第三十六話 朝の騒動
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
鳥の声が聞こえる。
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朝だった。
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森の中へ柔らかな光が差し込む。
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焚き火はもう小さくなっていた。
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マッキーが目を擦りながら身体を起こす。
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「んぁ……朝か……」
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寝癖が酷い。
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そのまま欠伸をしながら周囲を見る。
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マリーはまだ毛布に包まっていた。
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雪猫の姿は無い。
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「……あいつまた朝からフラフラしてんのか?」
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マッキーが立ち上がる。
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その時。
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がさっ。
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近くの茂みが揺れた。
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「ん?」
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次の瞬間。
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何かが飛び出してきた。
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「うおっ!?」
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マッキーが反射的に避ける。
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飛び出してきたのは、小さな獣だった。
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白い毛並み。
長い耳。
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そして。
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雪猫に首根っこを掴まれていた。
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「捕まえた」
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「何してんだお前!?」
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雪猫は普通に戻ってくる。
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暴れる獣。
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「朝飯」
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「可哀想だからやめろ!?」
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マリーが目を覚ました。
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「……んぅ」
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ぼんやりしたまま顔を上げる。
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そして。
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雪猫と目が合った。
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獣もいる。
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「……え?」
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数秒後。
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「えぇっ!?」
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完全に起きた。
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マッキーが頭を抱える。
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「朝から騒がしいなほんと……」
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雪猫は平然としている。
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「食うか?」
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「食いません!!」
マリーが即答した。
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「可愛いじゃないですか!」
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獣は「きゅう……」と鳴いた。
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完全に怯えている。
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マリーが雪猫へ詰め寄る。
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「離してください!」
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「逃げるぞ」
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「逃がしてください!」
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「同じ意味では?」
マッキーが言う。
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マリーは慌てて獣を抱き上げた。
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小さな白い獣はぷるぷる震えている。
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「大丈夫ですよー……怖くないですからね……」
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雪猫が少し不満そうに見る。
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「……飯が」
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「なりません!」
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「そこまで言うほどか?」
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「言います!」
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マッキーが笑いを堪えながら肩を震わせる。
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「お前、完全に悪役みたいになってるぞ」
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「解せん」
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マリーは獣を撫でながら雪猫を見る。
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「そもそも何で捕まえたんですか……」
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「近くにいた」
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「猫みたいな理由で動くなよ」
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雪猫は少し考える。
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そして。
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「狩れそうだった」
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「本能強ぇなぁ!?」
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マリーは困ったようにため息を吐いた。
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そのまま獣を地面へ下ろす。
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白い獣は一瞬だけ三人を見て。
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ぴょんっと森へ駆けていった。
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少し静かになる。
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その後。
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ぐぅぅぅ。
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沈黙。
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マッキーが雪猫を見る。
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雪猫も無言。
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マリーがじとっとした目を向ける。
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「……ほら見てください」
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「朝ご飯逃げちゃったじゃないですか」
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「お前が逃がしたんだろ!?」
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雪猫は小さく息を吐いた。
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「仕方ない」
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そして。
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ちらりとマッキーを見る。
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「ゴリラってうまいのか?」
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「何でだよ!!」




