第二十四話 鐘の核
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
影の群れを抜ける。
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マッキーが切り開いた一瞬の隙間を使い、雪猫は鐘守へ肉薄した。
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「行かせるかぁ!」
マッキーの叫びが背後から響く。
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影が再び伸びる。
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だが。
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その前にマリーが魔力を放つ。
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「……止まってください!」
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淡い光が広がる。
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影の動きが一瞬だけ鈍る。
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「ナイス!」
マッキーが叫ぶ。
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「今です!」
マリーが続ける。
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雪猫はすでに鐘守の足元にいた。
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巨大な鎧。
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圧倒的な質量。
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その中心へ、視線を向ける。
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「ここか」
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鐘守の胸部。
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鎧の継ぎ目。
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そこだけ、わずかに“音が違う”。
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ごぉん……
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鐘が鳴るたびに。
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そこから波のように力が広がっている。
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雪猫は小さく息を吐いた。
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そして跳ぶ。
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鐘守の腕を駆け上がる。
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鎧が軋む音。
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振り払うように斧が動く。
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「来るぞ!」
マッキーが叫ぶ。
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だが雪猫は止まらない。
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斧の軌道を読んでいる。
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ぎりぎりで躱す。
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空中で体をひねる。
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そして。
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鐘の真上へ。
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「そこです!」
マリーが叫ぶ。
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雪猫は爪を振り下ろした。
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ぎぃぃん!!
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衝撃。
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しかし鐘は割れない。
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代わりに。
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鐘の表面に走る“紋様”が浮かび上がる。
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「……なるほど」
雪猫が呟く。
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「ただの鐘じゃないな」
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鐘守が咆哮する。
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ごぉぉぉん!!
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音が空間を揺らす。
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影達が一斉に強くなる。
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マッキーが叫ぶ。
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「また増えたぞこれ!」
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「いや違う」
マリーが気付く。
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「増えてるんじゃなくて……」
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「呼ばれてるんです!」
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雪猫が鐘を見る。
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鐘が“呼んでいる”。
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地下街そのものに。
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ルナの声が響く。
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「それ……ダメなやつ……!」
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小さな声。
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震えていた。
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雪猫は一瞬だけ振り返る。
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ルナを見る。
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そして。
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静かに言った。
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「なら止める」
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再び鐘へ向かう。
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今度は迷いがない。
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マッキーが舌打ちする。
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「やっぱそうなるよなぁ!!」
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影が迫る。
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鐘守が振りかぶる。
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すべてが一斉に動く。
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その中心で。
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雪猫だけが、まっすぐ鐘へ手を伸ばした。




