
マリーが少し笑う。
---
その時だった。
---
ぴたり。
---
風が止む。
---
雪猫の表情が変わった。
---
「……来る」
---
「え?」
---
次の瞬間。
---
森の奥から。
---
低い唸り声が響いた。




