第二十二話 地下街の灯
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
ごぉぉぉん――――。
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鐘の音が地下街へ響き渡る。
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その瞬間だった。
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街の灯りが一斉に揺らぐ。
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明滅。
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赤く。
青く。
不気味に。
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マリーが思わず辺りを見回した。
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「な、何ですかこれ……!?」
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ルナの顔色が悪い。
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「鐘守が怒ると、街が起きるの」
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「街が起きる?」
マッキーが聞き返した瞬間。
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ぎぃ……
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近くの建物の扉が開いた。
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三人がそちらを見る。
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誰もいない。
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だが。
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暗い店の奥。
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“人影”が立っていた。
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「っ……!」
マリーが息を呑む。
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別の通り。
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また扉が開く。
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さらに別の建物。
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窓の奥。
路地裏。
時計塔の下。
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気配。
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気配。
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気配。
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今まで無人だった街に。
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何かが現れ始めていた。
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マッキーが青ざめる。
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「増えてる増えてる増えてる!!」
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「落ち着け」
雪猫は鐘守から目を離さない。
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「落ち着いてられる状況か!?」
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鐘守が再び斧を振り上げる。
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巨大な影。
圧倒的な威圧感。
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だが。
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雪猫は一歩も引かなかった。
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むしろ。
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少し楽しそうですらある。
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マリーが思わず叫ぶ。
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「雪猫さん!」
「危ないです!」
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「問題ない」
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「その台詞もう聞き飽きました!」
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マッキーが全力で頷く。
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「分かる!!」
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斧が振り下ろされる。
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轟音。
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どがぁぁぁん!!
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石畳が吹き飛ぶ。
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砂煙。
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だが。
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その中から。
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雪猫が飛び出した。
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速い。
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鐘守の腕を駆け上がる。
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「うおっ!?」
マッキーが目を見開く。
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「壁走りしてる!?」
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雪猫はそのまま鐘守の肩へ飛ぶ。
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そして。
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背中の鐘へ爪を振り下ろした。
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ぎぃぃん!!
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金属音が響く。
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鐘が大きく揺れた。
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ごぉぉぉん!!
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鐘守が大きくよろめく。
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ルナが驚いた顔をする。
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「鐘を……!」
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マリーも息を呑む。
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「狙いが鐘なんですか……!?」
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「本体かもしれん」
雪猫が言う。
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「かもしれんで戦ってんの!?」
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マッキーの悲鳴が響く。
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その時だった。
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地下街の奥。
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ぼんやりと並ぶ影達が。
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一斉にこちらを向いた。
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ぞわり。
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空気が変わる。
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マリーが青ざめた。
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「ゆ、雪猫さん……」
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「今度は何だ」
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「増えてます……!」
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見る。
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通りの奥。
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そこには。
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無数の人影が立っていた。
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静かに。
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こちらを見つめながら。




