第二十三話 影の街
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
無数の人影が立っていた。
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通りの奥。
建物の屋根。
時計塔の下。
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街中に。
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静かに。
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ただこちらを見ている。
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「……いや無理無理無理」
マッキーが後退る。
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「数多くねぇ!?」
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マリーも完全に警戒していた。
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「囲まれてます……」
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ルナは不安そうに影達を見る。
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「起きちゃったんだ……」
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「起きたって何だよ!?」
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影達は動かない。
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だが。
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じわり。
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じわりと距離を詰めてくる。
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顔は見えない。
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輪郭だけがぼやけている。
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幽霊のようだった。
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マッキーが雪猫を見る。
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「おいどうすんだ!?」
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雪猫は周囲を見回す。
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鐘守。
影達。
狭い通路。
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そして。
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少しだけ笑った。
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「面白くなってきた」
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「この状況でその感想出るのお前だけだよ!!」
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鐘守が再び動く。
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巨大な斧が振り上がる。
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同時に。
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影達も一斉に動いた。
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「うわ来たぁぁぁ!!」
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マッキーが剣を抜く。
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マリーも魔力を練った。
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淡い銀光が指先へ集まる。
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「近付かせません!」
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放たれる光。
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影へ直撃する。
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だが。
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影は揺れただけだった。
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「効いてない!?」
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「実体が薄いな」
雪猫が言う。
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「分析してる場合か!」
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影が飛び掛かる。
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マッキーが剣で払った。
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斬れる。
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だが感触が軽い。
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「うおっ!?
「何だこれ!」
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「核が別にあるのかもしれません……!」
マリーが叫ぶ。
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鐘守の斧が迫る。
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雪猫は後ろへ跳んだ。
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轟音。
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地面が砕け散る。
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その瞬間。
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ルナがはっと顔を上げた。
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「鐘!」
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「何だ!?」
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「鐘を止めないと!」
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雪猫が鐘守を見る。
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背中の巨大な鐘。
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ごぉん。
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また鳴った。
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すると。
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影達の動きが速くなる。
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マリーが気付く。
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「強化されてる……!?」
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「鐘が合図になってるのか」
雪猫が呟く。
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「なら話は簡単だ」
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マッキーが嫌な顔をした。
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「その顔やめろ」
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雪猫は鐘守を見る。
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そして。
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静かに言った。
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「鐘を壊す」
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「絶対そう言うと思ったぁ!!」
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鐘守が突進してくる。
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地面が揺れる。
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影達も同時に迫る。
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完全包囲。
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普通なら逃げ場はない。
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だが。
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雪猫はむしろ前へ出た。
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マリーが慌てる。
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「ゆ、雪猫さん!?」
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「マッキー」
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「おう!?」
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「道を開け」
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「雑ぅ!!」
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「出来るだろ」
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「出来るけど!!」
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マッキーが剣を握る。
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口では文句を言う。
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だが。
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もう動いていた。
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「後で奢れよぉぉぉ!!」
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突っ込む。
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影を斬り払う。
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その横を。
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雪猫が駆け抜けた。
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真っ直ぐ。
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鐘守へ向かって。




