第十九話 地下街の案内人
この作品はとある配信者さん達をモデルにした二次創作です。
実際の人物には関係の無い話なのでもしモデルの配信者を見つけてもその方の配信などで話題に出すのはお控えください。
自分で読む用ですので読みずらかったらすいません。
少女は静かに三人を見つめていた。
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赤い瞳。
白い髪。
感情の薄い顔。
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なのに。
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どこか不思議と怖くなかった。
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「……お前」
マッキーが恐る恐る口を開く。
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「人間?」
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「失礼だね」
少女が言う。
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「ちゃんと生きてるよ」
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「そこ聞いた訳じゃねぇんだけど!?」
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雪猫は少女を見る。
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「ここの住人か」
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「うん」
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「一人で?」
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少女は少し考えた。
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「……たぶん」
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「たぶん?」
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「昔はいっぱい居たから」
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空気が少し静かになる。
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マリーがそっと聞いた。
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「あなたのお名前は?」
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少女は二人を見て。
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最後に雪猫を見る。
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それから小さく答えた。
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「ルナ」
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「ルナか」
雪猫が頷く。
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ルナはじっと雪猫を見ていた。
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「……変な人」
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「よく言われる」
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「言われてんのかよ」
マッキーが突っ込む。
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ルナは少しだけ首を傾げた。
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「怖くないの?」
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「何がだ」
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「ここ」
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雪猫は辺りを見る。
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静かな地下街。
誰もいない広場。
動き続ける時計。
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そして。
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「面白い場所だ」
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マッキーが頭を抱えた。
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「この猫、感覚がおかしい」
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「今さらですね」
マリーが小さく笑う。
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「マリーが慣れ始めてる!?」
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ルナは少し驚いたようだった。
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「変なの」
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「お前にだけは言われたくねぇ」
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「私は普通だよ?」
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「こんな地下街に住んでる時点で普通じゃねぇ!」
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ルナはくすっと笑った。
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初めて見せる笑顔だった。
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その瞬間。
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地下街の空気が少しだけ柔らかくなる。
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マリーも少し安心したように息を吐く。
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「……良かった」
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「何がだ?」
雪猫が聞く。
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「怖い子じゃなさそうで」
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ルナはぱちぱちと瞬きをした。
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それから。
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少しだけ嬉しそうに笑う。
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「お姉ちゃん、優しいね」
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マリーが固まった。
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「お、お姉ちゃん……」
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顔が少し赤くなる。
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マッキーが笑った。
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「似合ってるじゃん」
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「か、からかわないでください……」
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「いやでもなんか分かる」
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「面倒見良さそうだし」
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「そ、そんなこと……」
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マリーが困ったように視線を逸らす。
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その横で。
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雪猫が少しだけ笑っていた。
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マッキーが即座に気付く。
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「おい」
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「何だ」
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「今笑っただろ」
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「気のせいだ」
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「最近それ雑になってきてねぇ!?」
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ルナが三人を見る。
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静かに。
どこか不思議そうに。
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「仲良いんだね」
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マッキーが即答する。
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「違う」
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雪猫も即答する。
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「違う」
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「何でお前まで否定すんだよ!」
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マリーが小さく吹き出した。
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ルナは少し目を丸くした後。
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楽しそうに笑った。
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その笑い声が。
誰もいない地下街へ静かに響いていた。




